ヤマトの往復宅急便で自宅からホテルまで送ってみた

小学校の開校記念日と市制記念日があり土日を含めると4連休になるため、夏休み前の少し早い時期に、三浦海岸まで2泊3日の家族旅行へ出かけることになりました。

今回のお宿は『マホロバマインズ三浦』です。お目当ては館内にあるアスレチック遊具が浮かぶ温水プール。そのため、子供たち3人分の滞在中の着替えと水着やら浮き輪やら何かと荷物が盛りだくさん。そこで、ヤマト運輸さんで取扱のある往復宅急便を利用してみることにしました。

最初、行きは自宅から発送手配して、帰りはホテルから発送の手配をすればいいと思っていましたが、往復便という便利なサービスがヤマト運輸さんで取扱があると知って、クロネコメンバーズのアプリから早速手配してみることにしました。

日曜日にホテルへチェックインして、火曜日にホテルをチェックアウトする予定でしたが、車ではなく家族揃って電車で行くために極力手持ちの荷物は少なくしたい。でも、普段使いしているモノはギリギリまで使う必要があります。

最近の運輸業界は人手不足ですし、配送スタッフの方々も常に大変そうなので、出来るだけ粗相のないように手配しなければなりません。初めてのことなだけに、不安ばかり先行してしまいました。

まずは発送締切日を確認して、チェックイン予定(=利用日)に到着しているためにいつ発送手配をすれば良いかヤマト運輸のHPで調べました。発送日ではなく「利用日」を選択すると、発送締め切り日が表示されます。

平日、私が自宅へ帰るのは夜7時前です。夕方4時から5時頃は、まだ子ども達しか自宅にいないので、荷物の集荷は夫が帰宅するであろう16時から18時を指定しました。

クロネコメンバーズのアプリから往復の送り状を作成できた

クロネコメンバーズであったことが幸いしてか、送り状も集荷依頼も今回のような特殊な宅急便もアプリから全て手配が出来てしまいました。日頃、仕事では手書き伝票を記入する業務に慣れていただけに、この便利なサービスに驚きを隠せませんでした。

「らくらく送り状発行サービス」で送り状をアプリ上で発行すると、集荷の時に配達員さんが往復便の送り状を持参してくださって、荷物に貼り付けてくださるようです。(集荷の際に私が不在だったため、全て娘から報告を受けました)

「送り状の発行依頼をしたアプリ画面のスキャンが必要だったりするの?」

「何か色々質問されたら娘が答えられるかしら?」

と、要らぬ心配をしていましたが、配達員さんが手際よく集荷予定の段ボールに送り状を貼ってくださって、用意しておいた現金を徴収してくださって無事に集荷が完了しました。

ホテル(宿泊施設)と自宅で往復してくれる宅急便のスゴさ

チェックインの日までにホテルに無事到着しているかどうかはアプリ内の「My荷物」で確認出来たので、宿泊日前日にホテルへ到着していたことも確認できました。

宿泊予約を入れた際に、ホテル側へ「事前にホテル宛で荷物を送るのは可能かどうか」を確認していたのですが、今後も旅行に行くときは是非この往復便を利用させて頂こうと思いました。(※宿泊施設規模によっては宅配荷物を受け付けてくれないところもあるようなので事前確認はしたほうが良いです)

自宅とホテルとが同一県内だったのと段ボールが120サイズだったためか、往復便の料金は税込みで3,380円でした。片道1,690円です!なんと有り難いサービス。

この先、輸送料金の値上げがあったとしてもレンタカー代より安いし、自宅までの復路の時もフロントに荷物を預かってもらったら手配等はヤマト運輸さん側が全て段取ってくれているので、段ボールの梱包以外はあらためて集荷手配も不要でした。

送り状もホテルに届けられた時に「往復宅急便」として専用のビニール袋に入れられて貼り付けられていたので、ホテル側のスタッフさんの手を煩わすこともなく済みました。依頼主控えを自宅へ集荷に来てくださった際に渡され、そこに往路・復路の伝票番号が記載されています。(それは問合せ番号に使うので無くさないように!)

チェックアウトと同時にフロントに預けた荷物も置き配にしてもらって翌日指定した時間で届きました。本当にありがたいサービスと出会えて、今年の夏休みの旅行(未定だけど)でも再び利用させていただきたいなと心に決めた次第です!

 

 

投資に回す余裕資金とは?

先日、久しぶりにあった友達と子育て談義しつつ近況報告をしつつ、食事なんて二の次でずーっと歓談しまくりだった際に、ふと投資の話が出ました。

投資をやってみたいけど、そもそも貯金すら出来ないのに余裕資金なんて目処が立たない。余裕資金がある人って別次元にいるんでしょ?みたいな話になったのです。

「いやいや、目の前にいますがな」と。

投資に回す余裕資金とは?

二番目の子供を産んだ時に同じ病院で、病室が近くて彼女の方から声をかけてくれたのが仲良くなったキッカケだったので、投資セミナーとかそうした類の場所での出会いでもなく、その友達とは普通の母親同士としてお付き合いが始まったので、お金の話を赤裸々にするという機会も特になく。

それぞれの子供たちも全員小学生になり、彼女も週4日勤務のパートタイムで仕事を持つようになったので、話題は自然に家計やら教育費の話になりました。

彼女の中では投資に興味があるけれど、投資に回す余裕資金というのがそもそも何を言うのかよく分からないとのこと。

「投資に回すのは余裕資金で」とよく言われているから、読んで字のごとく余ってたり、金銭的な余裕から出るお金の事と思ってしまうけれど、私の中では「無くなってしまっても耐えられるお金のこと」と彼女に伝えました。

例えば、私が人にお金を貸すということは、ほぼあり得ないのですが「お金を貸すくらいならあげる気持ちで渡しましょう」ってな教えがありますでしょう?

“人に貸すくらないならくれておしまいなさいよ”という気前の良い台詞ですが、そういう場合に相手が求める金額は無理だけど、カンパしてあげられるというような額でしょうか?いや、それだと千円単位とかになるから少ないか。。。

借金で首が回らなくなってる友達や身内がいたとして、その人に渡せる金額というほうがイメージしやすいですね。一般的には、何回かに分けたとしても5万から10万円ぐらいでしょうか。自前で用意するなら、このぐらいの金額のことを指すんだと私は解釈しています。

他には節約して頑張って頑張って貯めたお金があったとして、例えば100万円の貯金を目指してて100万円に到達して、更に10万円まで貯まって110万円の貯金になったら、その10万円のことを指します。

実際、私はそこからスタートしましたから。

もっと分かりやすい余裕資金は、相続したお金です。親子関係だけじゃなく相続って意外とあずかり知らぬところから引き継いだりするんです。例えば、登記変更していない代々受け継がれてきた土地を相続人が売りたくなったとしても、相続権を持った子子孫孫がワラワラいて、偶然にも自分がその中の1人だったりするなんてことは、結構頻繁にあります。

頻繁にあるというのは1人の当事者に対して何度もということじゃなくて、色んな人の身に1度は降りかかる可能性としてです。数十万くらいなら普通ではないでしょうか。

そうしたお金が舞い込んでくると、簡単に「贅沢しちゃおう♪」って気分になりがちですが、それこそが余裕資金と呼ぶものなので、私だったら全額を投資に回すということにします。要するに臨時収入の部分です。余裕資金という言葉より、臨時収入の方が身近かもしれませんね。

臨時で入ってきたぐらいなので、突発的とか予想外だったりするお金です。本来だったら手にする予定じゃなかったお金。それこそが余裕資金となります。

臨時収入であれば宝くじよりも入ってくる可能性が高い

臨時収入って案外あるもので、会社の業績が良かったりすると特別ボーナスが出たりしたこともあったし、ご主人や奥さまが浮気をしてしまったとして、その際の慰謝料を得た場合とか?離婚はしないけれど、二度とやらない口約束の確約を含めた慰謝料を貰ったとしたら、それこそ投資に使って増えたお金で豪遊したいですよね。

宝くじを買って「当たりますように~」と大当たりを願うよりも、可能性としては臨時収入の方が割と入手する機会に恵まれやすいかと。

余裕資金は大金じゃなくていいのです。大金のほうが、より投資力がUPしますが、それは既に投資のご経験がある方の場合であって、NISA口座すらまだ作れていない初心者さんのうちは、少額で投資を始めた方が絶対に安心です。

投資でビギナーズラックを引き当てると、その後が続かなくなりますから、臨時収入は投資に回す余裕資金のことと心得て、コツコツ余裕資金貯金を証券口座で始めましょう。

「証券口座へ入金する」というアクションが投資への下準備になりますし、NISAを始めるにしても証券口座を作らなければ取引きが出来ませんから。。。

「自分には今まで一度も臨時収入なんて無かった!!!!!」と思うアナタは、もしかしたらあったことにすら気づかないで使っちゃったのかもしれませんし、元手のかからない開運アクションというのは沢山ありますから、そうしたことをコツコツやり続けながら機会を楽しみに待つのもいいかもしれません。

ここまで紹介したようなお金が無いうちは、投資に回すお金は余裕資金ではなく、無理め資金に該当するので、「投資で増やそう!」「投資で儲けよう!」という誇大広告やSNS上のナゾ投資家にそそのかされるだけですので投資に関しては手を出さないようにしていた方が良いと思います。

余裕資金を活用した6月の配当金は…

そんなアドバイスを友達にしてみましたが、余裕資金があったとしても初めて取り組む時は何かと煩わしさがあったりするので、証券口座を開設するまでが1つのハードルだったりするもんです。

ただ、続々と6月の配当金が入り始め、余裕資金を活用した上での今回の配当金は特定口座とNISA口座を併せて総額で64万円でした。

「配当金から税金が引かれないとこんなに手元に残るの…?」とNISAで運用することのメリットを実感した今回の配当金受取り。「税引き」という金額に目が慣れてしまうのもマネーリテラシーを低くしていることかもしれない。税金を払うことは仕方がないと思う部分を持ちつつも、徴収された税金の使い手のマネーリテラシーが為ってないのはいかがなものでしょうね。

法律を決める、罰を下す権限や力を持った人たちこそ、今一度マネーリテラシーを学び直して欲しいと切に願う今日この頃です。

「億劫だなぁ」という思いを抱えているだけで、もしかしたら私以上の配当金を得ていたかもしれないので、ご主人の浮気未遂に悶々としていた友達にもボーナス月なのだから、サクッと慰謝料もらって投資のための余裕資金にしちゃえばいいのにと余計なアドバイスをさせて頂きました。

 

定年前にしておきたい5つのこと

今年9月の誕生日を迎えると50歳になります。私の職場では、今のところまだ60歳定年とされているため、定年まであと10年という心づもりでいます。が…

10年経ったところで長女は21歳、次女は19歳、長男は17歳という状況です。夫は同い年なので、ほぼ状況はかわらず。

今どきの60歳は大病を患ってなければバリバリの現役として活躍されているので、定年退職したとしても働けばいいのですが、就職先のあてがあるのかどうなのか…

再雇用という制度もなく、そもそも今の職場の存続があと10年あるかどうかも危ぶまれるところなので、日々私は自分の身の振り方についてアレコレ思いを巡らせているわけですが、巡らせていても行動していないから全くもって不甲斐ない。

それでも40代最後の夏を迎えながら、定年前にしておきたい5つのことを考えてみました。

①骨から整える健康管理をする

ママ友としての繋がりのおかげで、自分より年下の友達がいます。「ママ友」というよく分からない枕詞が取れて、いまは信頼のおける友達として付き合っている一回り下の友達の職業は警察官です。

彼女は育児や家事をワンオペでしながら、業務の一環で合気道の大会に出場するための稽古に励む一面もあり、常に頭脳と体力と精神が研ぎ澄まされており、更に女子力を高めるための日夜、美容情報を収集し日を経るごとに美しくて目映い輝きを放っているステキ女子なのですが、その彼女から「まずは筋膜をほぐすのが基本です!」と圧高めに教えてくれたのが、ユミコアダイエットです。

体重を気にするのではなく、体型を整えていくことを重視するメソッドを展開しているのがユミコ先生。TVでもよくお見かけします。

女性は閉経期を迎える40代後半から骨粗しょう症の懸念もあり、ホルモンが放出されている今のうちからしっかりと骨と向き合っておく必要があるのではないかと。

お金があっても時間があっても「膝が痛い…腰が痛い…」と、どこかしら痛みを訴えるなんてナンセンスなので、筋膜はがしから始まりボディバランスを整えながら、食生活と向き合って良い習慣をつけておきたいと思いました。

②計算力とデータ分析力を身につける

数字というのは生きていく上でとても重要です。子ども達の宿題や家庭学習に付き合っていると、読み書きそろばんを当たり前に習う義務教育というのは本当にありがたいと思います。

学校教育の是非については色々と問われていますが、読み書きそろばんという面においては低学年から始まり4年生頃までの知識を完全に身につけることは、必須だと夫と2人でよく話しています。

私自身の学歴は高卒ですが、父は早稲田の政経で母は信大を卒業してから定年まで小学校教諭をしていました。脱サラした父は、私が誕生し物心ついた時には個人事業主としてコンサル業を営んでいましたが、多角的に数字を読む力があると事業にも投資にも役立ちます。

IT化が進んだことで世界中で膨大なデータが蓄積されていく今、データ分析は無くてはならないものであると、Googleデータアナリティクス講座を受講していた際に講師陣が述べていました。AIの導入があれば分析など人が関わらなくとも済む話になりましょうが、データといえど取扱いについて、そう簡単ではないものだというのはこの講座で学びました。データ分析力が身につけば、ただの事務職よりももっと面白みが出て来そうなので、仕事の合間に習ったスキルをモノにしていきたい。

③英語力を身につける

20代の中頃に1年間ワーホリでオーストラリアに滞在していました。その頃は、英語で寝言を言うレベルまで仕上がっていましたが、言葉は使わないとどんどん話せなくなってしまいます。

いまは、英語圏ではない知人とWhatsAppでやりとりする機会があったりするのですが、テキストを送信する際にはGoogle翻訳を使ったりするので、本来の英語力は減退の一歩を辿っています。

都内至るところで海外旅行者を見かけますし、自宅近くの最寄りでも沢山の外国人を見ます。SNSで繋がりを簡単に持てる機会も身近にあるので、英語力はいつまでたっても磨く必要があります。

④日本人を極める

日本で、日本人として生まれることが非常に特殊で珍しい運命だということをある日のインスタ記事で読みました。日本人として生まれる確率は、全世界人口の中で1.5%とか。もっと詳細なデータだったと思いますが、日本にいると日本人としての特殊性はあまり気に留めることはありません。

いまの日本の政治や経済力をみていると、諸外国との比較をする上でついついうつむいてしまいたくなるような気持ちになりますが、本来この恵まれた国の国民として生きることは非常に幸運なことであるということに気づかされました。

外国の方とやり取りする上でも、海外へ足を運ぶ際にも母国についての知識と誇りをもっているといないとでは、自信の持ち方が全く異なると思います。

塗りつぶされた歴史や歪んだ価値観を一旦ゼロにして、本来の日本人が持つ素晴らしさや弱さを再点検していきたいなと、子供と一緒に教科書を見ながら感じるところがありました。

学ぶことの面白さとして、自国のことを深く掘り下げることは決して無駄ではないし、子供が結婚し、孫が生まれていくような命のリレーが続いていくことを見越した考えが芽生えてきたのは、やはり50代が目前になってきたからかもしれません。

⑤経済力を身につける

就労していても、いつ何時その地位が崩れるかわかりません。子育て世代として付き合いのある周りのご家庭は持ち家であることが多く、みんなとてもステキで立派なお住まいです。お掃除も行き届いていて、共働きなのに本当に尊敬しています。

ですが、口には出せない心配な部分も正直ありまして…

皆さん住宅ローンを組みながら「不動産は資産。賃貸は資産にならないから買った」と口々に言っているので、賃貸暮らしの私としては居づらい場面でもあります。たしかに不動産は資産としての価値があり、自己破産をする際には資産としての扱いになりますが、ローンを払っている以上は資産というより負債です。

そのあたりの解釈はベストセラー本になっているロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん 貧乏父さん」に書かれていますが、給料のように毎月口座にお金が入金されるのでなければ、賃貸も持ち家も価値としては変わりません。何なら、持ち家のほうがローンを抱えているという点で借金となりますから、いくら節約して貯金を殖やしたところで、ローン残高がゼロにならない限りはむしろ負債です。

自己破産に至ってしまう人々の背景には、少しの贅沢をしたがために住宅ローンのある家計が圧迫されてというケースが多々あるのを見てくると、不動産を資産と捉えて無理な住宅ローン(最近ではペアローン)を契約した後に「貯金が全然貯まらない」と嘆いているママ友たちの会話を耳にしながら、借金を持たないことの大切さを痛感しますし、会社員としての身分ですら絶対的な安心感というのもありません。

ただ、日本という国の労働者と賃貸不動産でいうところの賃借人は法律で固く守られているので、その権利を使えるうちに次なる経済力を身につけておかなければ、健康的で楽しいこれからの人生にならなくなってしまいそうです。

先日、友達に勧められて映画『国宝』を観てきました。歌舞伎の世界については完全に無知で、伝統芸能の一つであるという認識しかありませんでしたが、歌舞伎で身を立てること人間国宝として認められるということ、伝統を受け継ぎながら受け継がせること、長く続けていくことの大切さ、そして日本ならではの美意識を大きなスクリーンから学ばせてもらいました。

行動を起こせるうちに色々と実践していく10年にしたいと思う40代最後の夏の始まりなのでした。

 

夫婦ゲンカから離婚の二文字がちらついた時に考えること

暑くなったかと思えば、天候の悪い日が続いたりと5月・6月は年々体調を崩しやすいシーズンになってきました。夏の暑さもこたえるけれど寒暖差や曇天は気持ちを憂鬱にするし、何より40代ラストイヤーを爆走中の私としては、ホルモンが枯渇しつつあるというだけでも日常生活を送るのがシンドイわけで。

そんな矢先、新学期から学校で友達関係のトラブルにあっている長女の対応やら、長男の療養看護で日々のリズムが狂い、スマホとゲーム機を手放さない夫の態度にぶち切れ、以前投稿したこちらの記事にあった友達からの相談に乗っているうちに、離婚の二文字がちらつくようになりました。

離婚の二文字がちらついた時に考えること

友達のご主人の浮気に対するアプローチを調べまくっていたせいか、私のweb画面上にはサレ妻さんたちの情報が次々と表示されるようになってしまいました。

以前、別の友達から教えてもらったコチラのブログ(「超ブラック!兼業農家に嫁いだら」byまゆみさん)を読み込んでいたのもあったのかもしれませんが、私のように3人子供がいる奥さまが数年前の母の日に突然ご主人から「ほかに好きな人がいる」と告白されたことを発端にご自身の夫婦関係について現在進行形で綴られているコチラのブログ(「夫が不倫してました」by桃さん)も、Googleが選び出してくれましたが、関係が悪化した後の結婚生活の維持も大変だけど、離婚も本当に大変ですよね。

弁護士に依頼しないと離婚出来ないケースとなると、本当に精神衛生上しんどいだろうと思います。当事者の間に別の人が入ると、それが弁護士であろうと中々進まないものですし。

裁判離婚ともなれば、裁判所が決定してくれるので早いと思いますが裁判にもってくまでが長いでしょ?調停やって不成立で審判やってそれもダメで…いやぁ、夫婦ゲンカが可愛いものに見えてきましたわ。でもね、不貞を働かれたらそりゃもう信頼関係の回復にも時間がかかりますから。

信頼関係を回復させる時間が勿体ないなと思ったら、慰謝料とか養育費とかザザっと計算して、弁護士入れてスパっと離婚した方がタイパ(タイムパフォーマンス)もよしでしょうね。コストよりも悶々とする時間の方がモッタイナイ。

専業主婦の方々は是非1日も早い社会復帰を

先程、取り上げたブログの作者さんたち、お一人は看護師さんで、もう一人は長きに渡り専業主婦をされていたようですが、この度のご主人の不貞により働きに出て、最近では正社員として登用されたとか。

結婚しても収入源は絶対確保しておくのが望ましいです。女性の持つ仕事スキルの高さは、計り知れないものがあるのに、なぜにこんなにも夫一人の給料だけでやり過ごそうとしてしまうのか。実にモッタイナイ。

専業主婦をしていて、かつ子育てを長年続けてきたということで職務経歴書に書けることは一杯あると思うし何なら、中高年で転職活動しようとしている50代のオッサンより仕事で貢献できるスキルはあると思います。

そりゃブランクがあるし、言ってみれば他業種・他業界への転職みたいなものなのだから、最初の数か月は働かされる側も雇用する側もスムーズに行かないと思いますけれど、慣れてきたら抜群のセンスを発揮できると思えてやまないのは、現在PTAでご一緒している長年専業主婦をしてきた方々をみていても才能のムダ使いだなと。

PTA役員なんてボランティア活動の代表格みたいなジャンルなのに、細部まで行き届いた気配りや、作業効率UPに向けた提案とか、有料級のスキルレベルの宝庫です。

離婚しろと強制するわけではないけれど「俺の稼ぎで暮らしてるくせに」とか言っちゃうような夫の元で自己肯定感を失うくらいなら、1日でも早く専業主婦の方々には社会復帰して頂きたいくらい。

共働きであっても、フルタイムではなくパートタイムだったりすれば自分一人の収入で子ども達との生活を維持していくのは難しいということもありますが、結局のところ自由度が下がることと天秤にかけてしまうと、給料収入を得るより夫の言うことを受け入れていた方が働くよりはいいという意見に行き着いてしまうのですかね。

節約よりも収入を稼ぐ力と貯める力があることの強み

私は高卒で、20代の頃から職を転々としまくったので履歴書の欄が足りなくなってしまうような経歴の持ち主です。今の職場は派遣で雇われた後、正社員登用されて間もなく勤続20年というところですが世代で言ったら就職氷河期世代に属しています。

就職氷河期と言われますが、業種を選ばず興味のあるなしで選択してきただけなので、何かしら仕事にありつけていました。正社員で採用されても半年で辞めた会社もあったし、派遣先で契約打切りになったこともあります。現在の職場に辿りつくまでに10社ぐらいは変わっています。

つぎはぎだらけの履歴書になったのは仕事都合だけじゃなく、1年間ガッツリとワーホリでオーストラリアに行っていたこともあったし、ブラックな職場がイヤで半年間何もせず実家に出戻っていたこともありました。

フラフラし続けていた20代。高学歴でもなく、高度な資格を持っていたわけでもありません。転職を繰り返していたし、住む場所もコロコロ変わっていたので蓄えもなく、なかなか定着する仕事に巡りあえずにいたことをとても不安に思う毎日でした。

学歴や資格もなく、履歴書はつぎはぎだらけ。結局、何のスキルが一番あったのかさえ分かりません。(それは未だにハッキリとしませんが…)

ただ、いま振り返って思うと不安で悩んで困ることもありましたが、頭の中だけで終わらせるのではなく何でもいいから、自分が少しでも興味を持った業界や職種に向かっていったことが良かったなと。今ほど、転職に寛容な時代でもなかったにもかかわらず履歴書は散々な仕上がりですが、やりたいことを細切れでもやり通したことは、過去に後悔を残さなかったという点で自己満足度はめちゃくちゃ高いです。

いまの職場に落ち着いてはいますが今年50歳になることで、そう遠くない未来に定年があります。にもかかわらず、子ども達はまだ小5・小3・小1ですから、働き続けることは必須です。夫婦でフルタイムの共働きでも高齢出産ペアなりの問題点はあるため、そう簡単に離婚を選ぶことも出来ません。

1万円という金額、もっと小さい千円という金額でも節約するより労働した方が早くお金を作ることができるし、そもそも貯めたものに手をつける必要がなければ、もっと早くお金を増やせます。

DVやモラハラなどの必然的な離婚で無い限り、夫婦生活を維持しながら仕事を続ける経験値をあげて、最終的に天寿を全うする時に後悔や苦労をしないで済む一生を送りたいなと、夫婦ゲンカから一週間を経て腹立たしさがだいぶ収まってきた今、思う次第です。

 

6月はボーナスと配当金の季節です

オリエンタルランドから株主優待のチケットが先日送られてきました。前年の株主優待チケットが1枚余っていて、今年の株主優待チケットが1枚届いたら、プーさんのポップコーンバケットを買いに次女と二人でディズニーランドデートをしに行こうと思っていました。

6月はボーナスと配当金の季節デス

6月や12月と言えばボーナスと配当金が振り込まれる季節です。私は職場で給与担当もしているので、賞与計算の前に労働保険料の支払いやら厚生年金の賞与支払算定書類作成に追われるので、ウキウキするよりも金額を間違えないようにするためのプレッシャーがあり、眠りの浅い日々が続きます。

私にとってはボーナスよりも配当金の方がめちゃくちゃありがたいので、ボーナスの振り込みよりもずっとずっと心待ちにしていた配当金の入金が、カード引き落とし日の前日という最高のタイミングで入金されたので、本日現在やりきった感で一杯です。

そして、ほぼ同じ頃にオリエンタルランドから株主優待チケットが送られてきたので、前年分の期限が到来する6月末までにディズニーランドへ母娘入園できると浮かれていましたが、長男が溶連菌に感染するという事態に陥り看護休暇を数日間取得してしまったがため、これ以上6月の休暇申請をすることが難しく、前年分の株主優待チケットはディズニーヲタガチ勢な友達に譲り受けてもらいました。

すでに今月行ってきたようですが、ガチ勢しか分からないイベント開催中のために何度でも行きたかったようなので、大変喜ばれて何よりでした。

オリエンタルランドの特別優待があるらしい

話題に上っていましたが、今年はオリエンタルランドの創立65周年にあたる記念イヤーらしく、例年とは違って特別優待が実施される予定だそうで2025年9月30日時点で100株以上所持している株主を対象にチケットが1枚配布されるらしいですね。

配布される時期は12月頃となっていましたが、今月届いた株主優待チケットの有効期限が来年の6月末だから、これを使って12月以降に次女と二人でパークインすることができそう!

あ、でも今年株価が一瞬下がったタイミングで買い増しをしたので、現在のオリエンタルランド株数は2000株あるから、9月30日時点における通常の配布も併せると12月の時点で3枚の株主優待チケットを所持することに!?となると長女を連れていくべきか、いや末っ子長男と行くべきか…

2才差の子供が3人となると、なかなかペア行動もできず、どうしたら争奪戦にならずに済むか頭を悩ませます。とはいえ、実は株主優待目当てで株を買い増ししたことを少し後悔していたのです。

2000株所持することによって支払うことになる投資金額を、もっと利回りの良い企業へ投資した方が良かったんじゃないかと。オリエンタルランドの利回りって本日現在見ても1%切っているのですよ。配当金生活を楽しみたいのであれば確実に対象外なのだけど、3年後の2028年からクルーズ事業も始まるし、利回りでは楽しめないけれど評価損益額が上がってくれるかもしれない。

そして何よりガチ勢では無いけれど、私は日本のディズニーパークが好きなのです。ファンとしての喜びを味わいたい。味わい続けたい。

こうして利回り面では残念ではあるものの、オリエンタルランド株を買い増しして良かったと思える嬉しい発表をしてくれたオリエンタルランド(=推し)には感謝の気持ちを伝えたい。けれど、株主総会は平日だし場所が幕張だしお土産もないので、サクっと議決権をweb行使させていただきました。

配当金がありがた過ぎる

オリエンタルランドの配当金は微々たるものですが、それ以外に入ってくる6月期の配当金はオリエンタルランドを除くと3社ほど。それでも合算すれば50万を超えるので、2025年の下半期分のお小遣いとして大切に使っていきたいと思います。

我が家は1年分の生活費を年始に概算で引き出して、引き落とし口座へ振り替えたあとは一切引出しをしないスタイルなので、ボーナスが入ろうとも手をつけることは無く、家計から分配された私のお小遣いだけは到底やりくりできないので、配当金や売却益は無くてはならないものですが、先程もふれたように今年は1社売却して得た資金でオリエンタルランド株を買い増ししてしまったため、配当金と売却益を捻出できる資金が尽きてしまいました。

このところ、調子乗った使い方をしている訳ではないのに、物価高ゆえあっという間に残高が減っていくので、年末に期待される配当金が入るまでは財布の紐と気をひきしめつつ使っていきたいと思います。

ここまでで出て来た配当金は前から長期保有をメインにした証券口座の方だけど、そういえばNISAと家の資産運用先口座にしているSBI証券口座にも配当が入るのをすっかり忘れていました。

夫婦で管理している口座なので、自由度が低く売り買いのタイミングも夫と話合いをしなければならないので、思い切った動きもとれないから放置気味にしていたけれど、去年購入していた分と今年分のNISA口座に配当金が入ってきます。

夏休み中の予算として、そちらの配当金は使うことにしよう。といっても、数万円ですが非課税だから何も引かれずにそのまま入ってくるのを見ると、NISA制度の強みにひれ伏したくなりますわね。ありがたやありがたや。。。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証⑥

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

公正証書遺言に書かれた義父の思い

義父も息子である私の夫も、双方で遺産相続はしない方向でしたが、父親としてはやはり、息子へ託したい気持ちが大きかったのです。当然と言えば当然の話ですが、夫は何も受け取るつもりはないし、父親が亡くなれば嫌悪感しかない母親と姉しか残らない実家の人間とは断絶すると私にも父親にもハッキリ言っていました。

けれども、義父にとって息子である長男よりも可愛い孫達のためには、自分の持分を全て息子に引き継がせる必要があると判断したのでしょう。夫の5歳上になる義姉には各預貯金の半分を相続させ、夫にはその預貯金の残り半分と不動産と祭祀関係について相続させるとの遺言が綴られていました。

義父よりも義母の方が、そもそもの財産額が大きいため義母への相続分は保険金と一部の預貯金となっていました。義父からの最期のメッセージとも言える附言事項には「家族皆で支え合って仲良くするように」と、最後の最期まで一堂に会することのなかった家族たちへの願いが綴られていました。

私は自宅に戻り、夫に公正証書遺言の中身を自分の目で確かめてくるよう公証役場で遺言書の謄本を取り寄せるように言いました。

遺言書の謄本を夫が目にしたときのこと

後日、遺言書の謄本を取ってきた夫は、結婚してから10数年ともにしてきた中で、見せたことのない悲痛な表情と後悔の念を顕わにしていました。

「何てことをしてしまったんだろう…」

遺言書を目にして以来、何日も何日も夫はうなだれていました。父親を亡くしてようやく、自分が今まで目を背けてきたことがどれだけ大きな事かを痛感したようです。

さんざん避け続けていた実の母親との接触を拒むことが出来ない状況を受け止める心の準備が整った後、夫の行動は早いものでした。亡き父から授けられた使命を遂行するために、あれだけ嫌がっていた母親とのやり取りをする日々が始まったのです。

それからと言うもの、夫から頼まれて不動産の相続登記手続の書面を整える手伝いをしましたが、相続税を納税するまでは義父が存命だった時にお世話になる予定だった税理士に依頼し10ヶ月以内での納税を無事に終え、全ての相続手続が完了したのは2025年の2月でした。

『地上最強の商人』による効果の程は?

気づけば夫の相続手続話になっていますが、私はこの相続騒動について何年も前から懸念していました。賃貸不動産経営をしている不動産を相続するのは専門家からしても普通の自宅不動産を相続するより厄介なものであり、夫の実家のように家族仲の悪い者たちが手続を進めるのは、たとえ弁護士に依頼したとしても時間がかかり、そして思うようにいかないものです。

実際の業務で目の当たりにしてきた相続トラブルについて、我が身にいつか降りかかることとして、ずっとモヤモヤした気持ちを持ち続けていきたことでした。

日本では何かにつけて「嫁」に押しつける風潮が未だに根強くありますし、嫁である自分自身も「嫁いだのだから、私がやらなくちゃ」と思っている部分は、どのご夫婦の間でも必ずあると思います。

地上最強の商人に書かれている内容は、一見すると経営や営業成績をあげるためのノウハウにも読み取れ、対象も男性向けのように思いますが、私にとっては自分の気持ちに正直に生きることについての訓練になったと思いました。

義母との関係は、以前のような「良いお嫁さんと優しい姑さん」という形からは遠いものになりました。義母の化けの皮が剥がれた瞬間を垣間見たときは最終巻にあたる第10巻にさしかかったところでした。その中の一節に「悪い習慣を流し去り、良い習慣の中に私を浸してください」というものがありました。

私に染みついていた悪い習慣とは「人の意見を優先して、自分の意見を後回しにしてしまう」ことでした。その場を穏便に済ませようという気持ちが強すぎて、どんな場面でも自分の気持ちを押し込めてしまう一面を持っていました。

それはそれで、周りの空気を読んで行動するということでしたから、悪い習慣でもないと思えますが、自分の心を押し込めることで後悔したことも、その場では良い流れになっても先々で残念な結果に繋がることも多々ありました。

義母は今までに出会ってきた数々の人たちの中で、筆舌に尽くしがたい思考を持った人でしたが、嫁いだ以上はきちんとした嫁の努めを果たすべきだと自分に言い聞かせて付き合ってきました。商人メソッドに取り組む中で「何が自分にとって大切なことなのか?」という部分を日々問いかけてみると、関わりを絶つ必要がある習慣のうちの一つの存在が、義母のような人を振り切ることだと気づきました。

「収入が増えればいいな」という軽い気持ちで始めてみた取組みでしたが、収入という金銭的なことよりも、自分の悪習を改善することが出来たので、収入UPよりよっぽど身になったというのが今のところの感想ではあります。

ただ、地上最強の商人検証①で触れましたが行動力は確かにあがり、それに連動するように運気UPに結びついたと思えることもありました。

それは、購入しようかどうしようかと以前から迷いながらも、昨年の10月に80円台で買った仮想通貨(XRP)が大化けしたことです。

自分の中では給料UPを想定していたのですが、投資利益も収入と言い含めるのであれば、地上最強の商人効果は収入UPに現れたと言えるのかもしれないですね。

つらつらと書き綴ってきた地上最強の商人の検証結果は、この記事で終わりです。効果の出方は人それぞれだと思いますが、いまでも時折この本を開く時があります。

決して安い買い物ではありませんでしたが、根拠の薄い高額セミナーに通うよりは、懐にも自分にとっても良い買い物だったと思います。

ーおしまいー

夫の浮気と風俗通いが発覚!その時、妻は…

先日、コロナ禍以前から長いこと会えずにいた友達からLINEがあり、久しぶりに会いたいねとやり取りを進めると「まだ法律事務所で働いてる?実は…」と中々ヘビーな内容の相談を受けました。

夫の浮気と風俗通いが発覚!その時、妻は…

今回、奥さまがどうやって夫の浮気に気づいたかというと、まだ低学年の娘ちゃんがパパのスマホにインストールしていたゲームアプリで遊んでいたところ、「おもしろいからママもいっしょにみてて」と無邪気な誘いをかけ、ママが娘ちゃんの隣でスマホをのぞき込むと、画面上にLINEの新着メッセージを告げるお知らせが。

するとそこには、見覚えのない女の名前が表示されたそうな。すぐさまトーク画面を確認すると「この間のカラオケ楽しかったね♪また会おうね^^」などなどキャッキャしたカップルにありがちなやり取りを彷彿させるトークが表示されたとか。

奥さまは他にも余罪があると踏み、夫のスマホをリサーチすると出てきたのはマッチングアプリ(以下「マチアプ」)で、他の女子ともやりとりしつつ、それとは別に男友達とのトーク画面では風俗通いをしているという事実も判明。

大体の奥さまがそこで感じることと言ったらそれは…

「きもちわるっ」

という嫌悪感ではないでしょうか。風俗業界についてどうこう思っているのではなく、結婚した夫が自分以外の女性と身体を重ねるということへの嫌悪です。

いまや貞操観念は別に女性だけが守らなければならないワケでもないし、夫やパートナーに法律としての義務はなくとも、信頼関係の土台として持ち合わせていないと。

親子という血のつながりがない分、精神的な部分でしっかりとつながっていなければ夫婦なんて簡単に破綻してしまいます。(だって、他人なんだもの)

奥さまの友達にまさか、法律事務所で働く輩がいるとは思ってもいないでしょう。弁護士ではありませんから、法的な問題についてとやかくアドバイスは出来ません。

なれど、私の大切な友達の心を踏みにじる奴は「ブッつぶす!!」と、まるで自分事のように夫に一番ダメージを与える方法について策を巡らせてみることにしました。

夫が浮気した時に一番ダメージを与える方法とは?

この相談を受けた後、私はそばにいた自分の夫に「男性にとって浮気したことへの一番の報復ってどんなこと?」と聞いてみると、夫は「やっぱり奥さんが逆に浮気することじゃないの」との回答がありました。

自分でしたことは自分に返ってくるパターンは確かにダメージとしても大きいでしょうが、妻が同罪を犯すのはデメリットでしかなく、いまいちピンと来ません。

そもそも、奥さま側としては夫の浮気が発覚するまではマイホームがあり、そこで一緒に暮らす子ども達と、忙しいながらもパパが大好き子どもたちを懸命に育てつつ、パートをこなして精一杯日々でも幸せな暮らしを送っていたわけで。

夫への仕返しの為に、誰かと寝るとか言うことがそもそも気持ち悪いでしょう。推しが目の前に現れて誘ってくれたとしても、一瞬躊躇してしまうでしょう。母親として生きるというのは責任の重さの感じ方も、夫の比ではないのかもしれません。

浮気を簡単にしてしまうような思考の持ち主を、そう簡単に改心させることも難しいでしょうし、失った信用を取り戻すことも時間がかかります。もしかしたら、一生その信用回復が難しいかもしれません。

であれば離婚を選択したほうが、煩わしい夫の影にストレスを抱えることもなく、子どもたちが成長するまで、シングルとして生活を成り立たせていけば良いのですが、下の子もまだ小学校の低学年。

上の子は6年生で、来年には中学入学が控えています。DVで暴力を振るう相手ではなく、モラハラ度合いも強烈でないとなれば、自分がどのくらい譲歩できるかが決め手となる部分でしょう。

結婚してから仕事を辞め、子どもたちが小学生になってパートで仕事を再開した奥さまにとっては、自分だけで子どもを養い生活を成り立たせていくことは出来ないから、今回の夫の不祥事をどう落とし前つけさせようか悩ましいところのようでした。

浮気が発覚してからは、夫の実家へ戻ってもらうようにして、夫は週末だけ自宅へ戻るように伝えてあるとのこと。仕事上、平日に不在であることは度々あったようで、不自然な形にならず、まずは子どもたちが両親から漂う不穏な空気を察知しないよう配慮したそうです。

子ども達に会えるはずの日常が自分の行いによって打ち砕かれ、発覚以後は夫から再三お詫びと改心の連絡が入るようですが…。男性の場合、下半身と理性は別の動きをするよう標準装備されていることもあり、奥さまにとって口約束は絶対に出来かねるとのこと。

この時点で奥さまから「弁護士に相談した方がいいのか」と聞かれましたが、そもそもマチアプで知り合った人と飲みにいったり、カラオケいったりというのは奥さまレベルでは浮気になりますが法律上の不貞行為とはならず、慰謝料をガッポリということも起こり得ないでしょうから、30分5000円以上はする相談料を払って弁護士に相談するまでには至らないのでは…と伝えました。

弁護士としても、相談料が見込めるのであれば話を聞いてくれますが相談者の話が30分で収まることはまず無いので(大抵の方は少なくとも1時間半ぐらい過ぎている)、弁護士へ相談に行くより、ひとまず夫へ「今後、浮気(の類)をしない」という誓約書を書かせることへ怒りの矛先を向けてみたらと伝えました。

しかも、誓約書といってもただの誓約書ではありません。それは、法律事務職員であれば簡単に思い浮かぶ、あの場で作成する誓約書です。

浮気の誓約書は○○○で残すこと!

浮気をする人の浮気癖は簡単には直らないということは、世の中のニュースやワイドショーのトピックにもなっているので周知の事実だと思います。男性に限らず、女性であっても常習犯は存在するわけで…。

ただ、仕事や家庭内でのストレスにより解消法が真っ当なものを選ぶ思考力も崩壊していてのマチアプやSNS経由での出会いだった場合、浮気心も魔が差していた可能性があり再犯性も高くは無さそう。だとしても、出来るだけ確約したい!となれば、署名と捺印がなされた誓約書は絶対書いて貰う!と私の友達も言っていました。

が、それだけじゃ甘いだろうと。仕事柄にもよりますが、男性は書類作成に慣れてるふしがあります。企画書やら見積書やらの書面作って捺印してということに抵抗なくサラっと書けてしまうものだと思うのです。だから、男性にとっても「紙切れ一枚で済むなら…」のハードルの低さかもしれません。

そこで、更なる反省と更なる確約を求めるためにも、ここは是非とも「公正証書」で誓約書を残すべき。

公正証書は公証役場へ行って作成するものです。一般的にこの場所で作る書面として通っているのは「遺言書」だと思いますが、浮気の誓約書だって公証人にお任せできるのですよー!

これ、私の夫に伝えたのですけど「それは、キツイな」と苦笑してました。

そりゃ、そうでしょう。恥ずかしいことこの上ないし。でもねぇ、奥さまにとってはそれなりの事をしたわけですから。是非、その恥ずかし目を受けていただかなくては。

しかも書き様によっては、ちょっと難しい言葉を使うと強制執行認諾文言(きょうせいしっこうにんだくもんごん)なる一文をつければ、この度の浮気の慰謝料としてお金を要求した時に、払うと約束されたものが払われなかったりしたら、裁判所に申立しなくても強制執行で夫の預金口座から強制的に徴収できてしまう効果もあるらしいのです。

そのあたりのことまで発展させるとなると、弁護士による相談は必要だと思います。慰謝料といっても夫婦共有の財産から払われることになるとしたら、50万?100万?あたりでしょうか??その内容の密度によって違うので何とも言い難いですが、まあ100万以下だったとして、公正証書を作る上でかかる費用は5千円ぐらいでしょう。

妻子持ちが浮気した場合の代償なんて、このくらい当然だと思うのですが…。将来的に今回の浮気が許しがたく、結局離婚を選択することになった場合にも、公正証書として残された誓約書なんて最強だと思えるけれども。

平身低頭で浮気したことを本気で反省し、後悔している間がチャンスでしょう。本気で悪いと思っているなら、その誠意をぜひ公証役場で見せていただくのはいかがでしょうか。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証⑤

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

本当になってしまった相続トラブル

弁護士からの連絡で義父の件を知りましたが、義父が亡くなっていたのは、1ヶ月も前であったことにも驚きました。我が家は税理士の一件以降、義実家とは着信も拒否をして完全に連絡を絶っていたため、一切の情報が入ってきませんでした。

それでも、さすがに臨終の際には何かしらの連絡は入るものと思っていましたが、何の知らせもなかったことにも驚きを隠せませんでした。たった半年ほどの期間で、懸念していた相続が実際に起こることになるとは…

夫には実家アパートの一室で独り暮らしをしている姉が1人おり、上階が実家なので義父に何かあれば弟である夫に連絡をしたりするのが一般的だと思うのですが、そもそも互いを嫌い合っていた間柄だったためなのか、義姉から弟である夫に連絡もなく、義実家からの着信を拒否したことは義両親にも断りを入れた際に公衆電話からであれば受信できるので、何かあれば公衆電話から私のところへ掛けていただけば夫が口を挟むこともないであろうと嫁に出来る最後の切り札的なものを伝えていたのですが、最初と同じで嫁の忠告など右から左であったのでしょう。

どっちもどっちな義実家の人々を間近で静観していただけですが、私にとって良かれと思ったことでも当人たちにとっては心外であろうこともあり、いつもなら良い方向性を見いだす事に尽力しているところですが、そこもあえて抑えるのも本の内容を実践する上で必要だったのかもしれません。

本を読めば何かが変わるのではなく、本を読んで動かなければ変わることなどあり得ません。おまじないの類は大好きですが、目を上から下もしくは左から右に動かせば自分を変えられると言うのは可笑しくないですか?

自己啓発本が何百万部売れても結局、人は早々変わらないというのは目を動かしただけで済ませてしまう人が多かっただけなのでしょう。運勢が良くなるとは言葉を分解すると運の勢い(動き)が良いか、運の勢い(動き)が悪いかということでしょうから、動くことで変化が生まれます。

私にとって、本を読みそして現実に現れる揉め事への心の持ち方に物凄く影響を与えてくれたのが、この地上最強の商人に書かれた教えだったと思いました。

相続が発生するタイミングとは

通常、相続が発生する起点は亡くなった日になります。今回、夫が父親の死を知ったのは実際の死亡日から1ヶ月が経過したあたりですので、その当たりはさして遅いということもなく。

そもそも、夫は相続放棄をすることにしていたのですから、相続が発生しようが全く関係ないということで良いのですが…

仕事で相続案件も色々と垣間見ている私としては何とも落ち着かず。相続のことよりも、嫁いだ時からずっとお世話になった義父が本当にいなくなってしまったことを受け入れ難く、ぶっちゃけいい大人である母親と息子の意地の張り合いに、これ以上付き合うのが面倒くさくなっていたのもあり、私の方から義母に連絡し、今更ながらご焼香させていただくため、義実家へ赴くことにしました。

義実家に行くと、この時まで何事もなかったかのような対応で笑みを浮かべながら私の訪問を受け入れる義母がいて、正直戸惑いましたが義父の御霊前で手を合わせた後、今日までの話を義母がもの凄い勢いで語り始めました。84歳と高齢だった義父の病状はあっという間に進行し、体重が激減していったとのこと、終末期ケアで素晴らしいサポートを受けて旅立っていったこと。

それらの話を聞き、実父を数年前に亡くしていた私は、もう1人の父の最期にも会うこともなく寂しい気持ちで一杯になりました。それもこれも全ての元凶は今、私の目の前にいる義母なのですが、夫は同行せず私一人で訪れていたこともあり、次から次へ聞き捨てならない話が出て来たのです。

最愛の夫である義父を亡くし、悲観に暮れる義母でしたが話を聞いていると、貴女は御見舞いにも来なかった、葬儀にも来なかったと何度も罵ります。最初は、話をそのまま受け止めていましたが、テーブルの上に置かれたデジカメを手にすると義母は、見てよこれと言って義父が棺に入っているすぐ横で喪服を着て満面の笑みを浮かべピースまでする写真を見せてきたのです。

「信じられない…」

私は実父を亡くした時にコロナ禍で、しかも入浴中のヒートショックで亡くなったのが死因でしたがコロナ検査をした結果陽性反応が出ていたということで、棺の中の父は黒い袋に覆われており、姿を見ることも叶いませんでした。

そうした事を抜きにしたとしても、自分と故人のツーショットを撮ることはけして悪いことだとは思いません。二人の間にある思いの形はそれぞれあって良いと思うので、思い出の一つにするなり色々な気持ちの上で本人とそれに同調する方で完結いただければいいのではないかと思います。

撮った写真を見せられた側としては、絶賛する言葉や感謝の思いはなくただただ冷ややかな視線を義母に向けてしまいました。縁あって義理の家族になった間柄であっても、最期を迎えるまでに起きたことを全て帳消しに出来るほど私の中ではまだ、本の内容を確実に実行できるほど成長しておらず、この時ばかりは感情を押し込むことができませんでした。

故人の思いが残されていたとき

何事もなかったかのような振る舞いをする義母とは反対に、私の表情はどんどん固くなり、すべきことを済ませてもうこの場から引き上げようとしたその時、義母が引き出しから取り出したのが死期を医師から告げられた義父が残したという公正証書遺言でした。相続放棄をするということを宣言した息子に対して、そのように望むならお前には何一つ残さず娘に渡すと言っていた義父。はなから遺産相続に関してはノータッチで良いと思っていた我が家にしてみたら、今更内容を確認するまでもないことでしたが、義母は読めばわかると言ってきかず、私の目の前に遺言書をひろげたのです。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証④

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

税理士との面談に行った後のこと

結局、義両親を交えての面談は実現しませんでしたが、私と夫で予定通り税理士事務所へ面談を受けに行ってきました。

弁護士もそうですが、自分にマッチする士業の先生を見つけるのは本当に難しく、法律事務所にいるからといって、自分に合う先生が優位に見つけられるということでもありません。

不動産投資でアパート経営を勧める広告や書籍があふれていますが、株式投資に慣れてしまっていると、不動産投資などというのは大変面倒で厄介な投資対象にしか見えず、義実家に行く度に『手放さないんですか???』と常々アプローチしていたほど。

不動産余りが叫ばれる2030年問題のこともあるし、今日も仕事でとあるアパートの住人さんが家賃滞納をしている関係で裁判所に申立をしていた建物明渡しの強制執行手続きのために、弁護士から命じられイソイソと提出書類の準備をしていたところですから、こんなことをプライベートでもやらなきゃいけなくなるとか無理でしょ…

そんな面倒な不動産投資を夫が相続するような事態になったら、結局周り巡って私のところへ降りかかってくることを考えると、私にとっても税理士と繋がりを持つことはメリットが大きいのです。

税理士に顔を売り、我が家の現状と義実家で今後予想される相続時に気をつけるべきことを相談しながら面談を終えました。

面談を終え、今回のドタキャン騒動でほとほと義実家との付き合いに嫌気が差した私は、夫からの願いでもあったので、金輪際子供たちを連れだって義実家に足を運ぶことは止める決断をしたのです。

お金ではなく自分の価値を100倍にするために

義実家を敵に回すということは、あまりいい実例ではないかもしれません。ただ、日本では未だに根強く嫁というものは嫁ぎ先に対して従順であれというような風潮もあるし、お嫁さん自身がへりくだって嫁ぎ先へ気を遣わなくてはならないと思っている背景もあります。

私も結婚して10年は、それなりに義実家内で粗相のないようにバランスを取ってきました。が…

並々ならぬお金への執着&執念が税理士面談の一件以後も露見して、最終的には逆恨みされたりもしつつ、義母からの執拗な嫌がらせを受けることになるのですが、その間に私が読んでいた地上最強の商人第3巻の中で「私の出会う不運の数々は、明日の幸運の種を私に運んでくる」という一節があり、日々繰り返し音読しながら、義実家との諍いの先にある幸運を思い描いて、爽やかにこの直面を切り抜けたのです。

私自身も我が家も、お金をちらつかされても心動かされることはなく、日々穏やかに過ごすことに多大なる影響を及ぼしていたのだと、振り返って思うのであります。

義母にとって最大の価値におかれているものがお金だとしても、夫や私にとっての最大の価値は自分たちにあり、事業を営んでいるわけでもない私が地上最強の商人に取り組むのは自分の価値を100倍にするためであると心に刻んだのでした。

第5巻とともに乗り越えたある試練

第5巻の内容については以前の投稿でも少し触れましたが「今日が人生最後の日であると心得て生きる」ことの大切な考え方について書かれています。

当たり前に今日を過ごし明日を迎え、昨日を振り返り1週間が過ぎ1ヶ月が過ぎる中で、誰しもが当たり前に過去と現在と未来に思考を巡らせています。

老後の年金問題に不安を覚えるのは未来についてですし、やらずの後悔は過去についての悔いでもあります。今日現在、どこも痛むことなく昨日と同じ時間を過ごせることの素晴らしさ、そしてそれは奇跡でもあること。

そのような教えが織り込まれていたのが5巻でした。そんな中、生前対策を棒に振ってしまった義父が滅多に訪れることがない我が家を訪問してきたのです。

数か月ぶりにあった義父は以前と何ら変わることはなく、元気な様子でした。もともと、義父と夫の関係は良好であったのですが、義母の味方についたようにみてとれた義父のことすらも拒絶するようになった夫は、歓迎するどころではなく居留守を決め込む決断をしました。

孫である我が家の長女だけが、久しぶりに会えたおじいちゃんに近づき、どうしたのかと声をかけると、衝撃的な報告があったのです。

「おじいちゃんね、胃がんでステージ4だったから、もうあと数か月しか生きられないって」

見た目からは全然想像もつかず、いつも通りの義父の姿でした。小学3年生だった長女は、どう反応していいか分からず、長女に付き添っていた私も予想外の報告だっただけに言葉を失いました。

それから4ヶ月後に義父は本当に逝ってしまいました。義母は、入院先の病院へ最期に孫たちを連れて面会に来るよう息子である夫に伝えていましたが、夫の意思は固く最後の最期まで父親を見ることはありませんでした。

決裂した税理士面談の一件の際に、「金輪際二度と我が家は顔を見せることはない。相続も放棄する」と宣言し、義両親も「それでいい。何があってもお前達の力は不要。孫達には会えないのが残念だけど、可愛い盛りのときにずっと一緒にいられたから、もう十分」とまで言い放っていたのです。

売り言葉に買い言葉でもあったでしょうし、本気でそう思っていたようにも思えます。ただ、その時の義両親(特に義母)にとって、まさかこんな結末が待ち構えていたとは思ってもいなかったのでしょう。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証③

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

義実家の相続騒ぎで試される地上最強の商人課題

地上最強の商人の課題というのは、非常にシンプルなもので、全10巻の巻物を45週間かけて1巻を5週に分けて1日3回(朝・昼・夜)読み込んで1週間読み終えるごとに、掲載されている振り返りページにしたがって点数をつけていくと言うものです。

人は誰しも3週間継続し続けると、その行為を習慣付けることができます。元に私は、あらゆることに関して三日坊主のプロでしたが、ある時「三日坊主を7回やれば21日になる」という気づきを得てから、実行力が格段にあがり様々なことをその考え方で習慣付けられるようになっていきました。

ただ、何でも「やればすぐに」自分の身になるものでもないし、突然大金が転がり込むこともありません。突然、大金が転がり込んできたら逆に事件に巻き込まれたかもしれないという不安に襲われます。

何の土台もないのに、突然さまざまな変化を安全に迅速に行うミラクルはありません。なので、日々毎日の課題(読む・点数をつける)をやっていても、その課題から日常の中に落とし込めるものを自分なりに探し出して、それこそ身につける必要があります。

私にとって、相続争いに参戦する気は全くなかったのですが、地上最強の商人で提唱されている実践の場として、義実家の相続対策に首を突っ込んでみることにしました。

物語の課題を現実の課題に盛り込んでみようと思ったとき

相続対策としての面談の際に、税理士から資産について大まかに把握できる資料があれば事前に用意してくださいとの要望があったそうで、主人は父親に簡単でいいから資産の一覧を用意しておいて欲しいと電話していました。

義実家では金銭管理の全てを義母がとりまとめています。義父はアパート物件の手直しをする作業系を担当していたので、金銭的なことはまるっきり把握していません。

なので、面談時の際には義母が管理しているものを現物じゃなくていいので、大雑把にでも分かるものを持ってきて欲しいと義父から伝えてもらった時には、義母も快諾していました。何せ、相続対策のためなので義母にとっても優位になるわけですから。

「人生最後の日であると心得て生きよ」と5巻に…

週半ばに税理士との面談を控えていたので、主人は義夫に例の面談の時に、資産の一覧がわかるようなものを必ず忘れないようにと釘を刺す電話をかけたところ、義母が「会ったこともない他人(税理士)に通帳やら何やら見せるなんて絶対イヤだと言っている」と言い出したのです。

気が変わるのは勝手なのですが、義母だけでなく私も主人もわざわざ仕事を調整しています。そもそも、依頼予定の税理士が大変お忙しい方で、相談の予定を入れるにも色々と難しく、双方の都合を合わせた上で決めた日取りだったため、直前になって変更などあり得ないことです。義母以外の関係者全員が混乱しました。

商人の課題の5巻には「今日が人生最後の日であると心得て」というものがあります。年齢に関係なく、突然命のローソクが消えることも現実にはあるわけです。亡くなる日の朝、普通に声をかけ送り出したのに…という悲しい文面を読むことは私が働く小規模な法律事務所であっても度々あります。

この課題に取り組んでいた時は、ニュースで見聞きする事件や仕事で関わる案件が決して他人事ではないのだなと本当に身につまされるような日々を送っていたと思います。

義母は私と会う際に必ず口をついて出てくる言葉がありました。

『お金はいくらあっても死ぬときは持っていけない』

『国に税金で払うくらいなら、子供や孫達にあげたほうがよっぽどいい』

とにかく、この2つを毎回それも滞在時間中何度も言っていました。老後破産のニュースや親の介護を負担する友達が徐々に見え始めて来たこともあり、義実家に財力があって本当によかったとのんきに思っていたぐらいでした。

しかしながら課題に取り組んでいない義母ですが、人生最後の日であると心得ながらも、人生の対策を考えるどころか、逃避しようとするパターンがあるなんて。義実家の出来事ですが、義両親二人で築き上げた財産です。結果的にどうなろうと、嫁の私からしたらどうでも良い話なわけです。

息子である主人は激怒しました。それは、自分に親の財産が渡らなくなるということではなく、両親が所有しているのは戸建て不動産ではなく、アパートの住人およびアパートの管理もあり、義父がいよいよ体調を崩そうものなら、車の免許もなく字も読めない義母は、自分の子供らを頼らざるを得ません。息子である主人にとっては、煩わしいことこの上ない事態が待ち受けるわけです。

この一件から他にも義母の守銭奴的な一面が徐々に見え始めてきました。実の息子である主人が、どうしてあんなにも母親のことを嫌っていったのかが次第に明らかになっていったのです。