小学5年生の長女と考えるお金のこと②

前回、長女に今年の下半期分のお小遣いと言うことで1万円を一括で渡すことを宣言しましたが、実は長女にまだ大金を渡すアイデアについては伝えておらず、とりあえず現時点での所持金残高を打ち明けてもらってからということで、保留にしています。

昨夜、長女の方から所持金が全部入ったコインケースを見せられ、その額は…

小学生のお金の使い方は親をマネする説!?

今年の頭に定額制お小遣いの導入をして欲しいということを長女から提案されました。長女は几帳面で真面目なところがあり、計画力やリサーチ力もある方です。

誰に似たのかはナゾですが、宿題は親の声がかかる前に全て終えてしまうし、塾の予習復習も自らとりかかる模範生です。

ちなみに、下の2人は長女程の前向きさはありません。次女は学習障害があり、夫が毎日必死で次女の勉強指導を担当してくれています。その横で長男はタブレット学習をその日の分だけきっちりこなしているようですが、宿題は大体忘れがちです。

学習姿勢がバラバラで長女は表向きには有望株ですが、3人姉弟の中でも初孫で利発的な性格を絶賛してきた夫側の祖父母に溺愛されて育った部分が大きいのか、私たちの目の届かないところで、相当お金使いの荒い過去があったようです。

祖父母との交流が途絶える件があったので、この一年はお金も計画的に使っているように見えましたが、申告額はとんでもない少なさでした。

1月から6月まで定額分として500円のお小遣いがあり、先月までで3000円を受け取っているほか、春休みやGWと先日の家族旅行前に家事手伝いとしてアルバイト代を4500円ほど払っていたので、それら全てを合わせたら7500円ものお小遣いを受け取ったことになりますが、彼女から告げられたその額は…

286円でした。。。(T△T)

何かというとスーパーへ行ってみたり、100均へ行ってみたりしている様子は気づいていましたし、それでもお金を保管しているコインケースには500円玉が何枚もあった時があるので、しっかり管理しているとばかり。

歩いて数分のところにスーパーがあり、100円で買える自動販売機があったりするので、安いモノさえ買っていたら大丈夫だと思ったようです。

その思考は夫がよくやるパターンの買い方。夫の場合は、買い物する回数が週に1度と決まっており、食材と日用品の補充がメインです。夫が子ども達を連れてドンキに激安お菓子パトロールを週末にしているので、その買い方を参考にしたのか。。。

それでも、夫が買うのは3人分でも1000円を超えない単価のものですから、相当計算しつくされた買い物になっていたハズです。一方、私は仕事からの帰宅途中に長女を塾まで迎えに行ったその足で、帰宅後に食べる夕飯用のお総菜類に値引きシールが貼られていると躊躇せずにカゴへ入れていました。

現金購入が基本なので買ったとしても2千円するかしないかでしたが、毎週金曜日の塾帰りは、特に財布の紐がユルユルで長女の望むものを少なからず買ってあげていました。

親のマネーリテラシーを高める必要性があった

小学生のうちに正しい金銭感覚を身につけておくのは、いずれ社会に出た時に絶対役に立ちます。だからこそ、どこのご家庭でもしっかりと子供たちにマネーリテラシーを高める教育を受けさせたいと思うわけです。

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親がね、ちゃんとした金銭感覚を持っているという自信があれば良いのでしょうが、若かりし頃に自分自身がそうでなかったために、小さい頃にどうすればいいかと言うことはイマイチ伝えられずにいるのが悩みだったわけです。

それでも、運良く大きな借金や破産をすることなく中高年になれたわけですから、仕事以外に法律事務所の扉を叩くような金銭感覚にはならずに済んでいるわけで。

小さい頃にはコンプレックスだったお金との付き合い方も、いまでは亡くなったあとのことまで考えられる程に知識だけは身につけられたので、そこまでの道のりを長女に話して聞かせる必要がありそうです。

相続トラブルを目の当たりにする度に思うのが、親として先立つ前にしっかりとマネーリテラシーをその時代に合った知識でアップデートしないと、どれだけ残された家族が苦労することになるか…

親だからしっかりとしたマネーリテラシーを持っていると期待していると、本当に痛い目に遭いますから。他人事のようでいて、自分も親となった今リテラシーの中身を更新する必要があります。

マネーリテラシーを高めるのは「心」がヒントです

お金を沢山稼いだとしても、気を許せばすぐにお金は消え去っていきます。現代は巧みなマーケティングで購買意欲をかきたてる情報があふれており、人間関係がある限り必ずお金が介在することが出て来ます。

以前、記事にもしましたが身内に不幸があっても少なからず出費があります。それは咎められるような使い道ではありませんが、日本のように礼節文化が至るところにあると、拒みたくとも拒めない機会も少なくありません。

最近では慶弔事も一頃より簡素化されてきたようですが、諸外国に比べるとやはりあらゆる場面で人間関係をスムーズにさせるための出費はよくあると思います。

そして、その人間関係が悪化したとしてもストレスの捌け口として暴飲暴食であったり、趣味嗜好への課金であったりと、大人の方がお金を持っている、もしくはキャッシュレス決済が出来る信用を得ているだけに、簡単に出費できてしまいます。

ミニマリストになりたいというわけではありませんが、モノを必要以上に持たない暮らしが出来る方々は、心をしっかり操縦できるのでしょう。取り上げられるお部屋のように美しく洗練され、スッキリとした心持ちでいられるのだとなと。

ストレスを溜めない、もしくは上手に回避しているからこそ、清潔さの保たれ整った暮らしが続けられるのだとしたら、やはりマネーリテラシーで必要なのは、金融知識ではなく、心の持ち方が重要になってくるのかもしれません。

マネーリテラシーを高めるには部屋の片付けが肝心かも!?

お金を稼ぐ力、貯める力、使う力、増やす力と家の中や部屋の中を片付ける、整える力はイコールだとしたら、自分のマネーリテラシーが上がった様子は一目でわかりますね。

長女も、学校の友達と何かあった時や勉強でわからない事があった時など、悶々とした気分を抱えている時がありますが、大体そんな時は子供部屋が荒れています。

今週末は夏休み直前の最後の週末になります。親子でこれまでの振り返りと、これからの取組みについて、しっかりと時間をとってみようと思います。

 

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