小学5年生の長女と考えるお金のこと②

前回、長女に今年の下半期分のお小遣いと言うことで1万円を一括で渡すことを宣言しましたが、実は長女にまだ大金を渡すアイデアについては伝えておらず、とりあえず現時点での所持金残高を打ち明けてもらってからということで、保留にしています。

昨夜、長女の方から所持金が全部入ったコインケースを見せられ、その額は…

小学生のお金の使い方は親をマネする説!?

今年の頭に定額制お小遣いの導入をして欲しいということを長女から提案されました。長女は几帳面で真面目なところがあり、計画力やリサーチ力もある方です。

誰に似たのかはナゾですが、宿題は親の声がかかる前に全て終えてしまうし、塾の予習復習も自らとりかかる模範生です。

ちなみに、下の2人は長女程の前向きさはありません。次女は学習障害があり、夫が毎日必死で次女の勉強指導を担当してくれています。その横で長男はタブレット学習をその日の分だけきっちりこなしているようですが、宿題は大体忘れがちです。

学習姿勢がバラバラで長女は表向きには有望株ですが、3人姉弟の中でも初孫で利発的な性格を絶賛してきた夫側の祖父母に溺愛されて育った部分が大きいのか、私たちの目の届かないところで、相当お金使いの荒い過去があったようです。

祖父母との交流が途絶える件があったので、この一年はお金も計画的に使っているように見えましたが、申告額はとんでもない少なさでした。

1月から6月まで定額分として500円のお小遣いがあり、先月までで3000円を受け取っているほか、春休みやGWと先日の家族旅行前に家事手伝いとしてアルバイト代を4500円ほど払っていたので、それら全てを合わせたら7500円ものお小遣いを受け取ったことになりますが、彼女から告げられたその額は…

286円でした。。。(T△T)

何かというとスーパーへ行ってみたり、100均へ行ってみたりしている様子は気づいていましたし、それでもお金を保管しているコインケースには500円玉が何枚もあった時があるので、しっかり管理しているとばかり。

歩いて数分のところにスーパーがあり、100円で買える自動販売機があったりするので、安いモノさえ買っていたら大丈夫だと思ったようです。

その思考は夫がよくやるパターンの買い方。夫の場合は、買い物する回数が週に1度と決まっており、食材と日用品の補充がメインです。夫が子ども達を連れてドンキに激安お菓子パトロールを週末にしているので、その買い方を参考にしたのか。。。

それでも、夫が買うのは3人分でも1000円を超えない単価のものですから、相当計算しつくされた買い物になっていたハズです。一方、私は仕事からの帰宅途中に長女を塾まで迎えに行ったその足で、帰宅後に食べる夕飯用のお総菜類に値引きシールが貼られていると躊躇せずにカゴへ入れていました。

現金購入が基本なので買ったとしても2千円するかしないかでしたが、毎週金曜日の塾帰りは、特に財布の紐がユルユルで長女の望むものを少なからず買ってあげていました。

親のマネーリテラシーを高める必要性があった

小学生のうちに正しい金銭感覚を身につけておくのは、いずれ社会に出た時に絶対役に立ちます。だからこそ、どこのご家庭でもしっかりと子供たちにマネーリテラシーを高める教育を受けさせたいと思うわけです。

親がね、ちゃんとした金銭感覚を持っているという自信があれば良いのでしょうが、若かりし頃に自分自身がそうでなかったために、小さい頃にどうすればいいかと言うことはイマイチ伝えられずにいるのが悩みだったわけです。

それでも、運良く大きな借金や破産をすることなく中高年になれたわけですから、仕事以外に法律事務所の扉を叩くような金銭感覚にはならずに済んでいるわけで。

小さい頃にはコンプレックスだったお金との付き合い方も、いまでは亡くなったあとのことまで考えられる程に知識だけは身につけられたので、そこまでの道のりを長女に話して聞かせる必要がありそうです。

相続トラブルを目の当たりにする度に思うのが、親として先立つ前にしっかりとマネーリテラシーをその時代に合った知識でアップデートしないと、どれだけ残された家族が苦労することになるか…

親だからしっかりとしたマネーリテラシーを持っていると期待していると、本当に痛い目に遭いますから。他人事のようでいて、自分も親となった今リテラシーの中身を更新する必要があります。

マネーリテラシーを高めるのは「心」がヒントです

お金を沢山稼いだとしても、気を許せばすぐにお金は消え去っていきます。現代は巧みなマーケティングで購買意欲をかきたてる情報があふれており、人間関係がある限り必ずお金が介在することが出て来ます。

以前、記事にもしましたが身内に不幸があっても少なからず出費があります。それは咎められるような使い道ではありませんが、日本のように礼節文化が至るところにあると、拒みたくとも拒めない機会も少なくありません。

最近では慶弔事も一頃より簡素化されてきたようですが、諸外国に比べるとやはりあらゆる場面で人間関係をスムーズにさせるための出費はよくあると思います。

そして、その人間関係が悪化したとしてもストレスの捌け口として暴飲暴食であったり、趣味嗜好への課金であったりと、大人の方がお金を持っている、もしくはキャッシュレス決済が出来る信用を得ているだけに、簡単に出費できてしまいます。

ミニマリストになりたいというわけではありませんが、モノを必要以上に持たない暮らしが出来る方々は、心をしっかり操縦できるのでしょう。取り上げられるお部屋のように美しく洗練され、スッキリとした心持ちでいられるのだとなと。

ストレスを溜めない、もしくは上手に回避しているからこそ、清潔さの保たれ整った暮らしが続けられるのだとしたら、やはりマネーリテラシーで必要なのは、金融知識ではなく、心の持ち方が重要になってくるのかもしれません。

マネーリテラシーを高めるには部屋の片付けが肝心かも!?

お金を稼ぐ力、貯める力、使う力、増やす力と家の中や部屋の中を片付ける、整える力はイコールだとしたら、自分のマネーリテラシーが上がった様子は一目でわかりますね。

長女も、学校の友達と何かあった時や勉強でわからない事があった時など、悶々とした気分を抱えている時がありますが、大体そんな時は子供部屋が荒れています。

今週末は夏休み直前の最後の週末になります。親子でこれまでの振り返りと、これからの取組みについて、しっかりと時間をとってみようと思います。

 

小学5年生の長女と考えるお金のこと①

来週が終わると夏休みがスタートしますね。我が家の長女だけは自宅で自由に過ごし、3年生の次女と1年生の長男は学童へ行かせます。

長女は2年生の時点で学童への行き渋りが始まって以降、放課後や長期のお休みの時は、自宅や塾や祖父母のいる義実家へ行かせたりしていました。

5年生ともなると活動範囲や交友関係の広がりを見せ、それに伴ってお金を使う機会も増えつつあるのが、目下のところの悩みです。

小学生のお小遣いは定額制?都度払い制?

お小遣いのあげかたについては色々と試してきました。

・学年×100円の金額を1ヶ月分で渡す

・音読カードの項目を全部終えたら文房具屋さんで好きなモノを1つ買ってあげる

・家事の細々したものに「1回につき○○円」と仕事報酬方式

・ワンコイン(500円)を月初に渡してやりくり方式

ざっとこのような感じで色々と試したのですが…イマイチ金銭感覚が養われていないと思えてなりません。お小遣い帳をつけさせても続かないので、どんなことに使ったのかは自己申告になってしまっています。

夫は重度の倹約家思考をした母親に育てられてきたため、めちゃくちゃ金銭感覚が研ぎ澄まされており、滅多なことで出費をしないタイプです。なので独身の頃も相当額の貯金を持っていました。(桁で言うと八桁です)

一方、私はと言いますと目標があれば貯金もするし節約もしますが、基本的には財布の紐がユルいタイプですから、夫とは真逆です。使わない人からすればムダ使いと言われるような金銭感覚ですが「ガマンは心身に良くないから」という理屈で、使えるだけ使ってしまいます。

そんな身の上なので、我が子にどうやって指導するべきなのか手詰まりになってしまいました。

小学生のお小遣い事情を調べました

一般的な小学生のお小遣い事情を調べてみると、小学5年生では定額制の場合は、1ヶ月に500円~1000円という金額幅です。

定額制じゃないご家庭で多かったのは、お年玉からやりくりさせるというもの。

我が家は親戚付き合いがなく、私の実家は施設に入った母親と長いこと無職でニートだけどジム通いは欠かさない独身の兄がいます。そんな環境なのでお正月に自分の実家へ顔を出すことはなく、義実家へ行くことが今までの慣例でした。

義実家へ行くことも昨年の相続争い事件から足が遠のいたので、我が家でのお年玉は1000円から500円をあげるぐらいでしたから、それで1年やりくりさせるのも難しく。

一般的な小学生のお小遣い事情もこれ以上は参考に出来るようなことはありませんでした。

ですが、小さいうちの習慣が大人になってからの金銭感覚となるため、ここは真剣に取り組む必要があります。私自身がお金のコンプレックスを克服するために苦労してきたこともありますし、自己破産する方々の資料作成をしてきた経験から小さなうちからしっかりとした金銭感覚を身につけさせなくてはなりません!!!!

そこで、私は次なる試みとしてある方法を試してみることにします。

小学生のマネーリテラシーを爆上げさせたい

まず、今年の年末までと言うことで1万円を渡します。こんなに大きい金額を持たせたことは現在まで1度もありません。今日現在(7月10日)を起点にするならば、大晦日にあたる12月31日までに約25週あります。

1週間あたり400円で、1ヶ月あたり約1800円くらいでしょうか。一般的な定額制のお小遣い額よりも多くなります。

あればあるだけ使ってしまった私のDNAが色濃く出ているのであれば、年末を待たずに無くなる可能性は大いにありますし、夫のDNAに寄せていければ倹約家気質に。

このお金の用途は完全に子供の趣味嗜好に関するものになるでしょう。学校や塾で使う学用品や衣類、家族で出かける際にかかるものに関しては親が都度負担することにします。

これから夏休みになるので、以前取り組んだ家でのアルバイト(家事)の交渉があるかもしれません。その際は、バイト代として支払うこともあると思います。

お金を稼ぐ力、貯める力、使う力、増やす力…近頃、さかんに言われるようになったマネーリテラシーを夏休み含む今年の下半期にマスターしてもらえると私としては、1万円の有効な使い方が出来るのかなと。

期待半分、不安半分ですが密かな私の自由研究にしてみたいと思います。

 

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証⑥

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

公正証書遺言に書かれた義父の思い

義父も息子である私の夫も、双方で遺産相続はしない方向でしたが、父親としてはやはり、息子へ託したい気持ちが大きかったのです。当然と言えば当然の話ですが、夫は何も受け取るつもりはないし、父親が亡くなれば嫌悪感しかない母親と姉しか残らない実家の人間とは断絶すると私にも父親にもハッキリ言っていました。

けれども、義父にとって息子である長男よりも可愛い孫達のためには、自分の持分を全て息子に引き継がせる必要があると判断したのでしょう。夫の5歳上になる義姉には各預貯金の半分を相続させ、夫にはその預貯金の残り半分と不動産と祭祀関係について相続させるとの遺言が綴られていました。

義父よりも義母の方が、そもそもの財産額が大きいため義母への相続分は保険金と一部の預貯金となっていました。義父からの最期のメッセージとも言える附言事項には「家族皆で支え合って仲良くするように」と、最後の最期まで一堂に会することのなかった家族たちへの願いが綴られていました。

私は自宅に戻り、夫に公正証書遺言の中身を自分の目で確かめてくるよう公証役場で遺言書の謄本を取り寄せるように言いました。

遺言書の謄本を夫が目にしたときのこと

後日、遺言書の謄本を取ってきた夫は、結婚してから10数年ともにしてきた中で、見せたことのない悲痛な表情と後悔の念を顕わにしていました。

「何てことをしてしまったんだろう…」

遺言書を目にして以来、何日も何日も夫はうなだれていました。父親を亡くしてようやく、自分が今まで目を背けてきたことがどれだけ大きな事かを痛感したようです。

さんざん避け続けていた実の母親との接触を拒むことが出来ない状況を受け止める心の準備が整った後、夫の行動は早いものでした。亡き父から授けられた使命を遂行するために、あれだけ嫌がっていた母親とのやり取りをする日々が始まったのです。

それからと言うもの、夫から頼まれて不動産の相続登記手続の書面を整える手伝いをしましたが、相続税を納税するまでは義父が存命だった時にお世話になる予定だった税理士に依頼し10ヶ月以内での納税を無事に終え、全ての相続手続が完了したのは2025年の2月でした。

『地上最強の商人』による効果の程は?

気づけば夫の相続手続話になっていますが、私はこの相続騒動について何年も前から懸念していました。賃貸不動産経営をしている不動産を相続するのは専門家からしても普通の自宅不動産を相続するより厄介なものであり、夫の実家のように家族仲の悪い者たちが手続を進めるのは、たとえ弁護士に依頼したとしても時間がかかり、そして思うようにいかないものです。

実際の業務で目の当たりにしてきた相続トラブルについて、我が身にいつか降りかかることとして、ずっとモヤモヤした気持ちを持ち続けていきたことでした。

日本では何かにつけて「嫁」に押しつける風潮が未だに根強くありますし、嫁である自分自身も「嫁いだのだから、私がやらなくちゃ」と思っている部分は、どのご夫婦の間でも必ずあると思います。

地上最強の商人に書かれている内容は、一見すると経営や営業成績をあげるためのノウハウにも読み取れ、対象も男性向けのように思いますが、私にとっては自分の気持ちに正直に生きることについての訓練になったと思いました。

義母との関係は、以前のような「良いお嫁さんと優しい姑さん」という形からは遠いものになりました。義母の化けの皮が剥がれた瞬間を垣間見たときは最終巻にあたる第10巻にさしかかったところでした。その中の一節に「悪い習慣を流し去り、良い習慣の中に私を浸してください」というものがありました。

私に染みついていた悪い習慣とは「人の意見を優先して、自分の意見を後回しにしてしまう」ことでした。その場を穏便に済ませようという気持ちが強すぎて、どんな場面でも自分の気持ちを押し込めてしまう一面を持っていました。

それはそれで、周りの空気を読んで行動するということでしたから、悪い習慣でもないと思えますが、自分の心を押し込めることで後悔したことも、その場では良い流れになっても先々で残念な結果に繋がることも多々ありました。

義母は今までに出会ってきた数々の人たちの中で、筆舌に尽くしがたい思考を持った人でしたが、嫁いだ以上はきちんとした嫁の努めを果たすべきだと自分に言い聞かせて付き合ってきました。商人メソッドに取り組む中で「何が自分にとって大切なことなのか?」という部分を日々問いかけてみると、関わりを絶つ必要がある習慣のうちの一つの存在が、義母のような人を振り切ることだと気づきました。

「収入が増えればいいな」という軽い気持ちで始めてみた取組みでしたが、収入という金銭的なことよりも、自分の悪習を改善することが出来たので、収入UPよりよっぽど身になったというのが今のところの感想ではあります。

ただ、地上最強の商人検証①で触れましたが行動力は確かにあがり、それに連動するように運気UPに結びついたと思えることもありました。

それは、購入しようかどうしようかと以前から迷いながらも、昨年の10月に80円台で買った仮想通貨(XRP)が大化けしたことです。

自分の中では給料UPを想定していたのですが、投資利益も収入と言い含めるのであれば、地上最強の商人効果は収入UPに現れたと言えるのかもしれないですね。

つらつらと書き綴ってきた地上最強の商人の検証結果は、この記事で終わりです。効果の出方は人それぞれだと思いますが、いまでも時折この本を開く時があります。

決して安い買い物ではありませんでしたが、根拠の薄い高額セミナーに通うよりは、懐にも自分にとっても良い買い物だったと思います。

ーおしまいー

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証⑤

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

本当になってしまった相続トラブル

弁護士からの連絡で義父の件を知りましたが、義父が亡くなっていたのは、1ヶ月も前であったことにも驚きました。我が家は税理士の一件以降、義実家とは着信も拒否をして完全に連絡を絶っていたため、一切の情報が入ってきませんでした。

それでも、さすがに臨終の際には何かしらの連絡は入るものと思っていましたが、何の知らせもなかったことにも驚きを隠せませんでした。たった半年ほどの期間で、懸念していた相続が実際に起こることになるとは…

夫には実家アパートの一室で独り暮らしをしている姉が1人おり、上階が実家なので義父に何かあれば弟である夫に連絡をしたりするのが一般的だと思うのですが、そもそも互いを嫌い合っていた間柄だったためなのか、義姉から弟である夫に連絡もなく、義実家からの着信を拒否したことは義両親にも断りを入れた際に公衆電話からであれば受信できるので、何かあれば公衆電話から私のところへ掛けていただけば夫が口を挟むこともないであろうと嫁に出来る最後の切り札的なものを伝えていたのですが、最初と同じで嫁の忠告など右から左であったのでしょう。

どっちもどっちな義実家の人々を間近で静観していただけですが、私にとって良かれと思ったことでも当人たちにとっては心外であろうこともあり、いつもなら良い方向性を見いだす事に尽力しているところですが、そこもあえて抑えるのも本の内容を実践する上で必要だったのかもしれません。

本を読めば何かが変わるのではなく、本を読んで動かなければ変わることなどあり得ません。おまじないの類は大好きですが、目を上から下もしくは左から右に動かせば自分を変えられると言うのは可笑しくないですか?

自己啓発本が何百万部売れても結局、人は早々変わらないというのは目を動かしただけで済ませてしまう人が多かっただけなのでしょう。運勢が良くなるとは言葉を分解すると運の勢い(動き)が良いか、運の勢い(動き)が悪いかということでしょうから、動くことで変化が生まれます。

私にとって、本を読みそして現実に現れる揉め事への心の持ち方に物凄く影響を与えてくれたのが、この地上最強の商人に書かれた教えだったと思いました。

相続が発生するタイミングとは

通常、相続が発生する起点は亡くなった日になります。今回、夫が父親の死を知ったのは実際の死亡日から1ヶ月が経過したあたりですので、その当たりはさして遅いということもなく。

そもそも、夫は相続放棄をすることにしていたのですから、相続が発生しようが全く関係ないということで良いのですが…

仕事で相続案件も色々と垣間見ている私としては何とも落ち着かず。相続のことよりも、嫁いだ時からずっとお世話になった義父が本当にいなくなってしまったことを受け入れ難く、ぶっちゃけいい大人である母親と息子の意地の張り合いに、これ以上付き合うのが面倒くさくなっていたのもあり、私の方から義母に連絡し、今更ながらご焼香させていただくため、義実家へ赴くことにしました。

義実家に行くと、この時まで何事もなかったかのような対応で笑みを浮かべながら私の訪問を受け入れる義母がいて、正直戸惑いましたが義父の御霊前で手を合わせた後、今日までの話を義母がもの凄い勢いで語り始めました。84歳と高齢だった義父の病状はあっという間に進行し、体重が激減していったとのこと、終末期ケアで素晴らしいサポートを受けて旅立っていったこと。

それらの話を聞き、実父を数年前に亡くしていた私は、もう1人の父の最期にも会うこともなく寂しい気持ちで一杯になりました。それもこれも全ての元凶は今、私の目の前にいる義母なのですが、夫は同行せず私一人で訪れていたこともあり、次から次へ聞き捨てならない話が出て来たのです。

最愛の夫である義父を亡くし、悲観に暮れる義母でしたが話を聞いていると、貴女は御見舞いにも来なかった、葬儀にも来なかったと何度も罵ります。最初は、話をそのまま受け止めていましたが、テーブルの上に置かれたデジカメを手にすると義母は、見てよこれと言って義父が棺に入っているすぐ横で喪服を着て満面の笑みを浮かべピースまでする写真を見せてきたのです。

「信じられない…」

私は実父を亡くした時にコロナ禍で、しかも入浴中のヒートショックで亡くなったのが死因でしたがコロナ検査をした結果陽性反応が出ていたということで、棺の中の父は黒い袋に覆われており、姿を見ることも叶いませんでした。

そうした事を抜きにしたとしても、自分と故人のツーショットを撮ることはけして悪いことだとは思いません。二人の間にある思いの形はそれぞれあって良いと思うので、思い出の一つにするなり色々な気持ちの上で本人とそれに同調する方で完結いただければいいのではないかと思います。

撮った写真を見せられた側としては、絶賛する言葉や感謝の思いはなくただただ冷ややかな視線を義母に向けてしまいました。縁あって義理の家族になった間柄であっても、最期を迎えるまでに起きたことを全て帳消しに出来るほど私の中ではまだ、本の内容を確実に実行できるほど成長しておらず、この時ばかりは感情を押し込むことができませんでした。

故人の思いが残されていたとき

何事もなかったかのような振る舞いをする義母とは反対に、私の表情はどんどん固くなり、すべきことを済ませてもうこの場から引き上げようとしたその時、義母が引き出しから取り出したのが死期を医師から告げられた義父が残したという公正証書遺言でした。相続放棄をするということを宣言した息子に対して、そのように望むならお前には何一つ残さず娘に渡すと言っていた義父。はなから遺産相続に関してはノータッチで良いと思っていた我が家にしてみたら、今更内容を確認するまでもないことでしたが、義母は読めばわかると言ってきかず、私の目の前に遺言書をひろげたのです。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証④

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

税理士との面談に行った後のこと

結局、義両親を交えての面談は実現しませんでしたが、私と夫で予定通り税理士事務所へ面談を受けに行ってきました。

弁護士もそうですが、自分にマッチする士業の先生を見つけるのは本当に難しく、法律事務所にいるからといって、自分に合う先生が優位に見つけられるということでもありません。

不動産投資でアパート経営を勧める広告や書籍があふれていますが、株式投資に慣れてしまっていると、不動産投資などというのは大変面倒で厄介な投資対象にしか見えず、義実家に行く度に『手放さないんですか???』と常々アプローチしていたほど。

不動産余りが叫ばれる2030年問題のこともあるし、今日も仕事でとあるアパートの住人さんが家賃滞納をしている関係で裁判所に申立をしていた建物明渡しの強制執行手続きのために、弁護士から命じられイソイソと提出書類の準備をしていたところですから、こんなことをプライベートでもやらなきゃいけなくなるとか無理でしょ…

そんな面倒な不動産投資を夫が相続するような事態になったら、結局周り巡って私のところへ降りかかってくることを考えると、私にとっても税理士と繋がりを持つことはメリットが大きいのです。

税理士に顔を売り、我が家の現状と義実家で今後予想される相続時に気をつけるべきことを相談しながら面談を終えました。

面談を終え、今回のドタキャン騒動でほとほと義実家との付き合いに嫌気が差した私は、夫からの願いでもあったので、金輪際子供たちを連れだって義実家に足を運ぶことは止める決断をしたのです。

お金ではなく自分の価値を100倍にするために

義実家を敵に回すということは、あまりいい実例ではないかもしれません。ただ、日本では未だに根強く嫁というものは嫁ぎ先に対して従順であれというような風潮もあるし、お嫁さん自身がへりくだって嫁ぎ先へ気を遣わなくてはならないと思っている背景もあります。

私も結婚して10年は、それなりに義実家内で粗相のないようにバランスを取ってきました。が…

並々ならぬお金への執着&執念が税理士面談の一件以後も露見して、最終的には逆恨みされたりもしつつ、義母からの執拗な嫌がらせを受けることになるのですが、その間に私が読んでいた地上最強の商人第3巻の中で「私の出会う不運の数々は、明日の幸運の種を私に運んでくる」という一節があり、日々繰り返し音読しながら、義実家との諍いの先にある幸運を思い描いて、爽やかにこの直面を切り抜けたのです。

私自身も我が家も、お金をちらつかされても心動かされることはなく、日々穏やかに過ごすことに多大なる影響を及ぼしていたのだと、振り返って思うのであります。

義母にとって最大の価値におかれているものがお金だとしても、夫や私にとっての最大の価値は自分たちにあり、事業を営んでいるわけでもない私が地上最強の商人に取り組むのは自分の価値を100倍にするためであると心に刻んだのでした。

第5巻とともに乗り越えたある試練

第5巻の内容については以前の投稿でも少し触れましたが「今日が人生最後の日であると心得て生きる」ことの大切な考え方について書かれています。

当たり前に今日を過ごし明日を迎え、昨日を振り返り1週間が過ぎ1ヶ月が過ぎる中で、誰しもが当たり前に過去と現在と未来に思考を巡らせています。

老後の年金問題に不安を覚えるのは未来についてですし、やらずの後悔は過去についての悔いでもあります。今日現在、どこも痛むことなく昨日と同じ時間を過ごせることの素晴らしさ、そしてそれは奇跡でもあること。

そのような教えが織り込まれていたのが5巻でした。そんな中、生前対策を棒に振ってしまった義父が滅多に訪れることがない我が家を訪問してきたのです。

数か月ぶりにあった義父は以前と何ら変わることはなく、元気な様子でした。もともと、義父と夫の関係は良好であったのですが、義母の味方についたようにみてとれた義父のことすらも拒絶するようになった夫は、歓迎するどころではなく居留守を決め込む決断をしました。

孫である我が家の長女だけが、久しぶりに会えたおじいちゃんに近づき、どうしたのかと声をかけると、衝撃的な報告があったのです。

「おじいちゃんね、胃がんでステージ4だったから、もうあと数か月しか生きられないって」

見た目からは全然想像もつかず、いつも通りの義父の姿でした。小学3年生だった長女は、どう反応していいか分からず、長女に付き添っていた私も予想外の報告だっただけに言葉を失いました。

それから4ヶ月後に義父は本当に逝ってしまいました。義母は、入院先の病院へ最期に孫たちを連れて面会に来るよう息子である夫に伝えていましたが、夫の意思は固く最後の最期まで父親を見ることはありませんでした。

決裂した税理士面談の一件の際に、「金輪際二度と我が家は顔を見せることはない。相続も放棄する」と宣言し、義両親も「それでいい。何があってもお前達の力は不要。孫達には会えないのが残念だけど、可愛い盛りのときにずっと一緒にいられたから、もう十分」とまで言い放っていたのです。

売り言葉に買い言葉でもあったでしょうし、本気でそう思っていたようにも思えます。ただ、その時の義両親(特に義母)にとって、まさかこんな結末が待ち構えていたとは思ってもいなかったのでしょう。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証③

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

義実家の相続騒ぎで試される地上最強の商人課題

地上最強の商人の課題というのは、非常にシンプルなもので、全10巻の巻物を45週間かけて1巻を5週に分けて1日3回(朝・昼・夜)読み込んで1週間読み終えるごとに、掲載されている振り返りページにしたがって点数をつけていくと言うものです。

人は誰しも3週間継続し続けると、その行為を習慣付けることができます。元に私は、あらゆることに関して三日坊主のプロでしたが、ある時「三日坊主を7回やれば21日になる」という気づきを得てから、実行力が格段にあがり様々なことをその考え方で習慣付けられるようになっていきました。

ただ、何でも「やればすぐに」自分の身になるものでもないし、突然大金が転がり込むこともありません。突然、大金が転がり込んできたら逆に事件に巻き込まれたかもしれないという不安に襲われます。

何の土台もないのに、突然さまざまな変化を安全に迅速に行うミラクルはありません。なので、日々毎日の課題(読む・点数をつける)をやっていても、その課題から日常の中に落とし込めるものを自分なりに探し出して、それこそ身につける必要があります。

私にとって、相続争いに参戦する気は全くなかったのですが、地上最強の商人で提唱されている実践の場として、義実家の相続対策に首を突っ込んでみることにしました。

物語の課題を現実の課題に盛り込んでみようと思ったとき

相続対策としての面談の際に、税理士から資産について大まかに把握できる資料があれば事前に用意してくださいとの要望があったそうで、主人は父親に簡単でいいから資産の一覧を用意しておいて欲しいと電話していました。

義実家では金銭管理の全てを義母がとりまとめています。義父はアパート物件の手直しをする作業系を担当していたので、金銭的なことはまるっきり把握していません。

なので、面談時の際には義母が管理しているものを現物じゃなくていいので、大雑把にでも分かるものを持ってきて欲しいと義父から伝えてもらった時には、義母も快諾していました。何せ、相続対策のためなので義母にとっても優位になるわけですから。

「人生最後の日であると心得て生きよ」と5巻に…

週半ばに税理士との面談を控えていたので、主人は義夫に例の面談の時に、資産の一覧がわかるようなものを必ず忘れないようにと釘を刺す電話をかけたところ、義母が「会ったこともない他人(税理士)に通帳やら何やら見せるなんて絶対イヤだと言っている」と言い出したのです。

気が変わるのは勝手なのですが、義母だけでなく私も主人もわざわざ仕事を調整しています。そもそも、依頼予定の税理士が大変お忙しい方で、相談の予定を入れるにも色々と難しく、双方の都合を合わせた上で決めた日取りだったため、直前になって変更などあり得ないことです。義母以外の関係者全員が混乱しました。

商人の課題の5巻には「今日が人生最後の日であると心得て」というものがあります。年齢に関係なく、突然命のローソクが消えることも現実にはあるわけです。亡くなる日の朝、普通に声をかけ送り出したのに…という悲しい文面を読むことは私が働く小規模な法律事務所であっても度々あります。

この課題に取り組んでいた時は、ニュースで見聞きする事件や仕事で関わる案件が決して他人事ではないのだなと本当に身につまされるような日々を送っていたと思います。

義母は私と会う際に必ず口をついて出てくる言葉がありました。

『お金はいくらあっても死ぬときは持っていけない』

『国に税金で払うくらいなら、子供や孫達にあげたほうがよっぽどいい』

とにかく、この2つを毎回それも滞在時間中何度も言っていました。老後破産のニュースや親の介護を負担する友達が徐々に見え始めて来たこともあり、義実家に財力があって本当によかったとのんきに思っていたぐらいでした。

しかしながら課題に取り組んでいない義母ですが、人生最後の日であると心得ながらも、人生の対策を考えるどころか、逃避しようとするパターンがあるなんて。義実家の出来事ですが、義両親二人で築き上げた財産です。結果的にどうなろうと、嫁の私からしたらどうでも良い話なわけです。

息子である主人は激怒しました。それは、自分に親の財産が渡らなくなるということではなく、両親が所有しているのは戸建て不動産ではなく、アパートの住人およびアパートの管理もあり、義父がいよいよ体調を崩そうものなら、車の免許もなく字も読めない義母は、自分の子供らを頼らざるを得ません。息子である主人にとっては、煩わしいことこの上ない事態が待ち受けるわけです。

この一件から他にも義母の守銭奴的な一面が徐々に見え始めてきました。実の息子である主人が、どうしてあんなにも母親のことを嫌っていったのかが次第に明らかになっていったのです。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証②

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

地上最強の商人で得られた事…③運気UP

得られたものが3つあり、①行動力②力の抜きどころ③運気UPということでしたが、運気UPの効果の程というのは、何を持ってして運気UPと呼べるのか…

トラブルを抱えていた場合に、その悩みが解決したら運気が良くなったとも思うし、わかりやすく言うと臨時収入があったというような、金運に関することでしょうか。

地上最強の商人を読み始める前の私が抱えていた大きな問題としては、義実家の相続問題がありました。主人と結婚して十数年ですが、嫁である私と義実家との関係は、実の息子である主人よりも上手く行っていました。

私の両親は超高齢で実家へ帰省するにも電車とバスを乗り継いで2時間近くかかります。妊娠・出産そして、乳幼児の子育ての時期は義実家が私の実家と錯覚してしまうほど、頼りにさせて頂いていました。

その間、主人は父親とのコミュニケーションを取るものの、母親とは一切断絶していて、マザコン夫も困るけれど母親を一切寄せ付けないし、無視というか本当にその存在をなき者にしている、シカト体制を組んでいたのです。

母親の方は何としても息子とコミュニケーションを取りたいので、嫁である私や3人の孫たちを通じて一生懸命努力されていましたが…撃沈。

それでも、唯一コミュニケーションを取っていた父親も80代に突入し「オレ、もう長くないから」と自身でキッパリと宣言するようになってからは、主人も息子としての役割を果たす気持ちにシフトし、これまた断絶状態の姉に代わって、相続になる前にきちんと生前整理をする必要があると考えに変化が出て来たのです。

自分自身の変化よりも先に現れた周りの変化

正直、私は日頃から他人様のトラブルに触れているので「人間、生きているうちの負担を10だとしたら、亡くなってからだとその負担は100ぐらいになる」ということをわかっていますから、財産があろうと無かろうと遺言書は誰もが作ったほうがいいと、言ってまわる人間です。

遺言書を自分の意思で書ける内が華だと思います。誰もが出来ることを、出来るうちにやらないのが不思議で仕方ないくらいです。

このことについては、常々義実家でも義両親に伝えていました。というのも、義実家では古いアパートを2棟所有しており、住居近くにある1棟と縁もゆかりもない他県にある1棟で、仕事もしていない老夫婦だからこそ、管理費用も自分たちでなるべく手を施して何とか損失をださないで運用できているという感じのアパート経営でした。

義両親は「不動産はね、大事だよ!絶対に売ってはダメ」と言っていましたし、不動産投資をすることのメリットは重々承知しています。が…

不動産投資よりも株式投資が好きな私からすると、全く興味対象外。嫁と姑の関係はすこぶる良好でしたが、長男に家督を譲るというのが徹底している時代でもないし、義実家(私の実家含めて)が未来永劫語り継がれるべきレベルの家柄でもありません。そんな中で、築40年以上の古いアパートを相続させられるなんて、脅威でしかなく。

それ以前に、そもそも主人が「親父が亡くなったらあの家族とは縁を切る。相続放棄しか考えてない」と繰り返し言っていたので、私も義実家へ子ども達と遊びに行っていた際には「ご子息は相続放棄を考えているようです。私も、それで構いません」と宣言し、義母から「フツーはね、貴女不動産を要らないなんて言ったりしませんよ」と呆れられていました。だって、面倒くさいんだもの…不動産。

そんなやり取りが十何年も続いていましたが一昨年あたりから義父が「やっぱり息子に不動産持分を相続させたい」と強く思うようになってきたようで、父親とだけはコミュニケーションを取っていた主人は、弱々しい発言が目立ってきた父親の気持ちを汲み取ってあげたくなったのでしょう。相続対策のために有能な税理士を探し出し、その税理士と義父と主人でいろいろと話合う機会を持つ予定を決めたのです。

相続は運気UPか、それとも運気ダウンか?

その頃の私は義実家の出来事よりも、いかに地上最強の商人の課題を毎日こなし続けていくかに全集中でしたので、義実家とのやりとりは主人から報告を受けた時にしか耳にすることはなく「不動産はねー、揉めるからちゃんと公正遺言を作っておいたほうがいいよー」と日頃、仕事で垣間見た相続紛争が主人の身に、ひいては我が家に降りかからないようなアドバイスだけサラっと伝えるのに留めていました。

嫁という微妙なポジションは本当にやっかいで、変に口を挟むと「財産狙い!」と誤解されるか、「じゃあ全部責任とってね!」と全フリされるか…とにかく、どちらにせよ面倒くさいことに巻き込まれたくはありませんから、穏便になるべく関わらないで、けれども状況把握はしておくべきことといったスタンスでした。

そんな中、主人が義父と義母と税理士と面談する日には、私にも同席して欲しいと言ってきたのです。面談日は平日の午後1時でした。士業の人間とのやりとりに慣れていないし、義母がいる空間が耐えられないと懇願され、1ヶ月前から言われたこともあり、有休をとって私も同席することにしました。

義両親と仲が良かったので、同席することには異論はなく、むしろ税理士も交えていれば、邪な気持ちを持った嫁でないアピールができるかなと。嫁ぎ先の財産に目がくらむ人も、そりゃいるでしょうが、私はとにかく「自分で大金を稼ぎたい」欲が強いので、他人様の財産を目当てにするという気持ちがまるでないのです。

しかも、不動産とか本当に維持するのが面倒くさいものの代表格。売らなきゃお金になりませんけど、その売るためのやりとりも株式と同じようにはいかないし。不動産物件より、できるなら私は不動産リートの方がいいのですよ。

この時点で運気UPについて語ろうとすると、私の評価では運気は下がり気味だったと言えます。不要なものを押しつけられるかもしれない不安しかありませんでしたから。普段,弁護士と話すことには慣れていても税理士と話す機会は今までになく、しかも自分の実家の財産ではなく婚家の家族同士が知りもしない話をする場に連れ出されるなんて恐怖すら感じました。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証①

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づきました。

(前回はコチラ)

地上最強の商人を45週間やり終えた結果…

得られたものが3つありました。

①行動力

②力の抜きどころ

③運気UP

こじつけの部分があるかもしれませんが、自分で実感したのは上記3つです。9月が私の誕生月ですが、昨年の9月で49歳を迎えました。

アラフォーなんて…と思っていた39歳から一瞬で10年が過ぎ去り、去っていたのは年月だけでなく身体的な若さも去っていったわけです。

気づけばアラフィフ目前!49歳の誕生日を迎える数ヶ月前にこの「地上最強の商人メソッド」をやり遂げていました。

45週間、与えられた課題をコツコツ進めるだけのメソッドです。指示が出されたものは、素直にやり遂げればいいので簡単です。が…途中で挫折したり投げ出したりしてしまうのは、自分で課題をやる習慣化が出来なかった人か、繰り返される単調な課題を楽しめなかった人でしょうか。

単純な課題を45週間も続けた自分は、結果として課題をクリア出来たわけです。課題をクリア出来たことが、そもそも成功体験の一つにはなりました。

地上最強の商人で得られた事…①行動力

地上最強の商人を手に取って始めた動機は、単純に「大金を稼ぐ力を身につけたい」というものでした。ここで注意したいのは“大金が欲しい”でなく、“大金を稼ぐ力”が欲しいという点です。

45週間前には確かに「最後の週を完了した時に、大金が舞い込んできたりして♪」という期待があったのは否めません。そんな淡い期待を持っていないと、何事もスタートできませんから。

第2巻が過ぎ第3巻、第4巻まで進むと、段々飽きてきます。単純な課題をやっているので、慣れてきてしまうのです。夜の音読は子供たちに「お母さん、音読は!」と促されて渋々やっている日もありました。

まるで、それまでに子ども達へ向けて「宿題やったの!?」と言っていた言葉がブーメランで返ってきたみたいでした。

疲れていようが、調子が悪かろうが続けられる単純な課題です。大金を稼ごうとする力は、こんな単純なハズもないと思い「これぐらいのレベルが出来なかったら億とか稼げるわけがない」と。自分を奮い立たせる言葉を色々と考案しました。

何でも無いことに自分なりの意味づけをすること。後に、課題を継続し終えた45週間を振り返ったときに、誰に強要されたわけでも、自分の身に確かな必要性があったわけでもなくやり始めたことを完遂させることを目標にしたのが良かったのでしょうか。

子ども達にもよく言いますが「自分が自分とした約束は守ろうね」と。親が言っていることをやってみせないと。そんなプレッシャーを背負いながら、自分だけの「行動力を出す工夫とアイデア」を考えるクセがつきました。

後回しにしがちだった片付けや、仕事の処理や、人付き合いにも有効だったのは、第1巻の巻物(本の中に出て来ます)を繰り返し読みながら、その時の課題の巻物を読み、取り入れて試してみる。普段の生活の中で出来ることの中で課題を検証したことです。

地上最強の商人で得られた事②力の抜きどころ

フルタイムで働いて、時には残業して、保育園と小学校の保護者との付き合いがあり、義実家や実家に関する問題がある中で、育児と家事を夫と分担しつつ日々を暮らしていますが、完璧にやろうなどと思っていないのに、とにかく多忙すぎて…

求められること(学校や保育園からの要望や家庭内や職場で)の最低限しか出来ていないのに、コレ以上どうやって時間や心のゆとりを持てばいいのか?

毎日、課題をこなすたった15分程の時間を捻出するのに、最初のうちは苦心しました。

取組はじめてから3ヶ月が過ぎたころでしょうか。課題をこなすことが日常のリズムに組み込まれ、時間的なゆとりが出来ていることに気づきました。

勤務時間を短くしたわけでもなく、家政婦さんを雇ったわけでもなく、むしろ頼りにしていた義実家の義両親とギクシャクする騒動が起きたので、いままで義実家頼みだった部分を失い状況としてはあまりいいとは言えませんでした。

その中でも、日々の疲労やPMSでイライラすることは勿論ありましたが、子ども達からも「お母さん、キーキーしなくなった」と言われるようになりました。

課題をこなす中で、部屋の片付けや断捨離をしていたのも相乗効果につながったのかもしれませんが、子供たちや主人が出来ることは、どんどんお任せしていくことが多くなっていったように思いました。

何でもかんでも自分がやった方が早いのですが、早いかもしれないけど、手が空かない。時間が作れない。何より責任感の重さというのを抱えすぎていることに気づいたのです。

毎晩、音読を何ヶ月も家族の前で続けていたのを見てきたからか、家族が応援してくれたのかもしれません。でも、子育てを続け主婦をして社会人として働き、十分いろいろと人のために既に尽くしていることを自分自身が受け入れられたのです。

アレも!コレも!と色んなことを押しつけられているように感じがちなのもありますが、実際のところは自分自身で「アレもコレもやらなきゃ!」と背負い込んでいる部分は本当に大きいし、多かったなと感じました。

Googleの認定資格プログラムを無料で受講してみた

今から数年前でしたがX(旧Twitter)で、ひろゆき氏がつぶやいたツイートを真に受けてGoogleの認定資格プログラムを7ヶ月かけて無料で受講した時のお話しをしたいと思います。

Googleの認定資格プログラムとは?

ことの始まりは、こちらのひろゆき氏のツイート⇓

普通に受ければ約4万円かかる、Googleの認定資格プログラムGoogle Career Certificatesが、先着2万人&新規会員登録者限定で無料受講できるそうです。
履歴書に箔もつくのでスキルアップしたい人は受けるべきかと。。
オンラインですし。』

Googleがオンラインで展開しているGoogle Career Certificates ( グーグル プロフェッショナル認定証 ) とは、実践的な知識と問題解決能力を身につけ、組織における即戦力となる人材を育成することを目的とした、キャリアアップにつながる認定資格プログラムです。経歴や学歴を問わず誰でも受講可能なこともポイントです。

ひろゆき氏も履歴書に箔がつくと言っているし、そもそも普段は受講料が有料なのに(このときは約4万とありましたが…)、先着2万人が新規会員登録した人限定で無料受講できるなら、メリットはあってもデメリットが1つも無いかなと。

ちなみに、私はIT関連の業界でもないし、仕事で使うスキルはワードとエクセルと一太郎で、ワードもエクセルもコピペとか罫線を引くとか、図を挿入するといったような初心者に毛の生えたレベルでしかなく。(こうしてブログで記事をUPしているのが、スキルと言えるのならそれも追加で…)

というほどの技術力。そして「無料受講」に飛びついただけのミーハー根性丸出しで受講しただけです。社会人歴も30年近くになってくると、なんかもうキャリアアップに情熱とか注げない…子供3人育ててるだけで、そんな情熱カラカラに乾いてるし。

とまあ、時間もスキルUPというやる気も無い中で取り組んでみたのです。

Google データアナリティクス プロフェッショナルのコースを受講する

そもそも、ひろゆき氏がツイートした時点で何百万という人が見ているわけですから、先着2万人様という人数であっても、すぐに無料受講枠なんて埋まっちゃうに決まってるし、その枠に引っかかったらラッキーじゃない?というノリでもあったところ、何だか運良く新規会員登録限定というところで当選してしまったのです。

新規会員登録というのはGoogleアカウントのことではなく、日本リスキリングコンソーシアムという岸田政権時代にやたらと耳にしていたリスキリング(学び直し?スキルUP?)を促す組織へのメンバー登録のことでして、そこが時々メンバー数を増やすために、今回のような無料受講枠を設けているようです。

2023年のクリスマスに、Googleから「Congratulations! You have been invited to participate in an online professional development program through Coursera」なるメールが1通届きまして。英文だし年末だし、メールのテンションと私のテンションが全くかみ合ってない状況だったので、1ヶ月ほど放置。年が明けて2024年の1月から受講をスタートしました。

日本リスキリングコンソーシアムのメンバーに登録し、かつ、Coursera(コーセラ)というこれまた海外版日本リスキリングコンソーシアムみたいなものに登録することで、受講が始められる流れとなっていて、受講スタートまでの道のりが私にとってはハードだったことは言うまでもありません。

Google データアナリティクスコースの難易度とは

先程お伝えしたように、私はしがない事務職です。裁判所や役所に提出するコピー作成に自信はありますが、パソコンスキルは初心者に生えていた毛すらもツヤがなくなってきた昨今、老眼も発生し長時間のパソコンは身体的にきついお年頃になっています。

なので、Googleが提供している受講プログラムの中から、なんとなく一番身近に感じたデータアナリティクスのコースを取ることにしました。データアナリティクスって、そもそも聞き慣れないけれど、データというものは日々積み上げられていくものであるし、そのデータはIT社会における現代では膨大にふくれあがっており、データビジネスというものが今後は世界的に盛んになっていく可能性があるようなので、集積したデータに基づいてビジネス上の意思決定につながるよう、データを分析するデータアナリストとしてのお勉強をしておけば、この先のいざという時とか万が一という時に役立ちそうだなと。

修了するまで1から8までのコース(科目)を受講するのですが、各コースには合格基準が設けられていて、コースの中にも週ごとのテストがあり、そちらも合格基準を満たした上でなければ、次のモジュール(課題)に進めないのがハードでした。テストの受講期限があったりするので、計画的に進めないといけないのも想定外。

そもそも、受講する想定が甘かったので、「そんなの聞いてないよ」って言葉しか受講中は出てこなかったですけれど、このようなフワフワした心持ちであった私でも無料の受講期限ギリギリの8ヶ月で無事に全課程を修了することができました。

難易度としては、このスケジュール管理と合格点を満たすことが日々の生活の中で最重要課題になっていましたが、受講内容は初めて見聞きすることがとても新鮮だし、何よりも日本で馴染みのある講義というより海外の大学の講義を受けている留学生気分を満喫できて、とても取り組み甲斐があったと思います。初心者もどきからすれば、1つ1つの用語に四苦八苦する場面もあったり、何せ動画は吹き替えではなく字幕なので、字幕を追っている間に作業場面が終わってしまったり、参照リンク先が英語圏だったので、感覚がつかみづらい場面もありましたが、日本のwebサイトでは見られない新鮮さもあったので、飽きませんでした。

エクセルの裏ワザを知れたし(IT業界の人や若手にしてみたら一般常識かもしれませんが)、仕事上でも日常でも当たり前に溶け込んでいるデータの世界は、とても面白く、データを分析するためにデータを収集して、変換して整理するスキルを学べる機会はそうそうないので、今後の人生に面白みを加えてくれるスキルが身についたように思います。今度、小学校のPTAで会計担当の役員になるので、そのあたりで身につけたこのスキルを活用して行きたいなと。効果のほどは後日ご報告します^^

 

社労士試験の受験資格で必要な実務経験証明書をわかりやすく説明!

いよいよ社労士試験の申込受付が開始されました。ここまで既に勉強されてきた方も、今から本気で頑張ろうと気合いを入れる方も申込しなければ始まりません。

社労士試験は受験資格があり、行政書士のように誰でも受験できるということではありません。私の最終学歴は高卒でしたので、本来であれば受験資格が無かったのですが、職業がパラリーガルなので受験資格一覧で言うところの「弁護士若しくは弁護士法人の業務の補助の事務に従事した期間が3年以上になる者」に該当したので、実務経験証明書を提出し、受験申込を済ませました。

ここでは、この実務経験証明書について触れてみたいと思います。

実務経験証明書には何を書いたらいいのか?

社労士試験のオフィシャルサイトには記入例が載っています。
社会保険に関係する業務についているかが、記載事項にはありました。

弁護士事務所の補助業務の中で、民間企業の総務的なお仕事に携わっている方であれば下記のような項目を記入できるかと思います。

・健康保険、厚生年金保険、雇用保険の被保険者資格取得届・喪失届の作成

・健康保険、厚生年金保険の被保険者報酬月額算定基礎届・月額変更届の作成

・労働保険の概算/確定保険料の申告・納付に関する事務

・賃金台帳の調整

・労働者名簿の作成

その他にも実際に携わっている労働関係や社会保険関係の業務を記載します。

これらの業務は社内的なことで携わっているだけであれば、

「これらの手続は事務所内部の職員に関するもの」という記載があった方がいいようです。

社労士事務所に就業されている場合は、社外(もしくは所外)で携わっている方もいると思うので、実務としてどのくらい携わっているかわかりやすい書き方がいいと思います。

法律事務所なのでもちろん社会保険関係以外のことの方がメインですが、
私の場合、社会保険関係以外のことは記入しませんでした。

 

実務経験証明書を作成した後で必ず利用した方がいいサービス

実務経験証明書を作成したら、必ず利用した方がいいことがあります。
社労士試験のオフィシャルサイトにも記載されていますが、

「受験資格・免除資格の事前確認」

社労士試験の申込をする前に、事前に記載内容を確認していただけます。
しかも、このサービスは無料です。

ただし、FAXを利用することになりますのでFAXの通信費は事前確認をされる方のご負担になります。

(最新の情報はオフィシャルサイトで必ずご確認しましょう)

このサービスを利用することで、

・記載内容について誤りがないかどうか

・付記する必要がある事項がないかどうか

・試験センター側からの不明点を指摘してもらえる

というメリットがありました。

私の場合は、先述した「これらの手続は事務所内部の職員に関するもの」という一文を付記するようご指摘いただきました。

業務の中に給与計算や勤怠管理をなされる方もいるかと思います。
これが実務経験として記載できるかどうかを聞くのもいいかと思います。
電話がかかってきた際には、良い機会なので色々と試験に関することを質問してみてもいいかもしれません。

この時に私が質問したのは「特別の措置」についてでした。
妊婦だった場合には、どのような措置がとられるのか聞いてみたところ、特別な措置が必要な方同士で相部屋になるが、一般の方々とは別室をご用意いただけるとのことでした。(試験会場にもよるとのこと)

特別の措置を必要とする際には、申込時に母子手帳の写し(手帳発行日が記載されているページ)が必要とのことでした。(妊婦になってる可能性もあったので。。。)

回答は平日の午前9時30分~12時と午後1時~5時30分の間に電話で行われます。いつかかってくるかドキドキしますが、申込後に受験資格要件等で不受理という最悪のパターンが起こるよりは、電話を待つほうがよっぽどいいと思います。

連絡先は携帯番号にしました。オフィシャルの電話番号を携帯に登録しておいたほうが安心ですね。

 

実務経験証明書の事前確認を受ける際の注意点

FAX(もしくは郵送)で事前確認を受けることになりますが、送付状はオフィシャルサイトにあるものを使う必要があるのでご注意ください。

送付状には同意事項が記載されています。自作の送付状ではなく、かならずオフィシャルサイトの送付状を使いましょう。

できるだけ不安や心配を取り去って、本番に向けて集中できる環境を整えるのは本当にオススメです。受付が開始されたばかりの今の段階で、申込前の方はご検討してみてはいかがでしょうか^^