地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証③

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

義実家の相続騒ぎで試される地上最強の商人課題

地上最強の商人の課題というのは、非常にシンプルなもので、全10巻の巻物を45週間かけて1巻を5週に分けて1日3回(朝・昼・夜)読み込んで1週間読み終えるごとに、掲載されている振り返りページにしたがって点数をつけていくと言うものです。

人は誰しも3週間継続し続けると、その行為を習慣付けることができます。元に私は、あらゆることに関して三日坊主のプロでしたが、ある時「三日坊主を7回やれば21日になる」という気づきを得てから、実行力が格段にあがり様々なことをその考え方で習慣付けられるようになっていきました。

ただ、何でも「やればすぐに」自分の身になるものでもないし、突然大金が転がり込むこともありません。突然、大金が転がり込んできたら逆に事件に巻き込まれたかもしれないという不安に襲われます。

何の土台もないのに、突然さまざまな変化を安全に迅速に行うミラクルはありません。なので、日々毎日の課題(読む・点数をつける)をやっていても、その課題から日常の中に落とし込めるものを自分なりに探し出して、それこそ身につける必要があります。

私にとって、相続争いに参戦する気は全くなかったのですが、地上最強の商人で提唱されている実践の場として、義実家の相続対策に首を突っ込んでみることにしました。

物語の課題を現実の課題に盛り込んでみようと思ったとき

相続対策としての面談の際に、税理士から資産について大まかに把握できる資料があれば事前に用意してくださいとの要望があったそうで、主人は父親に簡単でいいから資産の一覧を用意しておいて欲しいと電話していました。

義実家では金銭管理の全てを義母がとりまとめています。義父はアパート物件の手直しをする作業系を担当していたので、金銭的なことはまるっきり把握していません。

なので、面談時の際には義母が管理しているものを現物じゃなくていいので、大雑把にでも分かるものを持ってきて欲しいと義父から伝えてもらった時には、義母も快諾していました。何せ、相続対策のためなので義母にとっても優位になるわけですから。

「人生最後の日であると心得て生きよ」と5巻に…

週半ばに税理士との面談を控えていたので、主人は義夫に例の面談の時に、資産の一覧がわかるようなものを必ず忘れないようにと釘を刺す電話をかけたところ、義母が「会ったこともない他人(税理士)に通帳やら何やら見せるなんて絶対イヤだと言っている」と言い出したのです。

気が変わるのは勝手なのですが、義母だけでなく私も主人もわざわざ仕事を調整しています。そもそも、依頼予定の税理士が大変お忙しい方で、相談の予定を入れるにも色々と難しく、双方の都合を合わせた上で決めた日取りだったため、直前になって変更などあり得ないことです。義母以外の関係者全員が混乱しました。

商人の課題の5巻には「今日が人生最後の日であると心得て」というものがあります。年齢に関係なく、突然命のローソクが消えることも現実にはあるわけです。亡くなる日の朝、普通に声をかけ送り出したのに…という悲しい文面を読むことは私が働く小規模な法律事務所であっても度々あります。

この課題に取り組んでいた時は、ニュースで見聞きする事件や仕事で関わる案件が決して他人事ではないのだなと本当に身につまされるような日々を送っていたと思います。

義母は私と会う際に必ず口をついて出てくる言葉がありました。

『お金はいくらあっても死ぬときは持っていけない』

『国に税金で払うくらいなら、子供や孫達にあげたほうがよっぽどいい』

とにかく、この2つを毎回それも滞在時間中何度も言っていました。老後破産のニュースや親の介護を負担する友達が徐々に見え始めて来たこともあり、義実家に財力があって本当によかったとのんきに思っていたぐらいでした。

しかしながら課題に取り組んでいない義母ですが、人生最後の日であると心得ながらも、人生の対策を考えるどころか、逃避しようとするパターンがあるなんて。義実家の出来事ですが、義両親二人で築き上げた財産です。結果的にどうなろうと、嫁の私からしたらどうでも良い話なわけです。

息子である主人は激怒しました。それは、自分に親の財産が渡らなくなるということではなく、両親が所有しているのは戸建て不動産ではなく、アパートの住人およびアパートの管理もあり、義父がいよいよ体調を崩そうものなら、車の免許もなく字も読めない義母は、自分の子供らを頼らざるを得ません。息子である主人にとっては、煩わしいことこの上ない事態が待ち受けるわけです。

この一件から他にも義母の守銭奴的な一面が徐々に見え始めてきました。実の息子である主人が、どうしてあんなにも母親のことを嫌っていったのかが次第に明らかになっていったのです。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証②

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

地上最強の商人で得られた事…③運気UP

得られたものが3つあり、①行動力②力の抜きどころ③運気UPということでしたが、運気UPの効果の程というのは、何を持ってして運気UPと呼べるのか…

トラブルを抱えていた場合に、その悩みが解決したら運気が良くなったとも思うし、わかりやすく言うと臨時収入があったというような、金運に関することでしょうか。

地上最強の商人を読み始める前の私が抱えていた大きな問題としては、義実家の相続問題がありました。主人と結婚して十数年ですが、嫁である私と義実家との関係は、実の息子である主人よりも上手く行っていました。

私の両親は超高齢で実家へ帰省するにも電車とバスを乗り継いで2時間近くかかります。妊娠・出産そして、乳幼児の子育ての時期は義実家が私の実家と錯覚してしまうほど、頼りにさせて頂いていました。

その間、主人は父親とのコミュニケーションを取るものの、母親とは一切断絶していて、マザコン夫も困るけれど母親を一切寄せ付けないし、無視というか本当にその存在をなき者にしている、シカト体制を組んでいたのです。

母親の方は何としても息子とコミュニケーションを取りたいので、嫁である私や3人の孫たちを通じて一生懸命努力されていましたが…撃沈。

それでも、唯一コミュニケーションを取っていた父親も80代に突入し「オレ、もう長くないから」と自身でキッパリと宣言するようになってからは、主人も息子としての役割を果たす気持ちにシフトし、これまた断絶状態の姉に代わって、相続になる前にきちんと生前整理をする必要があると考えに変化が出て来たのです。

自分自身の変化よりも先に現れた周りの変化

正直、私は日頃から他人様のトラブルに触れているので「人間、生きているうちの負担を10だとしたら、亡くなってからだとその負担は100ぐらいになる」ということをわかっていますから、財産があろうと無かろうと遺言書は誰もが作ったほうがいいと、言ってまわる人間です。

遺言書を自分の意思で書ける内が華だと思います。誰もが出来ることを、出来るうちにやらないのが不思議で仕方ないくらいです。

このことについては、常々義実家でも義両親に伝えていました。というのも、義実家では古いアパートを2棟所有しており、住居近くにある1棟と縁もゆかりもない他県にある1棟で、仕事もしていない老夫婦だからこそ、管理費用も自分たちでなるべく手を施して何とか損失をださないで運用できているという感じのアパート経営でした。

義両親は「不動産はね、大事だよ!絶対に売ってはダメ」と言っていましたし、不動産投資をすることのメリットは重々承知しています。が…

不動産投資よりも株式投資が好きな私からすると、全く興味対象外。嫁と姑の関係はすこぶる良好でしたが、長男に家督を譲るというのが徹底している時代でもないし、義実家(私の実家含めて)が未来永劫語り継がれるべきレベルの家柄でもありません。そんな中で、築40年以上の古いアパートを相続させられるなんて、脅威でしかなく。

それ以前に、そもそも主人が「親父が亡くなったらあの家族とは縁を切る。相続放棄しか考えてない」と繰り返し言っていたので、私も義実家へ子ども達と遊びに行っていた際には「ご子息は相続放棄を考えているようです。私も、それで構いません」と宣言し、義母から「フツーはね、貴女不動産を要らないなんて言ったりしませんよ」と呆れられていました。だって、面倒くさいんだもの…不動産。

そんなやり取りが十何年も続いていましたが一昨年あたりから義父が「やっぱり息子に不動産持分を相続させたい」と強く思うようになってきたようで、父親とだけはコミュニケーションを取っていた主人は、弱々しい発言が目立ってきた父親の気持ちを汲み取ってあげたくなったのでしょう。相続対策のために有能な税理士を探し出し、その税理士と義父と主人でいろいろと話合う機会を持つ予定を決めたのです。

相続は運気UPか、それとも運気ダウンか?

その頃の私は義実家の出来事よりも、いかに地上最強の商人の課題を毎日こなし続けていくかに全集中でしたので、義実家とのやりとりは主人から報告を受けた時にしか耳にすることはなく「不動産はねー、揉めるからちゃんと公正遺言を作っておいたほうがいいよー」と日頃、仕事で垣間見た相続紛争が主人の身に、ひいては我が家に降りかからないようなアドバイスだけサラっと伝えるのに留めていました。

嫁という微妙なポジションは本当にやっかいで、変に口を挟むと「財産狙い!」と誤解されるか、「じゃあ全部責任とってね!」と全フリされるか…とにかく、どちらにせよ面倒くさいことに巻き込まれたくはありませんから、穏便になるべく関わらないで、けれども状況把握はしておくべきことといったスタンスでした。

そんな中、主人が義父と義母と税理士と面談する日には、私にも同席して欲しいと言ってきたのです。面談日は平日の午後1時でした。士業の人間とのやりとりに慣れていないし、義母がいる空間が耐えられないと懇願され、1ヶ月前から言われたこともあり、有休をとって私も同席することにしました。

義両親と仲が良かったので、同席することには異論はなく、むしろ税理士も交えていれば、邪な気持ちを持った嫁でないアピールができるかなと。嫁ぎ先の財産に目がくらむ人も、そりゃいるでしょうが、私はとにかく「自分で大金を稼ぎたい」欲が強いので、他人様の財産を目当てにするという気持ちがまるでないのです。

しかも、不動産とか本当に維持するのが面倒くさいものの代表格。売らなきゃお金になりませんけど、その売るためのやりとりも株式と同じようにはいかないし。不動産物件より、できるなら私は不動産リートの方がいいのですよ。

この時点で運気UPについて語ろうとすると、私の評価では運気は下がり気味だったと言えます。不要なものを押しつけられるかもしれない不安しかありませんでしたから。普段,弁護士と話すことには慣れていても税理士と話す機会は今までになく、しかも自分の実家の財産ではなく婚家の家族同士が知りもしない話をする場に連れ出されるなんて恐怖すら感じました。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証①

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づきました。

(前回はコチラ)

地上最強の商人を45週間やり終えた結果…

得られたものが3つありました。

①行動力

②力の抜きどころ

③運気UP

こじつけの部分があるかもしれませんが、自分で実感したのは上記3つです。9月が私の誕生月ですが、昨年の9月で49歳を迎えました。

アラフォーなんて…と思っていた39歳から一瞬で10年が過ぎ去り、去っていたのは年月だけでなく身体的な若さも去っていったわけです。

気づけばアラフィフ目前!49歳の誕生日を迎える数ヶ月前にこの「地上最強の商人メソッド」をやり遂げていました。

45週間、与えられた課題をコツコツ進めるだけのメソッドです。指示が出されたものは、素直にやり遂げればいいので簡単です。が…途中で挫折したり投げ出したりしてしまうのは、自分で課題をやる習慣化が出来なかった人か、繰り返される単調な課題を楽しめなかった人でしょうか。

単純な課題を45週間も続けた自分は、結果として課題をクリア出来たわけです。課題をクリア出来たことが、そもそも成功体験の一つにはなりました。

地上最強の商人で得られた事…①行動力

地上最強の商人を手に取って始めた動機は、単純に「大金を稼ぐ力を身につけたい」というものでした。ここで注意したいのは“大金が欲しい”でなく、“大金を稼ぐ力”が欲しいという点です。

45週間前には確かに「最後の週を完了した時に、大金が舞い込んできたりして♪」という期待があったのは否めません。そんな淡い期待を持っていないと、何事もスタートできませんから。

第2巻が過ぎ第3巻、第4巻まで進むと、段々飽きてきます。単純な課題をやっているので、慣れてきてしまうのです。夜の音読は子供たちに「お母さん、音読は!」と促されて渋々やっている日もありました。

まるで、それまでに子ども達へ向けて「宿題やったの!?」と言っていた言葉がブーメランで返ってきたみたいでした。

疲れていようが、調子が悪かろうが続けられる単純な課題です。大金を稼ごうとする力は、こんな単純なハズもないと思い「これぐらいのレベルが出来なかったら億とか稼げるわけがない」と。自分を奮い立たせる言葉を色々と考案しました。

何でも無いことに自分なりの意味づけをすること。後に、課題を継続し終えた45週間を振り返ったときに、誰に強要されたわけでも、自分の身に確かな必要性があったわけでもなくやり始めたことを完遂させることを目標にしたのが良かったのでしょうか。

子ども達にもよく言いますが「自分が自分とした約束は守ろうね」と。親が言っていることをやってみせないと。そんなプレッシャーを背負いながら、自分だけの「行動力を出す工夫とアイデア」を考えるクセがつきました。

後回しにしがちだった片付けや、仕事の処理や、人付き合いにも有効だったのは、第1巻の巻物(本の中に出て来ます)を繰り返し読みながら、その時の課題の巻物を読み、取り入れて試してみる。普段の生活の中で出来ることの中で課題を検証したことです。

地上最強の商人で得られた事②力の抜きどころ

フルタイムで働いて、時には残業して、保育園と小学校の保護者との付き合いがあり、義実家や実家に関する問題がある中で、育児と家事を夫と分担しつつ日々を暮らしていますが、完璧にやろうなどと思っていないのに、とにかく多忙すぎて…

求められること(学校や保育園からの要望や家庭内や職場で)の最低限しか出来ていないのに、コレ以上どうやって時間や心のゆとりを持てばいいのか?

毎日、課題をこなすたった15分程の時間を捻出するのに、最初のうちは苦心しました。

取組はじめてから3ヶ月が過ぎたころでしょうか。課題をこなすことが日常のリズムに組み込まれ、時間的なゆとりが出来ていることに気づきました。

勤務時間を短くしたわけでもなく、家政婦さんを雇ったわけでもなく、むしろ頼りにしていた義実家の義両親とギクシャクする騒動が起きたので、いままで義実家頼みだった部分を失い状況としてはあまりいいとは言えませんでした。

その中でも、日々の疲労やPMSでイライラすることは勿論ありましたが、子ども達からも「お母さん、キーキーしなくなった」と言われるようになりました。

課題をこなす中で、部屋の片付けや断捨離をしていたのも相乗効果につながったのかもしれませんが、子供たちや主人が出来ることは、どんどんお任せしていくことが多くなっていったように思いました。

何でもかんでも自分がやった方が早いのですが、早いかもしれないけど、手が空かない。時間が作れない。何より責任感の重さというのを抱えすぎていることに気づいたのです。

毎晩、音読を何ヶ月も家族の前で続けていたのを見てきたからか、家族が応援してくれたのかもしれません。でも、子育てを続け主婦をして社会人として働き、十分いろいろと人のために既に尽くしていることを自分自身が受け入れられたのです。

アレも!コレも!と色んなことを押しつけられているように感じがちなのもありますが、実際のところは自分自身で「アレもコレもやらなきゃ!」と背負い込んでいる部分は本当に大きいし、多かったなと感じました。

PTAの役員をやることになりました。その⑦

この頃パソコンでもスマホでもPTA関連のネットニュースばかりがオススメ表示されるようになりましたが、今日表示されたのはPTA役員内での「専業主婦vs共働き主婦」の抗争みたいな記事でした。共働き主婦役員が専業主婦役員をディスったお話しです。いまどきでも、働いてることを専業主婦の方に対してマウント取ろうという人がいるのですね…。

PTA役員として試されるビジネススキルの程は?

子供にとってより良い環境を「学校側と保護者と地域で整えて行こうよ!」というのが、PTAの役割だと思っているのですが、役員の動きを見ていると主に参加している上部組織や実行委員会との連絡と報告と相談ばかり。そのやりとりの先に、子供たちの笑顔が約束されているとは、とても思えない時間を消費しているように見えています。

子ども達を笑顔にすることに割く時間より、大人たちが提案ばかりして右往左往している姿が目立つのは、うちのPTAだけなのかしら?

「PTA役員になったら何をするのだろう?」と疑問を抱えたまま、組織の一員になってみましたが、依然として保護者が忙しい合間をぬって、時には集会に出席するために有休まで取りながら時間を費やしているのを端から見ていると、「中の人」になってみても有効的な時間の使い方がされていないのただただ実感するのみ。

また、驚いたのがグループLINEのやり取りの中でビジネス用語をぶっ込んで来る人がいたことです。その方は、お仕事されている主婦に属する方でしたが、

「FYI 広報委員ですが、広報誌発行日は…」

とありました。FYIは“For your information”の略で、日本語で言えば「ご参考まで」の意味です。「できる人が できる時に できる事を」というのが多くのPTA内で共有されているスローガンみたいだけど、ここでの“できる人”って仕事が出来るって意味なのでしょうかね??

あくまでも私の経験上の意見ですが、ミスをしない本当にビジネススキル高めな人はカタカナ用語の濫用やビジネス用語を駆使したりすることは無いように思います。

“FYI”をさらりと使いこなすスマートさアピール(はたまた無意識?)なのでしょうか。外資をたった6ヶ月で退職した私にとっては、トラウマのような略語だったので、このメッセージを見た時は何だかバッドなバイブスが全身から出ました。

役員全員のご職業と就業の有無の情報共有をしているようでもない中で、どんな人にも伝わるような言葉遣いって結構大事だと思うのに。。。

PTA役員の中でマウント取り合うか?手を取り合うか?

公立の学校内でのPTA活動はそもそも任意参加の団体なのだし作業効率をあげられるように業務改善をするか、もしくは既存業務の取捨選択が一番の課題にあると思っています。そうでなければ、古くから続く時代錯誤な一般人の寄せ集め集団が築き上げた決め事に、いったい後世の人々がどれだけ苦労しなくてはいけないのでしょうか?

多くのものを抱え込みすぎて「断捨離しないとダメになっちゃう…」的な思考が露呈しまくっているインスタの動画をみていると、散々お金と時間をかけて買い漁ったものが、これまた高額ローンを組んだ買ったマイホーム内に散乱して、途方に暮れつつも「100日で汚部屋脱出!」とうたって頑張る姿を披露する人とPTAの中身がかぶって見えるのは私だけなのでしょうか?

専業主婦はヒマだと言い放つ共働き主婦がイガミ合うPTAの中に参加するだけでもメンタルえぐられそうですが、ビジネススキルをアピールする人とアピールされて戸惑う人との不協和音が少しずつ積み上げられていく様子が、いまから恐ろしいです。

奉仕の精神であり慈善事業でもあるのだから、その中でマウントを取るのではなく、面倒なこと手間なことをシンプルな形にして、誰が引き継いでもできるようになってこそ、「できる人が できる時に できる事を」やれるPTA業務になるだろうし、何なら「できる事を できる時に できる人が」やれるぐらいのささやかな規模に作り替えた方が、よっぽど子ども達を笑顔にする時間が作れるような気がします。

とはいえ、新参役員の経過観察はまだまだ続く

そうは思ってみても「言うは易く行うは難し」ですから、まだまだアレコレと口を挟むタイミングでもなく、継続役員さんからの指示を待つしか出来ない新参役員です。あと数週間後に到来するPTA役員の大仕事である「運動会フォロー」をやり遂げるまでは、大人しくしている次第です。

数字に弱いアラフィフ主婦が買ってよかった優待銘柄

5年以上持ち続けている優待銘柄は?

2つの証券会社を使って株式投資をしています。SBI証券口座は夫から口出しされるので、あまり気に掛けていませんが5社の銘柄を保有しており、独身時代から運用している三菱UFJモルガンスタンレー証券口座にも5社の銘柄を持っています。合わせて10社の銘柄ですが、そのうち5年以上持ち続けているのが下記の銘柄です。

①MIXI【2121】②くら寿司【2695】③オリエンタルランド【4661】④東急【9005】

誰もがご存知の一部上場企業ばかりです。いまは一部上場ではなく、プライム市場?企業?と言うのでしたっけ??

優待銘柄の持ってて良かった理由とは?

先日、ディズニーランドへ家族5人で行った記事を書きましたが、ずばり1泊2日でかかった費用の総額は124,639円でした。近郊に1泊旅行へ出かけてもサラッと10万が飛ぶのが本当にキツイ。このくらいの金額出せば1人で海外行けちゃうと下唇をかみしめておりますが、お金があっても時間がない働くお母さんには「海外旅行一人旅」など夢のまた夢でございます。

チケット代は大人9400円x2人と子供5600円x3人で35,600円かかりましたが、この時のチケットはオリエンタルランド株の長期ホルダーとしての優待と通年優待で出たチケットを活用したので実際の支払はありませんでした。

オリエンタルランドは配当額が極めて少なく、年間配当利回りは0.5%を切っています。(2025年5月現在)ですので、配当金シーズンに突入したとしても「銀行金利よりは、まだマシか…」という心持ちで長年使わずに、いつか家族でディズニーへ行く機会が来るまでの「旅行用貯金」みたいな扱いでいたところ、今回ディズニーへ行く時には積み上げた配当金が31,935円ほどに!!

なので、5名分のチケット代と諸々の出費分をこちらの配当金で補った結果、家族5人で行ったディズニー旅行が実際のところ57,104円で済んでしまいました。

一人あたり11,420円でディズニーランドを満喫してきたわけです。

パーク内で使ったスプラッシュマウンテンのDPA代とか、食事代やお土産代なんかを合わせてかかった費用は32,840円だったので、先程の配当金分を差し引くと自腹を切った金額は905円。なんと千円以下でした。

ディズニーランドから帰ってくる時の交通費は東急の株主優待で発行された乗車券を使ったため、千円ちょっとの交通費も浮きました。

回転寿司チェーンの「くら寿司」は、長期で持ち続けていますが途中で売ったり買ったりをしたことがあります。1度売ったものを買い直すことをした企業は私の10年超の投資歴で、くら寿司と今は1株も持っていない三菱ケミカルだけだと思います。

毎月外食するわけじゃないのですが、家族の誕生日や進級したり入学したりというようなイベントの際は、お寿司を食べに行きたいというので、近所にくら寿司があり続ける限り、そして優待が続けられる限り持っていたい。

あとは東急ですが、東急路線沿線に住んでいるので東急の株主優待を受ける機会が多いため、必然的に持っている面があります。もともとは映画好きな私が109シネマズで映画鑑賞しまくりたいという夢のために買った東急レクリエーション株が上場廃止となり、それを受け継いだ形で東急の株に変換されただけですが、映画鑑賞時に無料ということじゃなく1000円で鑑賞するということに改悪となりましたが、地味に家族で出かける時の乗車回数券にメリットがあり、保持し続けています。

(MIXIは配当金のみなので優待は無い為に割愛)

優待銘柄だからと言っても、使いづらいものは普通に買わないでしょうが、配当金の旨みがなくとも、長い目でみると投資額と同額を定期預金に預け入れていただけじゃ得られない恩恵を沢山受けられたので、優待を維持しつづけられる企業努力には感謝の気持ちで一杯です。

投資に尻込みしてしまうくらいなら、身近な優待銘柄を買うだけでもいいと思う

個別株の投資歴が10年超になりましたが、投資をやる上で誰もが読んでいると言われている有名な本『ウォール街のランダムウォーカー』を先日ブックオフで発見し、手に取りましたが最初の数頁で眼精疲労のために、そっと書棚に戻した私です。文字が小さすぎて挿絵がなさすぎて、10年経っても一度も読んだことがありません。

投資を戦略的に運用していく方々には必読なのでしょうが、いくら戦略的に捉えていても投資の先読みや運用収益は、本を読むだけで与えられるものだけでなく、むしろ痛い失敗をしないためには、超基本的なこと①余裕資金で行う②投機的な投資(FX・先物)はしない③金融機関の人が言うオススメに乗せられない!に気をつけて自分自身にとっての身近な優待銘柄を選ぶだけで良いのではないかと思うのです。

10年前と世界情勢も日本経済もずいぶん変化していますが、その軸の部分を貫いているだけの私でも一時的なマイナスがあったとして(そういうのも含めて運用ですけど)、デメリットなくやって来られているので。

子供へのマネーリテラシー向上を学ばせるのによかった

私たちが小学生の頃と違って、いまは学校や地域のイベントでもお金の使い方を子供のうちから学ぶ機会が沢山あります。(使わせる機会も沢山ありますが…)その中で、子供に株主として優待を受けているということを実感させられる銘柄でもあると思います。投資力は生きていく上で基礎学力と同じくらい身につけていって欲しいので、できるだけリアル体験をさせてあげられる場に一役買えている銘柄は、まだまだ沢山あると思いますが、何せじっくりそれらをリサーチする時間もないので、今回は現時点でも持ち続けている優待銘柄について触れてみました。

ディズニーに5人家族で行った場合の予算はどのくらい?

5人家族の我が家がディズニーランドへ行った時に、どのくらいお金がかかったのか次回のときの参考にまとめたいと思います。

ディズニーに5人家族で行ったときに出費した項目は?

我が家は夫婦と10歳・8歳・6歳の3人の子供がいます。住まいは都内に隣接した県です。車があればそんなに時間をかけることなく往復できる距離ですが、我が家には車がなく。夫婦それぞれ車の免許を持っていますが、どちらもペーパードライバーに近いので、子供たちを乗せて運転するには不安が…

なので、行きの交通手段は高速バスで、帰りは電車にしました。

日帰りで帰ってこられる距離ですが、アラフィフの夫婦二人が1日中パークで過ごしたあと、まだ手のかかる子供たちを連れて公共機関で帰宅するのは、想像しただけで気を失いそうだったので、1泊2日のホテルを予約しました。

かかった費用は宿泊代、交通費、チケット代、パーク内の費用、食事代となります。

5人というだけでも、普通に外食しただけで5,000円以上飛ぶのにディズニーなんて行ったら、いったいいくらかかるのかという不安しかありませんでした。

ディズニーに5人家族で行ったときの実際にかかった費用は?

ずばり1泊2日でかかった費用の総額は124,639円でした。単純計算すると1人あたり24,927円。

チケット代…大人9,400円x2人、子供5,600円x3人=35,600円

ホテル代…45,450円

交通費…行き(高速バス)5,950円 帰り(電車)1,075円=7,025円

パーク内の費用…32,840円

【内訳】

スプラッシュマウンテンDPA代 1500円x5人=7,500円

飲食代・ハングリーベアレストラン(5人)=7,580円

飲食代・クリッターサンデー等スイーツ=1,300円

お土産関連代(お配り用・自分用・写真代)=16,460円

食事代(ホテルは朝食のみだったのでコンビニで購入分)…3,724円

ディズニーに5人家族で行く場合の一般的な予算との比較

5人家族と言えど、その家族構成や行く時期(我が家は5月下旬の日曜日でした)や、プランによって違うようですが、一般的に5人家族が日帰りでディズニーへ遊びにいった場合の平均的な予算をAIが算出すると76,000円ぐらいが総額になるようです。

一人あたり15,200円ですね。今回我が家のプランでかかった一人あたりの金額は24,927円でしたから、差額としては約1万円(9727円)でした。

激混みな日曜日に行ったこともあり、かなりエネルギーを消耗しました。アラフィフな私たち夫婦ですから、人混みの中を幼児や小学生を引き連れて歩くのは死活問題でした。しかも、その日は晴天に恵まれていたので下手をしたら熱中症騒ぎになっていたかもしれません。

ベビーカーを押しながらベビちゃんにコスプレさせて楽しんでいる若いご夫婦と沢山すれ違いましたが、楽しんだ後で自宅に帰って諸々の後始末をしたりすることを省略できただけでも差額分は払っただけあったなと思いました。

異年齢とエンタメに全く興味のない夫を引き連れての初ディズニーをするにあたり、パーク内の行動計画を立てる際に、「#孫と遊ぶ」で検索した私ですが、せっかくの機会を疲労から来るイライラで台無しにしないためにも、お泊まり予定で訪れることをオススメしたい。

宿泊先はオリエンタルホテル東京ベイでしたが、程よい距離感だったので昼過ぎに一度パークアウトをして夕方は長女と二人だけで再度パークインできたのも、宿泊ならではの遊び方でした。なかなか3人の子供の1人だけとゆっくり出来る時間がもてないので、とても良い時間の使い方ができました。

お金の増やし方がよくわからなかった頃の話①

GWが過ぎ6月がもうすぐそこまで。今年も半分が過ぎ去ろうとしています。年始に立てた抱負を日々の努力とともにコツコツとこなしてきた人には、努力の結果が現れる頃と言えるでしょうね。

私も、昨年までを振り返り『今年こそは結果を出す!!』と息巻いていましたが、言うは易し行うは難しと言った中間結果でございまして…

貯金が出来る人は『入れる』より『出す』ようです

お金持ちになっていく、つまり上手に貯金が出来る人たちは『入れる』ことよりも、どうやって『出す』かに気を配っているという記事を読みました。

断捨離で有名なやましたひでこさんの著書『お金持ちは断捨離上手』に書かれていました。

私の実体験に話は飛びますが、『お金を貯めよう!』『貯金!節約!』に意識がいっていた頃は、どうやってガッツリと収入を増やすかということを必死で探していました。親元を離れて一人暮らしをしていたし、独身でしたから好きなことにお金を使う選択権は100%自分にあります。

ときどき実家に帰ると物欲皆無な父から『お前は本当に金遣いが荒いな』と、しょっちゅうお褒めの(皮肉)言葉を言われていました。

お金が『入ってくる』ように意識していたにもかかわらず、自己投資と称してビジネスセミナーに足繁く通い、スキルアップのための資格取得に時間を費やし、有益な人脈づくりのために意識高い系のオフ会に顔を出したりしたものですから、方々で出会いがあるものの別々のグループが形成されるので、あっちの集まりに参加し、こっちのグループの仲良しと会う約束をして…というようにとにかく交際費と交通費がかかりまくっていました。

お金が入ってくることに気を取られてマルチ商法に手を…

交際費や交通費は削れないと思い込み、食費や日用品で節約しても、結局その間は貯金が貯まるどころか危うくカードの返済すら間に合わなくなりそうなこともしばしばありました。そして、より手っ取り早く確実な方法で稼げる方法はないかと日夜情報収集に明け暮れて、最終的にはマルチ商法に手を出していました。

マルチ商法をしたい!しよう!と思っていたわけではありません。私が持っていた知識は、「ア○○ェイってネズミ講でしょ」みたいな?

世間一般で言えば誰もが知ってるマルチ商法の老舗における会員制ショッピングを楽しんだところが発端でした。CMを流さず独自ルートでの販売網によることで、通常であれば高額商品として販売されるような高品質な日用品や家電を安く買うことができ、その上で有料会員になると購入額に対してポイントが付いて、そのポイントは現金として還元されると。ここまでは購入することだけのメリットで、さらに販路を自分で開いていくとボーナス(報償)がついて…というセールストークが。

お金を手にすることにガツガツしていた私は、ただの消費者でよかったハズが、あれよあれよという間に、このマルチ商法を支持するまでに至ったのです。

お金を入れることよりも大切だったのは、お金を出すこと

結果を先にお話しすると、マルチ商法で私の収入をあげることは出来ませんでした。ただ、同時期に始めた人の中には現在でも活躍し続け、収入を実際にあげているように見受けられる方々もいます。(@インスタ)

このマルチ商法に手を染めていたのは20年くらい前の話ですが、私としてはこの経験をしたことでメリットしか得ていません。デメリットは、商品欲しさにリボ払いというものをやってしまった黒歴史ができたことくらいです。

マルチ商法と言ってもピンキリで、私が参加したところはア○○ェイという老舗のネットワークビジネスですが、最初で最後のマルチ商法がア○○ェイで良かったと今でも思います。なぜかと言うと(自分の判断によるものが多いので全ての方々に当てはまるかどうかわかりませんが…)、日本で事業展開してから歴史が長く、かつ公にしているにもかかわらず、どうしても色眼鏡で見てしまい実情を知らないでいる人の意見を鵜呑みにしてしまったが、どうやらめちゃくちゃ社会貢献をしている企業であったことや、ネット上では「過剰在庫のせいで借金苦」などと描かれて(実際にあったかもしれませんが)恐々としていたが、気に入らなければ100%現金返済補償をしている。しかも、この100%現金返済補償は購入後(確たる納品書の日付から)1年以内をカバーしてくれるわけです。

契約日から8日以内のクーリングオフ制度は浸透しているけれど、買ってから使ってみて気に入らなければ1年以内に全額返金しますというプロ根性!!!

モノがいいからお客様のニーズやウォンツに応えられるだけの自信がある。それでも人それぞれ使い心地や使い勝手があるので、長く使っても気に入らなければどうぞ返品してください。そして、その際は全額返金しますので。って、中々出来ることではありません。

風評を考慮しても、それだけの企業努力(しかも異国の地で)を長年続けてきているネットワークビジネスの会社を当時は他に無かったように記憶しています。

自分が購入した分と、買って使ってすごく良かったものを前のめり気味に友だちに伝えて、友だちが1人同じものを買ったので、その子の購入した1回分だけが私にとってのネットワークビジネスでの唯一の報酬結果でした。

セールスが苦手だし、オススメしたものを欲しいからといってすぐ買ったり、買い続けられるような友だちもいなかったので、自己消費で終わっただけでした。それだけでも十分満足してました。

不労所得と言う名の「お金の入り」を得ようとしましたが、身の丈には合わない世界に足を踏み入れてしまって、結局は貯蓄も時間もどんどん減って行っただけでした。

時は金なりと言うけれど、お金=時間ではない

お金の入りを意識していると『時間は有限だから』ということも念頭にあり、めったやたらと時短になるような便利グッズやら収納グッズを100均やプチプラで買い集めたりしていました。

でも、お金と時間が同じということではなくて、価値で言ったら時間の方が圧倒的に大切で重要なんだなと。だって、使ってしまったお金と同額分は節約したり、働いて得たりしようとすればいくらだって可能ですが、○歳とか何年何月の「今」というのは一生に一度しかありません。

24歳とか35歳が毎年続いていくわけでもないし、自分の置かれている環境だって生活だって、5年後も全く同じとはいかないわけですから。

去年の健康診断の結果と同じように今年の結果が出るわけじゃないということを、アラフィフというか40代最後の日々を送りながらため息つきつつ身に染みている程です。

20~30代の若い頃というのは「入ってくる」ものに重要視しがちですが、年齢を重ねて40代~50代になってくると「出ていく」ものを重視しないと、手痛い目に遭うのかなと思うネットニュースが毎日のように配信されてきます。

子供の手が離れて50代からネットワークビジネスにハマっている友だちを応援したい気持ちと別の道を歩んだほうがいいのにと案ずる気持ちに揺れ動きながらも、情熱を注いでいる当人(だったことがある身として)は、何を言っても耳に入らないことを知っているため、リボ払いをして家族に心配や負担をかけないでいてくれることをただただ願っている次第です。

PTAの役員をやることになりました。その⑥

4月の入学シーズンを過ぎると、今度は『PTA総会』に向けてPTA役員は動き出すのですね。一般会員の時もPTA総会は重要な場面であるとは思っていたけれど、議決権行使はwebフォームからだったので、株主総会みたいで楽ちんだなって気楽に思っていました。

(前回はコチラ)

PTA役員をやることになって知った組織の裏側

新年度が始まり、PTA役員として誠心誠意勤めさせていただきまーす!と、張り切ってみましたが、何をすればいいのか一向にわからないまま5月を迎えようとしています。5月には総会や運動会があり、どうやらそのあたりがPTA活動のピークという情報を入手しましたが、その5月を迎えようとしているにもかかわらず、新役員との懇親会やりますよー!区Pからこんなお便りきてますよー!という、子供のためとは言い難いやりとりが続いていましたが…

PTA役員をしている方々は、別に組織運営のプロ集団じゃないですからね。三役とか四役とか肩書きがついているので、ついつい何でも知ってるし何でも出来ちゃうのでしょうねと思いがちですが、6年以上役員を続けているベテランさんならまだしも、今年うっかり役員になっちゃった私のような新人とか、2年目だけどよく分からないまま1年が過ぎちゃった継続役員さんとかがほとんどなわけで。

会長とか委員長を決めたとしても、誰が実際の舵取りをしていくのかわからないまま、ただ集まりを繰り返している部分があるなと。担当に選ばれたら、担当へ一任する面もあるみたいだし。そもそも、担当がイチイチ委員長や本部役員へ聞かないと進められない複雑な取組が、すでにもうアレなわけですし。

学校という組織を交えて、子育てだって小学生にまで育て上げたと言っても、まだまだ四苦八苦しているものだし、それに加えて日常生活を維持しつつ社会人として頑張って生きている私たちにとって、古くから続く“伝統的なPTA活動”は、ぶっちゃけ「やらされ仕事の見本市」みたいなものですから、PTAという組織の裏側に興味があって、潜入捜査的な?そんなノリでもなきゃお引き受けしなかったと思います。(刑事モノとか推理ものが大好きな人間なので、つい…)

PTA役員になるとPTA内部の機密事項に触れます。機密事項の最たるものはポイント制を導入している学校であれば「どの世帯にポイントが何ポイントついているか」が一目でわかる名簿台帳でしょうか。

これがあるから、例年の役員や委員に1度も参加したことのない我が家のような世帯が洗い出されてしまうのでしょう。学校によっては役員や委員会活動への希望調査案ケートが実施されることもあるでしょう。その時に、我が家のように「末っ子が入学した際には役員としてお務めさせていただきます」とバカ正直に申告してしまい、目をつけられると言ったら語弊がありますが、アンケート集計というのはエクセルでデータ管理されて、共有フォルダに保存・管理されています。

エクセルで集計されたら、一瞬でポイント取得の有無が出ますものね。PC操作が苦手な方からすれば、PTA役員になればイヤでもパソコン学習が出来ちゃいますから、パソコンスキルを無料で高めるにはチャンスだと思いますけれど。

PTA役員や委員会へ不参加理由とは?

PTA活動に参加したい気持ちがあろうと、なかろうと任意参加の団体なのだから、不参加理由なんて記載する必要もなかったのですよね。

けれど、世間では「不参加の理由を言うまで帰さない」というような恐ろしい状況が起きたりすると数々のネット記事に記載があります。任意なのに強制ってナゾ過ぎる。

30代、40代となれば子育てだけじゃなく、自分の体調に予想もしていなかった変調がみられたり、家族間の介護が発生したり、人生における難題が次々起きます。それを、顔も分からない他人様にさらけ出し、そして全てを明かしたにもかかわらず、最終的に役目をおしつけられるなんて、たまったもんじゃありません。

そうした人々の禍根が、ニュース性を帯びたトラブルに発展してしまうのが分かっているのに、尚も強制を続けるPTA組織が全国的にたくさんあるのが怖すぎる。

『できる人が できるときに できることを』

というスローガンを掲げるPTA広報誌を何度も目にしましたが、そのよう謳うなら希望調査で回答された乳幼児がいるから・持病があるから・介護があるからなどを明確に伝えている人の意思を無視して、役員や委員を押しつけるのは、いかがなものでしょうね。しかも、エクセルで記録管理されているのに。役員や委員会に参加したくない、できないというのであれば「退会届」を出すのが一番でしょう。

PTAを退会するには、退会届を出せばいいらしい

うちの学校のPTA会則にも記載がされていない「退会および非入会」項目。任意加入なのに一度入会したら、学校を卒業または転校するまでPTAを退会できないみたいになっていると思いがちですが、退会届は自校PTA の上部組織に市P(居住地の市のPTA連絡協議会なる団体)があれば、そちらのガイドラインを見てみるといいかもしれません。

『PTA活動におけるガイドライン』を設けていると思います。私の住む市内でもPTAの強制加入については問題視しているようで、適正化レベルがA~Dの段階で表記されていました。

入学説明会のような場で、PTA加入の任意性について説明し、入会申込書を書いてもらうか、または加入したくないのであれば非加入届を出してもらうよう伝えているのであれば「適正化レベルA」で、PTA加入の任意性について説明はされたものの、入会届や非加入届については触れない。加入したくないのであれば個別対応している状況のようなところであれば「適正化レベルD」にあたるとか。

退会届の書式はいくらでもネットからダウンロードできるので、記入したらお子さんが通う小学校を受取先の住所にして○○小学校 PTA 会長 殿 宛で郵送すればいいだけです。自分が出したことを公的に証明したいのであれば、内容証明郵便で送ればいいし、記載した退会届のコピーをとって配達の記録が残る郵送方法(レタパライトとか特定記録郵便とか)で出したらいいのではないでしょうか。

あとは、退会したらPTAに入っていないことを理由に子供が差別的な取扱をされてしまうかもしれないと心配になってしまうことも容易に想像できますが、これも市Pガイドラインにも記載があるし、自校PTA の総会資料などに記載があると思いますが、現在PTA 組織にとって「オープンでおおらかな組織ですから、非会員の御子にだって平等な取扱いをします!(親御さんには平等ではなくなるけれどね)」みたいな風潮になりつつあるようです。

子供にとってよりよい未来やら環境やらを提案し実現していくのが多くのPTA組織が掲げるポリシーですから、子供さえ平等な扱いを受けるのであれば別に退会を躊躇する必要はないのかなと。まだ役員になりたてホヤホヤの私ですが、2年の任期が終わった頃、もしかしたら退会届を出す時がくるかもしれません。(結構大いなる可能性としてありますが)

PTAの役員をやることになりました。その⑤

我が家は3人姉弟の構成で小5姉・小3姉・小1弟という3人が今年度から小学校へ通っています。上2人の時は学校で使うモノの管理だとか用意だとか、私から口を挟むことはほとんど無く、娘の方から「これ使うから用意して」とオーダーがあったり、学校のプリントを見せてもらったりしていました。母である私のキャパは毎日オーバーしていたので、彼女たちなりに気遣ってフォローしてくれていたことに今更気づくのですが、新入生の息子といったら…

入学2週目にして学校から支給された、連絡ノートと音読用の教科書を無くすし、プリントを出せと言っても謎の反論からのガチ切れとかで、相当面倒くさい存在になってきてビックリです。

私がPTAになった(ならざるを得なかった)のは、小学生を持つ母として5年も経っているのに、学校のことや小学生の扱い(特に男児)がサッパリ分からなかったからでもあります。

(前回はコチラ)

フルタイムワーママがPTA役員をやれるのか?

新年度が始まり、PTA役員としての本格稼働がスタートしましたが、先輩役員さん達がLINE上で様々な予定について報告しあっている日々の中、自分が何をすれば良いのかわからず、同じく新米役員のママと「いろんなところで、いろんなことが起こってて、私は正直話についていけてないけど大丈夫かな???」と不安を吐露しあったりしています。

LINEでしか状況がわかりませんが、きっと先輩方の胸中も「大丈夫、2年目の役員も、ほぼよくわからないまま状況に身を委ねているから」ということかなと。

役員活動では4月・5月の稼働が年間予定の中で1番多忙を極めるということを、昔役員をやっていたママから聞いていたのを思い出しました。うちの学校は5月に運動会があるので。子供たちだって入学や進級して早々に運動会でのダンスや競技の練習が続くのだから、学校全体が忙しい時期が6月上旬まで続くのかなと。

結局、「4月、5月は何だか忙しそう」ということは分かったものの、やっぱり役員の活動についてはわからず…。特にお金の管理担当として会計の任についたにもかかわらず、先輩役員さんが取り仕切ってくださっているので、待機が続いています。

この状態がずっと続くのなら「ワーママだってPTA役員やれるわ~」という気分になりました。

PTA役員やってみたらマネーリテラシー爆上がりしちゃう?

私は普段、法律事務所の事務員として働いていますが、日々大人の抱える深刻なトラブルを弁護士と一緒に解決するお手伝いをさせていただいています。主に資料作成という名のコピー取りや、裁判所や自治体そして相手方の代理人など多方面の方々とやりとりする機会があります。大人の抱える深刻なトラブルには金銭的なことがつきものです。裁判を起こすきっかけだって金銭的なことがほとんどなのが一般的なイメージではないでしょうか?

そうした大人の抱える深刻なトラブルを20年近く間近でみたときに、近年こぞって推し進められている「マネーリテラシー」というものが、貯金とか投資などのありきたりなお金に関する知識うんぬんではなくて、「人との付き合い方、自分の感情をコントロールする」ことにあると思ったのです。

お金を増やすも減らすも「なぜ使うのか?」「どう使うのか?」というのが基本です。そして、お金を使う機会を与えられるのは「人」が絡む時がものすごく多いのではないでしょうか。お金を増やす、貯めるためにはその使い方に気を付けなければいけません。たくさんお金を稼げば絶対に貧乏暮らしにはならないと思い込みがちですが、自己破産の申し立てをされる方々は無職ではありませんし、むしろ経営者だったり正社員である方がほとんどです。

例えば、ロマンス詐欺でも相手のことをよく知らないけれど、何度もネットでやりとりしているうちに真剣になってしまい、相手を助けてあげたいがためにお金で何とかなるならばと、援助をしたつもりが…とか

子どものために良い環境で育ててあげたい。そのためには、自分の頃は習わせてもらえなかった習い事や、腕の良い先生がいる教室へ通わせてあげたい。我が子がその気ではないけれど…とか

教育費は歯止めが利かなくなる費目ナンバー1だと思うし、独身であっても自己投資という名で使い始めたら中々途中でやめづらいです。日ごろの自分への頑張ったご褒美なども「それで何度目?今月のねぎらいするの」みたいなことも多々あります。このように自分以外の誰かに対する思いを形にしたいときや、自分を励ましたりする時にお金が動きませんか?

PTAという他人とは100%言い切れないコミュニティに所属することで、人との関わりがあり、その中で自分の感情が揺さぶられる場面がたくさん出てきます。任期を終えるころまでに楽しい思い出としてしめくくれるのか、ウンザリする思い出になるのかは分かりませんが、仲の良し悪しに関係なく形成されているPTAという組織内でマネーリテラシーの向上を目指すには最高のシチュエーションではないでしょうか。

PTAの役員をやることになりました。その④

うちの学校のPTA会計期間は4月1日から翌年3月31日ということが昨年のPTA総会資料にあったPTA会則に記載があって判明しました。セルコ(私)は、web配信された総会資料をわざわざ印刷して読み込んでいる物好きな人種ですが、一般的にはどうなのでしょうね?PTA活動に情熱を注ぐ人たちを除くと、会則をじっくり読み込むために印刷する人って…いる??

(前回はコチラ)

PTA役員になった理由は…

私がPTA役員になった理由は、いくつかあって

①3人の子供が全て小学校に入学したから

②ポイント制なのにずっとゼロポイントきめこんできたから

③仲良しママと一緒にやれるチャンスだったから

④学校のことをもっと知りたいと思っていたから

PTAのポイント制について賛否両論ありつつも、すぐに撤廃される気配もなさそうだし、いつまでもシラを切り通すこともストレスですし。面倒なことを、いかにポジティブにアクションするかということを念頭においた結果、タイミング的に今年がピッタリだったという理由です。

『やらなくてはならないことなら、楽しくやりたかろう ホトトギス』

というモットーです。今年の1月に開催された「PTA役員候補者説明会」的なものに参加したときに、図工室の4人掛けテーブルで一緒になった3人のうち1人は長男の組のママ友ちゃんで、残る2人は在校生のママさんであるとともに、うちの長男と同じタイミングで下のお子さん達が入学してくるということだったので、将来の同じ学年ママさんだったので、良い雰囲気の中で説明会のお話しを聞いていたわけです。

私たちが共通していたのは①新入生のママ②PTAのこと何も知らん③保育園・幼稚園での役員経験はあるけど面倒くさいこと嫌いということでした。

PTA役員は情熱を持って、PTA会員のために働くべき?

PTA役員になる人は子供の未来を考える情熱的な人か、やりたくないけど順番が回ってきたり、クジで当たったり、指名されて断れなかった等々「しぶしぶやるハメ」系の人というイメージでした。実際、自分がPTAのしかも役員をやることになるなど、去年の今頃は思ってもいなかったし。1年前の今頃は、Googleデータアナリティクス講習の課題をこなすのと、息子や我が家にとって最後の保育園生活を送る思い出深い日々だったのと、義父が急逝して相続問題の渦中にいたので、全く念頭にありませんでした。

ポイント制のPTAですが、各学年のクラス数も4クラスあり、1クラスに30人前後の児童がいるので「このままノーポイントで逃げ切れるのでは???」と、思っていたくらいですから。

実際、役員として始動しだした今でも、気持ちの上では「できるだけサボりたい!手を抜きたい!何なら仕事と家庭と育児の合間の休憩場所にしたい!」という情熱しか沸いてきません。ただでさえ、仕事と家庭の板挟みになっているワーママが、何を思ってPTA活動に時間を割くのか…

その時間があるなら、自分の“プライベートな時間に”費やしたい気持ちでいっぱいです。そのように無理矢理、時間を生み出した先に家事が進められるわけでもなく、家族の時間が増えるわけでもなく「はじめまして、こんにちは。どちらさまでしたっけ?」というレベルの相手と組織運営をしていかなきゃいけないことが、今日までの怨念やPTA怖い話につながっているのでしょうが。

月1の運営会議に「うちのPTAは子連れOK」とうたえば気軽でしょ♪と思っている点も、私としては「そういうことじゃなくてね…」とツッコみたくなっています。

私の中の正義感が「文句があるなら義務をはたしてから!」と言っていて、PTA活動に取り組んだこともないのに、あーしろこーしろって言うのは違くて、文句言うつもりもないけど、子育て中は何かとイライラ(特にメインで子育てしている親は)しがちだから、日常のささやかな幸せを感じるためにも、せっかく思いやりから生まれたPTA活動なのだから、参加するなら有意義な時間にしたいよね!と。

そんな、ゆるりとした心持ちで、役員に名乗りをあげた人もここにいます。

PTA役員になるなら、目指すべきゴールとは?

せっかく話題性のある組織に属すのですから、何か手応えを感じたいし、任期2年をやり終えたときの達成感を得るためには、どう捉えたらいいかなと思いながら、仕事の合間にPTAについての関連記事を読みふけっている今日この頃です。

そんな中で、とある記事が目に付きました。

『MBAよりPTA!本物の仕事力を鍛えるのにPTA活動が適している理由』

2014年頃の記事ですが、ビジネススクールを経営されている方がPTA会長にお就きになられた時のことが書かれています。MBAとは経営学の専門的な知識やスキルを習得したことを証す学位でMaster of Business Administrationの略です。アメリカのプロバスケットリーグはNBAです。似てますが頭脳か運動センスか大きく違います。

PTA活動とビジネススキルがどう関わっているのかということについてのお話しが書かれていました。MBA資格を持ってる方達が机上で議論しているよりも、PTAや地域活動をやったほうがよっぽどビジネススキルが高まると。

PTAって保護者である母親や父親、地域の方々や先生たちの集まりで、そんな「人種のるつぼ」を相手に、あれこれ議論して話を前に進めていかなきゃいけないから、まずコミュニケーションスキルが格段にあがると。消費の中心は主婦やシニアの方たちだから、その人たちが何を求めていて購入するに至るプロセスを理解するにはPTA活動は非常に有効だと言っていました。企業はサービスを提供して、そして収益を得ているのですから、押しつけるようなことをすれば客は買おうと思わないし、客の要求や欲求つまりニーズやウォンツを見つけられなければ商売にならないわけで。

確かに、PTA活動は子供と保護者、先生や地域の方々が何を必要としているかを把握しなければ、組織としての役目が果たせない部分はあると思います。

記事には色々なことに触れていましたが印象的だったのは「PTAは目指すことを、はっきりさせる必要がある」ということでした。企業そして子育てにしろ、身近なところでいえば貯金や投資といったことにしろ、目指す方向性がハッキリしていなければすぐに頓挫してしまったり、疲労感が蓄積したりしますよね。

今月から就いたばかりの新人役員としては「できることから、できる範囲で、分担して…子供たちの成長を見守っていく活動です」と言われても、具体的なto doをまず教えていただかないと、できるのかできないかの判断ができませんということなのですけどね。

私の個人的な目指す方向性としてはPTA活動をやった先に自分にとってプラスのスキルや経験が身につくことがいいなと思っています。

先程の記事にもあったようにビジネススキルが高められたりということも魅力的です。デスクワークで同僚や決まった客先としかやりとりがないと、営業力みたいなものはいつまでたっても身につきませんが、波乱の世の中において営業力の土台になるコミュニケーションスキルというのは、必須のスキルだと思います。

私自身コミュニケーションスキルに困ることはそんなにありませんが、苦手な人をつくらないようにする方法は欲しいです。そして、現在会計担当として就任したわけですが、まだ実際に何も活動してませんが、マネーリテラシーは相当身につくと思っています。

なので、「PTA役員やったらこんなメリットがあるよ」という時には、マネーリテラシースキルが爆上がりするよ!!と言いたいかもしれません。

というわけで、私がコッソリと目指すべきゴールは

「PTA役員やったらマネーリテラシースキルが爆上がりするよ!!」

ということにしたいと思います。

マネーリテラシースキルとは何かというのは、次回に触れさせていただきます。