30年近く親しい間柄であるA子さんと久しぶりにランチをした時のこと。雇用条件について悩みを抱えていると打ち明けられました。
私は、かれこれ18年ほど都内の弁護士事務所でパラリーガルとして勤務しています。(A子さんと知り合った30年前は某有名宝飾店で一緒に働いていました)
A子さんのお悩みは以下のようなことでした。
“期間に定めのある労働契約で、来月には契約更新で契約書の内容に追記したいことがある。契約書に労働者側が追記したいことがあったりする内容の確認を、事前に弁護士へ相談してみたりするのは、度が過ぎるよ…ね” と。
A子さんに限らず、私の職業を知っている友人や知人から、よく質問されるのが弁護士に相談する必要があるかないかということ。
弁護士に相談する良いタイミングっていつ?
相談するベストなタイミングは、悩み事の中で「弁護士 相談」というキーワードが出た瞬間が、まさにもうグッドタイミング☆です。
いますぐ、弁護士の相談を受けてください。
「弁護士 相談」
すでに、このあたりのキーワードを入れて弁護士の検索をしていたとしたら、迷わずチャッチャと法律相談の予約を取ってしまいましょう。
今はまだそんな大袈裟なことじゃないからと考えた人の末路
“いやいや、まだ何もそんなに大袈裟になってないの。トラブったら相談すればいいかなと思うんだ”
先の相談を聞かせてくれた際に私が、もう弁護士に相談しといた方がいいと思うけれどと答えると、A子さんはトラブルになりそうになってからでいいとのこと。
つまり、今は弁護士に相談する必要がないという判断です。
人を動かすのは実に大変です。私自身、常々“あと5キロ痩せたい”と思っているにもかかわらず、ぜんぜん的確な行動を取れません。自分をコントロールするのも難しいのに、人を動かせるだなんて思ってしまうのはおこがましい。
友達であろうと、背中を押すことはしても強制はしませんし、できません。
A子さんに限らず、悩み事の中に「弁護士 相談」と浮かんでインターネットで検索する人たちは沢山いらっしゃるハズでしょう。
私が体重をあと5キロ落としたいと長年抱えている悩みの上では「弁護士 相談」というキーワードは、浮かんできません。砂糖断ちをするとか、運動するとか、ラクして痩せるという情報を調べて、実行すればいいのだから。
つまり、あなたにとって深刻な問題になりかねない、面倒くさいことになったりしそうな予感がするから「弁護士 相談」というキーワードが浮かぶわけです。
日常の些細な出来事で「弁護士 相談」と検索することはありますか?
今は「いま」といえど一瞬で過去になり、未来があっという間に「いま」になります。深刻な問題じゃなかったハズの出来事が、手を打つタイミングの判断を誤って、問抱えているだけで問題が大きくなることは普通です。そして、いくらインターネットで検索しても正解や最適解すらも見つけられなくなって、そこで初めて法律事務所のドアを叩くときに思うのです。
“この扉をあけるような問題じゃ、なかったハズだったのに”と。
トラブルになってから弁護士に相談をしたものの、最初にとった行動が悪くて、不利になったケースや解決まで時間やお金を要するケースはたくさんあります。私は法律事務所で働いているので、毎日誰かしらのトラブルに触れているといっても過言ではなく…
それくらい日常的に問題は表面化していくものなので、できるだけ早い段階で弁護士に相談して、今後の流れやとるべき方法や適切な対応方法、正確な知識を知っておく必要があるのじゃないだろうかと先程の友人A子さんにも伝えたのですが。。。
インターネット上には、たくさんの情報があふれていて、検索で出た結果が全てだと思い込んでしまうことが多々あります。その中には正確でない情報もたくさんあります。正確でない情報を鵜呑みにして動いてしまうと逆に損してしまうこともありますし、そうなってしまった方々を事務所でよくお目に掛けます。
法律相談は怖くない!怖いのは…
法律相談にお見えになるお客様の相談時間は大体2時間くらいが多いようです。
有料相談で30分5,500円(消費税込み)が一般的のようですから、2時間だと22,000円です。22,000円を払うのがもったいない。そんなに大きな問題でないのに2万以上も払うなんて…。
確かに2時間で22,000円は日用品を買うレベルでは高額でしょう。近場へ旅行することも出来る額です。ディズニーランドで楽しんできたほうがよっぽどスッキリするかもしれません。
でも、弁護士にはあなたが問題ではないと思っている悩み事の中から「問題点」を見抜く力があります。このままにしておくと、どのような展開になるか予想する視野があります。あなたの周りにいる人やインターネット上では目にすることができない情報と納得できる策をたくさん持っています。22,000円で旅行へ行っても、あなたの心のモヤモヤを根っこから取り去ってくれるかどうか、わかりません。
悩みに費やす時間は計り知れません。それだけじゃなく、悩みが大きくなってきたらたとえその時に法律相談をしても、手遅れになり最終的な問題解決まで数時間ではなく数年間に及ぶこともありえます。
体調が悪くなったら、すぐ病院を受診して1日も早く現状把握が出来て元気になっていく人と、忙しいし病院が好きじゃないし、寝てれば治ると考えて手の施しようがなくなってしまう人がいるということと、似ているように思えます。
弁護士という職柄の人を相手に相談事をするのは、不安で怖いと思うかもしれませんが、弁護士と一緒に法律事務所で働いてる私のような人間からすれば、放置しておくほうがよっぽど怖いです。
穏やかな日々にするためにも、「こんなこと相談できない」と思わずに1日も早く相談予約を取られることをオススメします。