数字に弱いアラフィフ主婦が買ってよかった優待銘柄

5年以上持ち続けている優待銘柄は?

2つの証券会社を使って株式投資をしています。SBI証券口座は夫から口出しされるので、あまり気に掛けていませんが5社の銘柄を保有しており、独身時代から運用している三菱UFJモルガンスタンレー証券口座にも5社の銘柄を持っています。合わせて10社の銘柄ですが、そのうち5年以上持ち続けているのが下記の銘柄です。

①MIXI【2121】②くら寿司【2695】③オリエンタルランド【4661】④東急【9005】

誰もがご存知の一部上場企業ばかりです。いまは一部上場ではなく、プライム市場?企業?と言うのでしたっけ??

優待銘柄の持ってて良かった理由とは?

先日、ディズニーランドへ家族5人で行った記事を書きましたが、ずばり1泊2日でかかった費用の総額は124,639円でした。近郊に1泊旅行へ出かけてもサラッと10万が飛ぶのが本当にキツイ。このくらいの金額出せば1人で海外行けちゃうと下唇をかみしめておりますが、お金があっても時間がない働くお母さんには「海外旅行一人旅」など夢のまた夢でございます。

チケット代は大人9400円x2人と子供5600円x3人で35,600円かかりましたが、この時のチケットはオリエンタルランド株の長期ホルダーとしての優待と通年優待で出たチケットを活用したので実際の支払はありませんでした。

オリエンタルランドは配当額が極めて少なく、年間配当利回りは0.5%を切っています。(2025年5月現在)ですので、配当金シーズンに突入したとしても「銀行金利よりは、まだマシか…」という心持ちで長年使わずに、いつか家族でディズニーへ行く機会が来るまでの「旅行用貯金」みたいな扱いでいたところ、今回ディズニーへ行く時には積み上げた配当金が31,935円ほどに!!

なので、5名分のチケット代と諸々の出費分をこちらの配当金で補った結果、家族5人で行ったディズニー旅行が実際のところ57,104円で済んでしまいました。

一人あたり11,420円でディズニーランドを満喫してきたわけです。

パーク内で使ったスプラッシュマウンテンのDPA代とか、食事代やお土産代なんかを合わせてかかった費用は32,840円だったので、先程の配当金分を差し引くと自腹を切った金額は905円。なんと千円以下でした。

ディズニーランドから帰ってくる時の交通費は東急の株主優待で発行された乗車券を使ったため、千円ちょっとの交通費も浮きました。

回転寿司チェーンの「くら寿司」は、長期で持ち続けていますが途中で売ったり買ったりをしたことがあります。1度売ったものを買い直すことをした企業は私の10年超の投資歴で、くら寿司と今は1株も持っていない三菱ケミカルだけだと思います。

毎月外食するわけじゃないのですが、家族の誕生日や進級したり入学したりというようなイベントの際は、お寿司を食べに行きたいというので、近所にくら寿司があり続ける限り、そして優待が続けられる限り持っていたい。

あとは東急ですが、東急路線沿線に住んでいるので東急の株主優待を受ける機会が多いため、必然的に持っている面があります。もともとは映画好きな私が109シネマズで映画鑑賞しまくりたいという夢のために買った東急レクリエーション株が上場廃止となり、それを受け継いだ形で東急の株に変換されただけですが、映画鑑賞時に無料ということじゃなく1000円で鑑賞するということに改悪となりましたが、地味に家族で出かける時の乗車回数券にメリットがあり、保持し続けています。

(MIXIは配当金のみなので優待は無い為に割愛)

優待銘柄だからと言っても、使いづらいものは普通に買わないでしょうが、配当金の旨みがなくとも、長い目でみると投資額と同額を定期預金に預け入れていただけじゃ得られない恩恵を沢山受けられたので、優待を維持しつづけられる企業努力には感謝の気持ちで一杯です。

投資に尻込みしてしまうくらいなら、身近な優待銘柄を買うだけでもいいと思う

個別株の投資歴が10年超になりましたが、投資をやる上で誰もが読んでいると言われている有名な本『ウォール街のランダムウォーカー』を先日ブックオフで発見し、手に取りましたが最初の数頁で眼精疲労のために、そっと書棚に戻した私です。文字が小さすぎて挿絵がなさすぎて、10年経っても一度も読んだことがありません。

投資を戦略的に運用していく方々には必読なのでしょうが、いくら戦略的に捉えていても投資の先読みや運用収益は、本を読むだけで与えられるものだけでなく、むしろ痛い失敗をしないためには、超基本的なこと①余裕資金で行う②投機的な投資(FX・先物)はしない③金融機関の人が言うオススメに乗せられない!に気をつけて自分自身にとっての身近な優待銘柄を選ぶだけで良いのではないかと思うのです。

10年前と世界情勢も日本経済もずいぶん変化していますが、その軸の部分を貫いているだけの私でも一時的なマイナスがあったとして(そういうのも含めて運用ですけど)、デメリットなくやって来られているので。

子供へのマネーリテラシー向上を学ばせるのによかった

私たちが小学生の頃と違って、いまは学校や地域のイベントでもお金の使い方を子供のうちから学ぶ機会が沢山あります。(使わせる機会も沢山ありますが…)その中で、子供に株主として優待を受けているということを実感させられる銘柄でもあると思います。投資力は生きていく上で基礎学力と同じくらい身につけていって欲しいので、できるだけリアル体験をさせてあげられる場に一役買えている銘柄は、まだまだ沢山あると思いますが、何せじっくりそれらをリサーチする時間もないので、今回は現時点でも持ち続けている優待銘柄について触れてみました。

ディズニーに5人家族で行った場合の予算はどのくらい?

5人家族の我が家がディズニーランドへ行った時に、どのくらいお金がかかったのか次回のときの参考にまとめたいと思います。

ディズニーに5人家族で行ったときに出費した項目は?

我が家は夫婦と10歳・8歳・6歳の3人の子供がいます。住まいは都内に隣接した県です。車があればそんなに時間をかけることなく往復できる距離ですが、我が家には車がなく。夫婦それぞれ車の免許を持っていますが、どちらもペーパードライバーに近いので、子供たちを乗せて運転するには不安が…

なので、行きの交通手段は高速バスで、帰りは電車にしました。

日帰りで帰ってこられる距離ですが、アラフィフの夫婦二人が1日中パークで過ごしたあと、まだ手のかかる子供たちを連れて公共機関で帰宅するのは、想像しただけで気を失いそうだったので、1泊2日のホテルを予約しました。

かかった費用は宿泊代、交通費、チケット代、パーク内の費用、食事代となります。

5人というだけでも、普通に外食しただけで5,000円以上飛ぶのにディズニーなんて行ったら、いったいいくらかかるのかという不安しかありませんでした。

ディズニーに5人家族で行ったときの実際にかかった費用は?

ずばり1泊2日でかかった費用の総額は124,639円でした。単純計算すると1人あたり24,927円。

チケット代…大人9,400円x2人、子供5,600円x3人=35,600円

ホテル代…45,450円

交通費…行き(高速バス)5,950円 帰り(電車)1,075円=7,025円

パーク内の費用…32,840円

【内訳】

スプラッシュマウンテンDPA代 1500円x5人=7,500円

飲食代・ハングリーベアレストラン(5人)=7,580円

飲食代・クリッターサンデー等スイーツ=1,300円

お土産関連代(お配り用・自分用・写真代)=16,460円

食事代(ホテルは朝食のみだったのでコンビニで購入分)…3,724円

ディズニーに5人家族で行く場合の一般的な予算との比較

5人家族と言えど、その家族構成や行く時期(我が家は5月下旬の日曜日でした)や、プランによって違うようですが、一般的に5人家族が日帰りでディズニーへ遊びにいった場合の平均的な予算をAIが算出すると76,000円ぐらいが総額になるようです。

一人あたり15,200円ですね。今回我が家のプランでかかった一人あたりの金額は24,927円でしたから、差額としては約1万円(9727円)でした。

激混みな日曜日に行ったこともあり、かなりエネルギーを消耗しました。アラフィフな私たち夫婦ですから、人混みの中を幼児や小学生を引き連れて歩くのは死活問題でした。しかも、その日は晴天に恵まれていたので下手をしたら熱中症騒ぎになっていたかもしれません。

ベビーカーを押しながらベビちゃんにコスプレさせて楽しんでいる若いご夫婦と沢山すれ違いましたが、楽しんだ後で自宅に帰って諸々の後始末をしたりすることを省略できただけでも差額分は払っただけあったなと思いました。

異年齢とエンタメに全く興味のない夫を引き連れての初ディズニーをするにあたり、パーク内の行動計画を立てる際に、「#孫と遊ぶ」で検索した私ですが、せっかくの機会を疲労から来るイライラで台無しにしないためにも、お泊まり予定で訪れることをオススメしたい。

宿泊先はオリエンタルホテル東京ベイでしたが、程よい距離感だったので昼過ぎに一度パークアウトをして夕方は長女と二人だけで再度パークインできたのも、宿泊ならではの遊び方でした。なかなか3人の子供の1人だけとゆっくり出来る時間がもてないので、とても良い時間の使い方ができました。

お金の増やし方がよくわからなかった頃の話①

GWが過ぎ6月がもうすぐそこまで。今年も半分が過ぎ去ろうとしています。年始に立てた抱負を日々の努力とともにコツコツとこなしてきた人には、努力の結果が現れる頃と言えるでしょうね。

私も、昨年までを振り返り『今年こそは結果を出す!!』と息巻いていましたが、言うは易し行うは難しと言った中間結果でございまして…

貯金が出来る人は『入れる』より『出す』ようです

お金持ちになっていく、つまり上手に貯金が出来る人たちは『入れる』ことよりも、どうやって『出す』かに気を配っているという記事を読みました。

断捨離で有名なやましたひでこさんの著書『お金持ちは断捨離上手』に書かれていました。

私の実体験に話は飛びますが、『お金を貯めよう!』『貯金!節約!』に意識がいっていた頃は、どうやってガッツリと収入を増やすかということを必死で探していました。親元を離れて一人暮らしをしていたし、独身でしたから好きなことにお金を使う選択権は100%自分にあります。

ときどき実家に帰ると物欲皆無な父から『お前は本当に金遣いが荒いな』と、しょっちゅうお褒めの(皮肉)言葉を言われていました。

お金が『入ってくる』ように意識していたにもかかわらず、自己投資と称してビジネスセミナーに足繁く通い、スキルアップのための資格取得に時間を費やし、有益な人脈づくりのために意識高い系のオフ会に顔を出したりしたものですから、方々で出会いがあるものの別々のグループが形成されるので、あっちの集まりに参加し、こっちのグループの仲良しと会う約束をして…というようにとにかく交際費と交通費がかかりまくっていました。

お金が入ってくることに気を取られてマルチ商法に手を…

交際費や交通費は削れないと思い込み、食費や日用品で節約しても、結局その間は貯金が貯まるどころか危うくカードの返済すら間に合わなくなりそうなこともしばしばありました。そして、より手っ取り早く確実な方法で稼げる方法はないかと日夜情報収集に明け暮れて、最終的にはマルチ商法に手を出していました。

マルチ商法をしたい!しよう!と思っていたわけではありません。私が持っていた知識は、「ア○○ェイってネズミ講でしょ」みたいな?

世間一般で言えば誰もが知ってるマルチ商法の老舗における会員制ショッピングを楽しんだところが発端でした。CMを流さず独自ルートでの販売網によることで、通常であれば高額商品として販売されるような高品質な日用品や家電を安く買うことができ、その上で有料会員になると購入額に対してポイントが付いて、そのポイントは現金として還元されると。ここまでは購入することだけのメリットで、さらに販路を自分で開いていくとボーナス(報償)がついて…というセールストークが。

お金を手にすることにガツガツしていた私は、ただの消費者でよかったハズが、あれよあれよという間に、このマルチ商法を支持するまでに至ったのです。

お金を入れることよりも大切だったのは、お金を出すこと

結果を先にお話しすると、マルチ商法で私の収入をあげることは出来ませんでした。ただ、同時期に始めた人の中には現在でも活躍し続け、収入を実際にあげているように見受けられる方々もいます。(@インスタ)

このマルチ商法に手を染めていたのは20年くらい前の話ですが、私としてはこの経験をしたことでメリットしか得ていません。デメリットは、商品欲しさにリボ払いというものをやってしまった黒歴史ができたことくらいです。

マルチ商法と言ってもピンキリで、私が参加したところはア○○ェイという老舗のネットワークビジネスですが、最初で最後のマルチ商法がア○○ェイで良かったと今でも思います。なぜかと言うと(自分の判断によるものが多いので全ての方々に当てはまるかどうかわかりませんが…)、日本で事業展開してから歴史が長く、かつ公にしているにもかかわらず、どうしても色眼鏡で見てしまい実情を知らないでいる人の意見を鵜呑みにしてしまったが、どうやらめちゃくちゃ社会貢献をしている企業であったことや、ネット上では「過剰在庫のせいで借金苦」などと描かれて(実際にあったかもしれませんが)恐々としていたが、気に入らなければ100%現金返済補償をしている。しかも、この100%現金返済補償は購入後(確たる納品書の日付から)1年以内をカバーしてくれるわけです。

契約日から8日以内のクーリングオフ制度は浸透しているけれど、買ってから使ってみて気に入らなければ1年以内に全額返金しますというプロ根性!!!

モノがいいからお客様のニーズやウォンツに応えられるだけの自信がある。それでも人それぞれ使い心地や使い勝手があるので、長く使っても気に入らなければどうぞ返品してください。そして、その際は全額返金しますので。って、中々出来ることではありません。

風評を考慮しても、それだけの企業努力(しかも異国の地で)を長年続けてきているネットワークビジネスの会社を当時は他に無かったように記憶しています。

自分が購入した分と、買って使ってすごく良かったものを前のめり気味に友だちに伝えて、友だちが1人同じものを買ったので、その子の購入した1回分だけが私にとってのネットワークビジネスでの唯一の報酬結果でした。

セールスが苦手だし、オススメしたものを欲しいからといってすぐ買ったり、買い続けられるような友だちもいなかったので、自己消費で終わっただけでした。それだけでも十分満足してました。

不労所得と言う名の「お金の入り」を得ようとしましたが、身の丈には合わない世界に足を踏み入れてしまって、結局は貯蓄も時間もどんどん減って行っただけでした。

時は金なりと言うけれど、お金=時間ではない

お金の入りを意識していると『時間は有限だから』ということも念頭にあり、めったやたらと時短になるような便利グッズやら収納グッズを100均やプチプラで買い集めたりしていました。

でも、お金と時間が同じということではなくて、価値で言ったら時間の方が圧倒的に大切で重要なんだなと。だって、使ってしまったお金と同額分は節約したり、働いて得たりしようとすればいくらだって可能ですが、○歳とか何年何月の「今」というのは一生に一度しかありません。

24歳とか35歳が毎年続いていくわけでもないし、自分の置かれている環境だって生活だって、5年後も全く同じとはいかないわけですから。

去年の健康診断の結果と同じように今年の結果が出るわけじゃないということを、アラフィフというか40代最後の日々を送りながらため息つきつつ身に染みている程です。

20~30代の若い頃というのは「入ってくる」ものに重要視しがちですが、年齢を重ねて40代~50代になってくると「出ていく」ものを重視しないと、手痛い目に遭うのかなと思うネットニュースが毎日のように配信されてきます。

子供の手が離れて50代からネットワークビジネスにハマっている友だちを応援したい気持ちと別の道を歩んだほうがいいのにと案ずる気持ちに揺れ動きながらも、情熱を注いでいる当人(だったことがある身として)は、何を言っても耳に入らないことを知っているため、リボ払いをして家族に心配や負担をかけないでいてくれることをただただ願っている次第です。

書類整理をしながら得た小さな気づきとコツ

近頃、毎日のように家でも職場でもキャビネットや引き出しの中にある沢山の書類を着々と処分しています。三日坊主にならず、習慣にするべくコツコツ1枚でも多く処分し続けていますが、それでも片付けたい気持ちと見なかったことにしたい気持ちが交互に芽生えてきます。世の中「ペーパレスにしたいの?したくないの?」と首をかしげてしまいたくなる時をやり過ごしながらも、書類整理をしながら得た小さな気づきとコツを書き留めてみたいと思います。

書類の整理で捨てる!捨てない!捨てられない!の判断が出来ない時の心理とは?

昨日、家の棚にファイルされていた書類を片付けようとしたときに、処分するかしないかの判断をしている最中、何度も何度も芽生える気持ちがありました。それは、「不安」です。どんな書類を目にして不安に思っていたのか書き出してみると…

・子ども達が学校で検査を受けてきた各学年時の検査結果

・学校からの健康だより(良いことが書いてあったときのやつ)

・自転車保険の初回申し込み時の申請書類

・自分の過去の給与明細や賞与明細

・ショップカードを作成したときの注意事項書面

・銀行口座開設時の申し込み書面

などなど。文字にしてみると、しょーもないことに不安を覚えている気がします。

普段、法律事務所に勤務している関係で「書類と言えば証拠!」という世界で働いているせいか、どんな内容が書かれていたとしても、破棄することにその都度頭を悩ませます。予備で取ったコピーですらも処分しづらいのです。(弁護士が「もう1部同じコピー作って」と後から指示を出してくるので、予備で作っておくことがしばしば)

仕事に限ったことだけではなく家庭内でも同様です。我が家は5人家族なので、夫婦の仕事の書類や家庭内の書類、子ども達3人分の書類と夫が相続した賃貸アパート関係の書類など、とにかく日々膨大な書類が家でも積もりにつもっています。

特に最近は長男の小学校入学を期に、何枚もの書類に必要事項を書き込みつつ、進級した上二人の分に関するペーパーワークも重なり、行く行くはこの書類を整理整頓しなくてはいけないのかと憂鬱になりました。

書類の整理がキライと言ったところで、翌日にそれらの書類が丸ごと消えていたら嬉しいどころか怖いのですけれど。そうは言っていても、さっさと書類を処分して私は「時の運気を呼び込みたい!」その一心でイヤイヤながらも着手しました。

そうです。イヤなんです。不安の他にも「嫌々」やらなきゃいけないという気分が先行しているのです。「書類を処分することへの嫌悪感」が、和らぐ策をまず考えなくてはなりません。

書類の処分を怠り続けた人の末路…

話はちょっと逸れます。大正生まれの私の父は数年前に亡くなりましたが、私の物心がついた時から父は常に書類の整理整頓を心がけていたので、あらゆる書類が几帳面に家の中のキャビネット内に収められていました。インデックスをつけてファイリングされていたので、書類が見つからなくて困ることはなく、細かくファイリングしてあったがために探す時間は少々かかるものの、それでも必ず探し当てられたほどでした。

そして、以前ご一緒させて頂いていたベテラン弁護士は80代以降も現役を続けられ、定年がない職業なだけに、退任するのはきっと天寿を全うした時であろうと誰もが思っていましたが、数年前に体調を崩され現在は自宅療養中ですが、こちらの弁護士も書類整理にこだわりがあり、何十年も前の事件の記録もすぐに取り出せるスキルに長けていました。この方も昭和一桁のお生まれで、それはそれは几帳面に書類を保管されていました。

生まれた時代も似たような二人でしたが、書類整理のこだわり方も似ていて、書類の綴じ方や保存方法に独自のルールを設けていました。弁護士という職業柄、書類の量と重要度は私の父の比ではなく、壁面の作り付けキャビネットの上から下、さらにはデスク周りまでギッシリと書類の入った茶封筒がうずたかく積まれ、書類の保管用に事務所近くのマンションの一室(住居ではない)を賃貸していたほど。

とにかく、二人に共通していたのは「処分をしない」ということです。勝手にFAXで送られてきた広告ですらも、とってありました。整理整頓は出来ても、捨てることをせず処分を怠り続けた結果…

父の遺品となった書類は、亡くなって数年経つ今も同居していた兄が捨て続けています。戸建てで収納スペースもある分、どれだけ捨てても減らないとウンザリしています。ベテラン弁護士は体調を崩して以降引退しましたが、事務所に放置された書類はご家族が業者を頼んで全て自宅へ運び込んでいました。大きさ140㎝の段ボールがゆうに100箱以上はあったでしょうか。運賃だけでなく、このあとは運び入れた書類のほとんどを溶解処理しなくてはならないでしょうから、どれだけコストがかかるのやら。

以前は庭先で焼却していたようですが、現在では私有地内とは言え簡単にモノを燃やすことも出来ず、個人情報の集大成のような書類をご家族が1つずつ溶解処理のために、また業者の手配をしなくてはならないとなると、お気の毒でなりません。

書類の処分の習慣は将来の資産になる

先人の知恵は後に続く若者への貴重な教えとなるのが世の常です。私は、老いた二人の先人が残した負の財産とも言うべき未処分の書類を見て、今日の1枚が未来の1箱になったら、残された家族の時間やお金という大切な財産がムダになってしまうと痛感しました。

「時の運」を呼び込みたいが為に書類を減らしたつもりでいましたが、油断すればすぐに日々の生活の中で書類が溜まっていきます。けれど、二人の老人たちが残していった書類の処分に家族の貴重な時間やお金が奪われてしまうことを考えると、早いうちから書類を処分する習慣を身につけておくことが、ムダな出費をくいとめることにつながるのであれば、その習慣は将来の資産になるとも言えるでしょう。お金を残すことだけが相続ではないことを、書類を捨てながら実感した私です。

書類を処分することへの嫌悪感…それは「今日の1枚は未来の1箱になる」という戒めを手にしたことで、私としては少し和らぎました。たった1枚を処分するだけでいい。そうすれば、2枚3枚と処分しようと手が動き始めます。1箱のルーツは1枚から!どんなに多忙でも1枚を紙ゴミとして捨てることは出来ます。

1枚が2枚、2枚が4枚…そして1箱2箱。明るい未来と大いなる資産のために、小さい不安はどんどん破り捨ててしまいましょう。

 

回転寿司で5人家族が食べまくった時の金額について

雨に降られることもなく、晴天ではなかったものの長男の入学式が無事に終わり、家族5人でお祝いをするために、くら寿司へ行ってきました。

回転寿司での支出は、一人当たり平均でいくら?

マルハニチロによる『回転寿司二関する消費者実態調査2020』なるレポートには、回転寿司で食べる量は男性平均11.1皿・女性平均7.9皿とありました。

また、回転寿司での支払金額は男性が一人あたり平均1,711 円・女性が一人あたり平均 1,317 円ということです。補足的な質問として回転寿司店で“食べ過ぎた”と感じる金額は? という質問の回答には平均 2,401 円/人 とありました。

今回、我が家は私たち夫婦と小5長女・小3次女・小1長男という構成です。アプリからテーブル予約をして行きました。子供たちが小さいので5人1テーブルで何とか収まります。

テーブル予約をしていても、入学祝いと思われる団体が目立ち、平日の昼間でも10分ほど待ってからテーブルにつきました。

回転寿司の金額がどんどん値上がりしている。でも食べたい

おめでたい席なので、歯止めをきかせることなく頼んでみると、昼時ということもあってか、すぐにオーダーストップがかかります。今回行ったくら寿司では平日限定のうどんがあったりしたので、ついついお寿司以外にも頼んでしまいました。しかしながら、子供たちはキャンペーンでピカチュウコラボしているお皿や、スイーツに目をつけオーダーしようとした時には思わずストップ!

企業側の戦略に陥ってしまったら、お腹いっぱいになるわけではないのに、支出が広がる一方です。

『この一皿のお金を持って駄菓子屋さんに行ったら、おとな買い出来るよ』と、諭してみんなで分け合って食べる一皿だけを選びました。通常料金のお皿に関しては欲望のおもむくままにオーダーをしまくって、もうこれ以上頼めないとオーダーストップしたときは、入店から1時間が経過していました。

5人家族で回転寿司に行き支払った金額は…

10,120円でした。ここから残っていた株主優待分千円を使ったので、9,120円が実際に払った金額ですが、ここまで正直かかるとは思ってもみず…お財布には1万円ちょっとだけしか無かったので、焦りました。

半年ぐらい前に来たときは、8千円くらいだったハズなのに。インフレですか??これもインフレのせいですか??

このところ我が家は、くら寿司より「はま寿司」に行くことが増えていたので、くら寿司の株主優待もあまり有効利用できなくなりつつあったのですが、くら寿司株を買った時より、1株あたり500円ほどの評価損が出ているので、手放そうにも手放せずいましたが、このまま持っていても良さそうな気がしてきました。

投資の難しさは、買うときよりも手放すタイミングですよね。1万円以内で食べられるうちは、まだありがたいということにならないよう、日本経済が上向きになってくれるよう将来の経済を担う若者に我が子達がなってくれれば、今回の出費も先行投資になるかもしれません。

続・マネーリテラシーをかじった妻のイデコ(iDeCo)運用状況

イデコ(iDeCo)に関してはサッパリだった無頓着な私は、ひょんなことから職場の先輩がイデコを始めていた事を知り、2022年からイデコ(iDeCo)で資産運用を始めました。

私は2019年に社労士試験の勉強をリスタートしたことをきっかけに、社内の人事総務的な業務の意味合いがようやく理解できつつあるという、テキトー気質の会社員でした。ゆえに、マネーリテラシーを身につけろと言われても何をどうすれば身についたことになるのかもよくわかっておらず…

イデコ(iDeCo)って簡単にいったら財形のこと?

投資をしているとは言っても、先述した程度のマネーリテラシーなので、イデコ(iDeCo)とやらが、どこまで有益な制度なのか、サッパリわかりませんでした。

それでも、自分とほぼ給料が変わらない同僚の住民税が数万レベルで安いことを知ると、イデコ(iDeCo)についてリサーチする必要があります。「あの人だけズルくない?」という心理が働いて面倒だと思っていたマネーリテラシーを身につけるための情報収集ですらも、前のめり気味になるのです。

そして、自分なりに調べた結果、イデコ(iDeCo)とは以前からある財形のようなもののようだと。財形と違うのは、翌年支払うことになる住民税が減額できるし、確定申告したときも、控除額が大きくなるので所得税分の戻り(還付)額が増えるという。税金対策になるものだと。

自分で運用管理をすることで、財形よりも効率的というか効果的に資金を増やしていけるというもの。貯金が好きな人にとっては財形慣れしていると、財形の方が楽ちんだと思うのでしょうがそれでも、イデコを利用することでお金を大きく増やせる可能性が広がるということですかね。まだゴチャゴチャしてる…

財形をやっても住民税や所得税がお得に節税できたりしない。積み立てた財形貯蓄につく利子分が非課税になる。

イデコだったら、住民税や所得税が節税になるし、運用益分も非課税になる。

というところでしょうか。

イデコ(iDeCo)のメリットは、こんなところに影響する

住民税って、子供が保育園に通っていたりすると、その保育料にかかわってきたりするので、ワーママにとっては結構あなどれない税金なのですよね。住民税額数千円の違いが、保育料のランクの境目にかかるだけで月々の保育料に結構大きな差がつくので。

その他には退職金がない職場だったりすると、退職時にまとまったお金を受け取る機会が自分で作らない限りはありませんよね。お金のことを色々考えるのって面倒くさいと言いつつも、お金が無いと結局はお金のことを色々考えてしまうものですから、最初に決める、「運用対象」と管理運営機関になる「銀行」を決めて、無理の無い範囲の月(の拠出金)額を決めたら、もう定年までほったらかしできるのがいいですね。

貯金を貯める普遍の極意は「先取り」ですから。自分が銀行口座から引き出すよりも早く、イデコ分の月額(掛金)が引き落とされているなら、どうしたって貯まりますからね。しかも、節税しながらとか有能すぎる。。。

イデコ(iDeCo)のデメリットは、ズバリ!!!!

イデコのデメリットはズバリ、「途中解約(原則)不可」・「途中引き出し不可」が大きなところでしょうか。定年後の資産形成のための制度なんだから、現役途中は引き出す必要ないでしょ?ってことで、運用を途中でやめたりすることは基本的には出来ないとか。

原則ってだけで、もちろん例外はあるのですが、一筋縄では行かないレベルの面倒くささです。それだけ圧強めに貯蓄を応援してくれるということですが、子育て中の現役世代であろうとなかろうと、急な入り用ってあるじゃないですか。

そうなると、イデコでせっかく運用していても、資金不足でどっか別のところから借入したり、手軽にキャッシングとかしちゃったりしたら、イデコで資産形成している意味なくなっちゃいますからね。それならば、ニーサ(NISA)やってた方がよっぽどいいでしょう。イデコ(iDeCo)とニーサ(NISA)の違いは、また別の機会にでも。。。

マネーリテラシーをかじった妻のイデコ(iDeCo)運用状況は

初年度にあたる2022年の拠出金は、年度途中から始めたため23万円スタートで、翌年2023年からは会社員の個人拠出額MAXの27万6千円です。2025年の現在で拠出金の累計額が78万2千円となっている中、資産残高として表示された額は、850,407円でした。プラス68,407円で損益率8.7%でした。

「損益」と表示されると損しているのか得しているのかよく分からない気分に読み取る私ですけれど、マイナスがついてないので、資産が8.7%増えているようです。

とはいえ、運用商品が将来受け取る時点で、増えるか減るかは「時の運」ですから、引き出せないのをいいことにほったらかしにしているだけじゃなく、せっせと時の運を身につけるべく、日頃の心がけは大切にしたいものです。

マネーリテラシーをかじった妻がイデコ(iDeCo)を始めたワケ

ずっと個別株ばかりやっていて、イデコに関してはサッパリだった無頓着な私は2022年から夫の提案もあり、イデコで資産運用を始めました。

給料から毎月天引きされている4つの社会保険料

私は会社勤めのフルタイムワーママです。毎月の給料から社会保険料として①雇用保険と②厚生年金と③健康保険に④介護保険が引き落とされています。(40歳を超えると健康保険に介護保険分が上乗せされてサラっと徴収されます。)

社会人になったばかりの頃は、厚生年金と健保(健康保険)の違いすらよくわかっていませんでした。社会保険?社会保障?ナニソレよくわかんないという感じです。

イデコ(iDeCo)を始める前は、この4つの社会保険料(厚生年金と健康保険)だけを払っていました。

イデコ(iDeCo)って簡単にいうと何?

年金は国から強制加入させられているものですが、イデコ(iDeCo)は強制ではありません。そもそもイデコ(iDeCo)というのは、昔むかし日本経済が元気だった頃にあった厚生年金基金が「厚生年金に掛け金を上乗せして運用してあげるから。将来年金受け取るときには、基本的な年金額より多くなるよ~」とデカいこと言っていたにもかかわらず、長引く不況が原因で運用していくのが難しくなっちゃって、次々と基金の解散がおこり、基金が運用してきたけれど「もう無理だから自分たちであとはよろしくやってよ」と半強制的に持ち戻しされた制度です。

※細かいところは違うかもしれないけど、私はこのような理解でいます

私が社会人になりたての頃(1998年)に働いていた会社では、厚生年金の上乗せ部分と称する厚生年金基金への掛け金が給料から引き落とされていましたが、10年以上前に基金解散のご案内が来ていました。

厚生年金だけでやっていくなら、それはそれでいいけど、イデコ(iDeCo)制度を使って自分で年金の上乗せ部分をやるなら、掛け金は全部所得控除してあげるし、運用益が出たら利益部分に税金はかけないであげるから~!がんばれ~!でも、基本的にはコレ年金もらう時のためのものだから、積み上げた掛け金とかを途中解約はさせられないから最低でも10年はこのお金引出できないけど、ゴメンねー。

みたいな?

ただでさえ、社会保険料として給料から引き落とされるのが、給料総支給額の3割ですし、その上でiDeCo始めちゃうとさらに手取りが少なくなるわけです。

手取りが少なくなる=月々つかえる額がさらに減る

となると、若いうちは総支給額そのものが少ない時期だし、子育て期間はそもそも出費がかさむ時期なので、こちらとしても手取りが少なくなるのはチョット…

しかも、急な入り用があっても引出し出来ないのなら、やる意味があんまりなくない?
と思われても仕方のない制度がこのイデコ(iDeCo)です。

なので、私もずっとイデコ(iDeCo)に手をつけていませんでした。

イデコ(iDeCo)のメリットは、こんなところにあったの!

私がイデコ(iDeCo)を始めたきっかけは、職場の先輩がこっそり始めていたのを知ったからです。イデコ(iDeCo)の手続きって職場が絡んでくるのですが、私が育休に入る前にはこの制度を職場で導入してなかったのが、先輩に給与関係を引き継いで育休に入っている間に、彼女だけがこの制度をスタートさせていたのです。

普通ね、普通は職場に新制度を導入するなら全体に通知しませんかね?しかも、事務員は私と先輩の2人だけなのに…

育休から復帰して、給与関係の業務を再度担当することになったら、給与額がそんなに大差ないハズの先輩と、住民税の徴収額が全然違っていたのです。金額にしたら数万です。私たちはそれぞれ東京23区ではないものの住んでるエリアは首都圏なので、以前では住民税の額に大差はありませんでした。

本人に確認するのもためらわれていたところ、イデコ(iDeCo)の管理運営機関より事業所への確認書面が届いたため、差額の原因がイデコ(iDeCo)だということが判明したのです。

 

株を買うタイミングはどうやって決めているのか

配当金や株主優待を受けるための権利が確定する日が目前に迫った今日、先週中に指値(さしね)で注文している銘柄が、なかなか約定せずヤキモキし始めて2日が経ちました。

日本株投資歴10年超の私が普段株を買うタイミングをどうやって決めているのか?自分の投資スタイルを一度見直してみようと思います。

株を買うタイミングはどうやって決めているのか?

そもそも、株を買うという行動を起こすのは2パターンあります。

1.狙っている銘柄を買う

2.すでに持っている銘柄を数量追加で買う

買おうとしている株がこの1か2のどちらかによってもタイミングが違うかもしれません。私の場合は最短でも半年から数年以上、株価の上下を追いながら手持ちの資金で買えるぐらいに値下がりしたタイミングで、狙っている銘柄を買います。

ひとつの銘柄をできるだけ一度に沢山持ちたいのですが、暴落までは待ちません。そもそも、暴落なんていつ起こるかプロですら読み間違えることはあるし。

自分が「この価格になったら買おうかな」という、無理しすぎず妥協しすぎずの価格になったら、それがこの先に下がるかもしれない可能性があったとしても、その時点で買ってしまいます。投資本でいったら何パーセント割安になったらという基準のことでしょうが、銘柄によっては必ずしも定めた%に至らないこともあるので。

何%というのは、この10年でもあまり気にして売買してこなかったけれど、それで損をしたことは無いので、自分の中の判断基準としては、このままでいいかなと。

そもそも%計算とか瞬時に出来るほどの計算力が無いからというのもありますが。

2つめの、すでに持っている銘柄を数量追加で買うときのタイミングは、これはもう本当に難しいです。今でも。

もう持っているのだから、増やそうと思っている気持ちというのは株数を増やすことで得られる優待狙いということもあって、例えば先日とりあげたオリエンタルランド株のように、すでに持っているけれどあと1000株追加したら優待が加算されるという理由で何となく増やしたいときなどは、年がら年中株価を追っていても、そこへ手持ちを全部投入することが果たして正しいのかどうなのか?特に、オリラン株のように配当金の旨みがないようなものは、多く持っていたところで、配当は少ないからインカムゲインは期待していないし、買ったところで手放す気が無いから売却時に出るキャピタルゲインも得られない。

そんな、「ふんわり投資」をしているだけに、買うタイミングがなかなか決められません。“投資していることにならないじゃん”とツッコまれてもいたしかたないレベルなので、このような私がベテランと言えるかどうか…

いまさらながら気恥ずかしくなってきました。

誰かがオススメしている株を買う?買わない?

どこかの金融機関でアナリストをしている人とか、ベテラン投資家やものすごい短期間で資産を築いた目利き投資家たちのオススメ銘柄を、そのまま「その人が言っているから」という理由だけで、何もリサーチしないで買うことはありません。

友だちから「どんな銘柄がオススメなの?」と聞かれたとしても「コレがオススメだよ♪」と気軽に言えないのは自分の性格ということもあるし、人が自分の意見を当てにして鵜呑みにして買って損されるのは、正直シンドイ面があるからです。

投資の話を見聞きして楽しめるのは、自分が選んだ銘柄とは違う銘柄を相手が選んでいた時に、「なぜそれを選んだの?」かと聞いた時のストーリー性に興味を持ったり今後の銘柄選びの参考にするくらいです。

株式投資を始めた頃に、私の指南役だった父の勧めで買った銘柄が三菱自動車【7211】だったのですが、その後リコールが相次ぎ「実の父が言うことでも真に受けて買うのはやめよう」と悟りました。

株を買うときに心がけていること

私の投資歴の中で以下のことは必ず守ることにしています

・元金未満にしない

・余剰資金でやる

・利益は全額再投資するだけじゃなくて使いたいことに使う

・FXや先物、アクティブファンドはやらない

非常にオーソドックスなやり方です。短期間で儲けるつもりが全くありません。このくらい手堅くやっていても、百数十万で始めた株式投資が現在では八ケタの資産まで膨らんでくれました。

ネットニュースを見ていると、退職金をつぎ込んで後悔しているケースや、大きく儲けようとしてFXなど難易度の高いものに手を出してしまって泣きをみるケースなど、本当に「ヤダ、投資って怖い」と思わざる得ない方法で取り組まれた結果が次々と表示されます。投資で損したくないと言う割には、このオーソドックスな点を守らず、その場を後にする人が多いのは不思議です。

「そこは危ないからさわっちゃダメよ」と子供に言っても、言うことを聞かずに触って火傷するパターンと一緒だなと、今朝子供に注意しているときに思いました。

私も損失を出すのは未だに怖いです。買ったあとで株価が値下がりしているのを見るのは、気持ちのいいものじゃないので、チェックは必ずしも毎日しているわけではありません。ただ、「損失」の捉え方としては投資資金の値下がりということだけではなく、利益を得られたはずの機会を失うことの損失も怖い。大きく儲けようとしないのは焦って事をし損じたり、生活に必須の行動ではないのにムキになって周りの空気を濁したくないからです。

株の分散投資は口座を分けて管理しています

私が現在持っている証券口座は三菱UFJモルガンスタンレー証券とSBI証券の口座です。もともと三菱UFJモルガンスタンレー口座は、すでに株式投資を長いことやっていた父を真似て開いただけで、当時はネット証券の口座を持つことの不安もありましたし、証券会社が破綻したときに店舗を構えた所の方が問合せしたりしやすいかもしれないということからでした。手数料がバカ高くて、以前は都内の支店にしていましたが、三菱UFJモルガンスタンレーのネット支店のような扱いになるMUFGテラスというものに変更しました。MUFGテラスというのは三菱UFJモルガンスタンレー証券が提供するオンライン取引サービスです。店舗を持たず、チャットやメール、電話などで投資相談や取引を行うことができます。相談することはあまりないですけれど、何か不測の事態に陥ったときには心強いかなと。

そして、いまとても人気のあるSBI証券口座は家の資産運用のために夫と話しあって開設したものです。手数料の安さにパニックになりそうでした。NISA口座もSBI証券で作っています。

これらの複数口座を持っていますが、

モルガンスタンレー口座→私の個人管理

SBI証券口座→夫婦で管理

というふうにしています。プレッシャーをかけられると伸び伸び出来ないので、独身時代に開設したモルガンスタンレー口座の方に関しては、夫も口出ししないとのことなので、好きな銘柄を好きなタイミングで動かしています。利益が出れば、それだけ家族に還元されるので口を出すどころか応援してくれているところがあります。

逆にSBI証券口座は家族の将来に関わってくる資産なので、心配性な夫の采配で運用銘柄を決めています。そっちは買うタイミングや売るタイミングも夫のアドバイスをベースに判断しているので、非常に穏やかな気持ちで取り組めています。投資の分散は大切です。偏ったバランスで運用してしまうと、せっかく時間をかけて来たにもかかわらず、利益が出るどころか元金以下になってしまう可能性もあるのですから。人によって、その不安や心配になる中身が違うので、自分にあった銘柄選びの基準を決めて、そしてトライ&エラーを繰り返していくのが投資の勉強と言うのではないでしょうか。

オリエンタルランドの株を買うタイミングはいつがベスト?

3月の春分の日を過ぎると、株の売買タイミングについて色んな思いをめぐらせる時間が増えてきます。なぜかというと、配当金や株主優待をもらうための権利確定日が刻々と近づいてくるから。

今年の権利確定日、通称「利確日」は3月31日(月)ですから、3月27日(木)までに買うか売るか…この判断は経験年数が何年経っても、スパッとできずにモヤモヤしがちでございます。

昨年はオリエンタルランドの株主優待券を使って、家族5人でディズニーランドへ行って来ました。昔々にくらべて、パークに入る時も入った後も年々出費がかさむようになってきたディズニーランドですが、独身だろうと子連れだろうと、やっぱり夢の国へ行くのは楽しいわけで…。お金・時間・労力をかけてでも行ってよかったと思えました。

オリエンタルランドの株を初めて買ったときのこと

そんな夢の国を経営する「オリエンタルランド」の株ですが、2025年3月時点では、3000円台です。この金額を高いと見るか安いと見るか?その判断をするための参考になればと思って、私がオリエンタルランド株を初めて買ったときのお話をしたいと思います。

2015年当時に購入した時の株価は1株8146円でした。この価格ですらも、当時の自分の見立てでは「買い時」と思ったくらい当時からオリエンタルランドの株は人気でした。買うまでにも値動きは3~4年ほど追っています。欲しいと思って即買えるほどの金銭的余裕も持っていたわけではなかったので、目を付けつつ慎重でした。

オリエンタルランド株の配当金は正直まったく魅力がありません。オリエンタルランドじゃなかったら、こんなにも利回りの低いところは評価益が出たところで、パパっと手放してしまいます。最初に買ったのが2015年だったので、もう10年持っていることになります。10年持ち続けてきて出た配当金の合計は、10万円にも満たなかったと思います。株価は高いのに配当金が少なすぎて途中から配当のお知らせすらも気にするのをやめました。

オリエンタルランドの株が急落したときのこと

購入は2回にタイミングを分けていたので、平均すると8146円という価格です。

この購入金額を現時点での3000円台になった株価を比較すると、

「すごい損失じゃない!?」

と思ったそこの貴方。この話には続きがありましてね。2023年に株式の分割が行われました。その時に持っていた株数は200株でしたが、この分割を機に800株増えて1000株になりました。

分割された後は購入時の株価が1株あたり1630円と修正されました。これによって、私の懐は当然ですが何も痛んでいません。ですが、分割についての情報を全く入手してなかった私は、一夜にして株価が急降下したため昼休み中の休憩室で絶叫しました。その頃の私は、年齢的な心身の不安定さや3人育児と仕事の両立に悩んでいて、株主向けのニュースレターすら読まずに片付ける日常でしたから。寝耳に水の出来事に叫び声をこらえることができなかったのです。

オリエンタルランド株に投資した場合のリターンについて

このようにして長年持ち続けているオリエンタルランド株ですが、投資の参考指標で見ると、ディズニーランドに興味のない人からすれば、買うに値しない要素が満載でしょう。株価も高いし、高い割に利回りがよろしくない。PERも2025年3月時点で44%です。とあるサイトがたたき出した2024年~2025年の1年間でオリエンタルランド株価のリターンはマイナス37%と記載しているところもありました。

そんな評価がついているオリエンタルランド株の現時点での私の評価損益は、プラス153万円ですけれども…。

ちまたではNISAの利用者も増え、株式投資をする方が増えているというニュースをよく目にします。指標の目安とか、値動きの見方とか投資に関するお勉強をしなくちゃという気持ちと、勉強したけれどよくわからない、そもそも面倒くさくて勉強する気がうせたりもするでしょう。

投資は自分で責任を取れる範囲で行うのが基本中の基本ですから、投資対象は慎重に選ばなくてはなりません。けれど、慎重になりすぎて買う決心がなかなかつかないと、買ってもいないのに良いタイミングを逃すことを意味する「機会損失」をしてしまうことの方がよっぽど損です。

ディズニーが好きで、この先もディズニーに行きたい!

そして、2028年から始まるディズニー・クルーズにいつか搭乗してみたい!

そんな思いや願望を持っているならば、アナリストや投資のプロが計算したリターンに惑わされず、今の自分が投資できる金額でオリエンタルランド株を選んでみる。私がオリエンタルランド株を買って持ち続ける理由は、まさにコレ^^

投資で怖いのは投資先の企業が倒産してしまわないか?株価がこれ以上急落していってしまうのでは??というのが大きな不安要素になると思います。

ご自身から見て、オリエンタルランドが、これらの不安に思い当たるようであれば買わないほうがいいでしょう。オリエンタルランド株に投資して得られるリターンは、額面的なことだけではなく、毎年届けられる株主優待チケットでパークに遊びにいって出来た楽しい思い出のほかに、ふとした時に感じる誇らしさみたいなものでしょうか。やっぱり、自分の投資対象はいつまでも良い企業であって欲しいので、いろんな人たちが楽しくて幸せになる場所を長く提供し続けてくれる確かな企業の株を持っているということは、オリエンタルランドの株主として数字の上だけではないリターンがあるように思いました。

まとめ

初めてオリエンタルランド株を買って10年が過ぎました。ここまで長く保持していても、いつかは手放すこともあり得ます。投資は買うタイミングより売るタイミングの方が難しいです。例えるならば、付き合ってみたものの何か違う彼氏となかなか別れられない時のことに似ています。

自分の目が確かなものになっていくのは、短期間では身につけられません。買っても買わなくても自分で納得できる判断材料を下に、楽しい投資生活を送りたいですね。

夫婦でお金の話を切り出すには

前回の記事では、夫婦でお金について話すことはとても重要だとお伝えしました。他人とは大っぴらにお金の話は出来ません。親子や兄弟姉妹という家族関係であっても、なかなか「で、いくら持っているの?」とは聞けませんから。

それゆえ、亡くなる直前または以後になって懐具合が明らかになり、大騒動を巻き起こしがちなのが、昨今いろいろと話題に上がりやすい相続(=争族)でしょう。夫婦になって何十年も経っていながら、一つ屋根の下で暮らしている夫(妻)の懐具合について話し合えるような仲じゃない。もう冷え切ってしまっている…

そんなことになった後の、手続はネットで検索したら簡単に結果が出て来ますが、その事務的な手続は、ぜんぜん簡単ではなく。お金だけでなく時間の無駄使いにもつながります。

夫婦の会話でお金について話しをするきっかけとは?

一緒に生活していれば、お互いの金銭感覚は何となくわかります。食材や日用品だけではなく、年中何か買ってくる傾向があれば、使いすぎ傾向であることは一目で分かるし、逆に生活に関すること以外にお金を使わないのであれば、倹約家傾向だとわかるでしょう。そのくらいの金銭感覚は結婚相手に選ぶ段階で分かりますから。

結婚すると人生における大きな出費というのが度々あります。結婚式から始まり、新居への引越やマイホーム購入、子供の教育費などなど。大きな出費は独断で決めようものなら、厄介事にもなりかねません。

実の親子でも話しづらいお金の話を、夫(妻)になった人と話すのは、とても勇気が必要ですが、自分たちだけでなく子ども達の人生にも影響が出る部分を内緒にしておくのは、非常に危ういなと。

相手の収入が分かっていたとしても、収入より1円でも多く使っていながら貯金もなければ、資産ではなく借金があることになります。女性には妊娠・出産で、どうしても収入面が弱くなってしまうことがありますから、男性の経済力を重視するのは当然とも言えますが、女性だって妊娠・出産を踏まえた上で経済力をつけておくのは、現代でいったら当然のことになってきたように思います。

昔のように女性は働くべきではないという風潮はだいぶ様変わりしてきました。女性の社会進出について法整備されてきている中で、女性が経済力をつける土壌は豊になってきましたから。

自分が結婚して出来た家族を守るための話題なので、お金の話というのは額面を指しているだけではありません。金額は数字としての確認で、そのお金の使い方について話をするという感じでしょうか。

そもそも、私たちの場合は倹約家の夫・無駄使い派の妻という夫婦なので、夫の方が色々と心配になっている様子はありました。私の方も、なかなかお金の使い方が直せないことを悩んでいたので、使い方上手な夫に「どうしたらお金を上手に使えるのか」について悩みを相談したことが、きっかけだったかもしれません。

夫婦の会話でお金について話しをした後は?

夫に対して最初はお金が減る事を過剰に心配しているように見えていたのですが、第一子の妊活を始めたあたりから、時に気前の良い使い方をすることもあり、普段の使い方との違いは何なのか聞いてみたくなったからです。

私がお金を使う時というのは、必要なもの・欲しいもの・ムシャクシャした時のはけ口や周りに流されて、その場のノリでということが独身のころから定着していました。収入の1割~2割を貯金に回すということもしていましたが、ある程度貯まってくると大がかりな出費に使い、また少額から貯めるということの繰り返しでした。

「やった後悔より、やらずの後悔のほうがイヤ」

というスローガンの持ち主でしたので使いにつかいまくっていた結婚当時の私の貯金額は250万円ほどでしたが、夫はその何倍もの貯金額を持っていました。

結婚前の貯金は、離婚時には夫婦で増やした財産にはあたりません。なので夫から金額を聞いた時も金額の大きさに驚きつつも、離婚に至った場合には、自分のものにはならないものだと割り切っている私がいました。結婚当初から離婚話を切り出された過去が…笑

同い年で育った環境も東京と神奈川という近さでありながら、独身時代の貯金額がここまで違うとお互いビックリしてしまいます。貯金額の他にも、お互いの年収も付き合っていた当時から打ち明けていましたから、結婚前からお金のことに関して包み隠さずに話しあえる状況ではありました。(出会ってから3ヶ月で結婚したにもかかわらず)

お金の使い方についてのコンプレックスを打ち明けて相談したことも、夫にとっては重要だったようです。夫婦であっても使い方についてはいちいち話したり確認しなくとも、表面的に家計がまわっているように見せることはできます。それが、結局取り返しがつかなくなって離婚の原因になるケースもネット記事でよく見かけますから。

夫婦でするお金の話は楽しくておもしろい

前回の記事では、不動産について夫婦で話した内容について少し触れました。私も夫もマイホーム願望がなく、子供には窮屈な思いをさせてしまうかもしれませんが、それによって「早く自分だけの部屋が欲しい」という気持ちが強くなって自立を促すことにも繋がると思っています。(実際、親元にいた時の私がそれで早々に独り暮らしを始めたので)

子供たちにも、具体的に我が家の家計状況には伝える機会が多々あります。小5になる長女も小3になる次女も、徐々に自分たちでお金をやりくりする機会が増えてきたので、両親がしているお金にまつわる話に興味を持って聞いてくれるようになってきました。小1になる長男も、姉たちから良い影響(?)を受けているのか、駄菓子屋さんでの買い物の様子が割と堅実です。

不動産以外には、夫婦ともに50代目前となってきたので、相続に関する話題も増えてきました。3年前には私の実父が、昨年は義父が他界したのでそれぞれの実家に関する相続を経験しましたが、相続手続の実務に慣れている私でもかなり骨の折れる日々で、複数の相続人を相手に相当ハードな日々を過ごしました。

なので、3人いる我が子たちがどのような人生を歩むか今のところは大きく定まっていなくても、親である私たちが50代になろうとする時点で、出来ることはなるべく早くから手を打っておくべきだという話も最近は増えてきました。

夫婦で昨年からNISAを始めたので、NISA口座での運用についてもよく話します。私は自身の投資歴は10年を超えましたが、日本株の売買経験しかないため、S&P500など投資信託の運用方法は夫から情報を得ることが多く、子供たちが寝静まった後に夫婦で会話する時間は年々増えてきているように思います。

お金の話題という最難関とも言えるネタを話し合うくらいですから、その他のネタについても大っぴらに話せる関係ではありますが、夫や子供たちに内緒で有休を1日とり羽根を伸ばしているのは、ここだけの話です。