地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証③

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

義実家の相続騒ぎで試される地上最強の商人課題

地上最強の商人の課題というのは、非常にシンプルなもので、全10巻の巻物を45週間かけて1巻を5週に分けて1日3回(朝・昼・夜)読み込んで1週間読み終えるごとに、掲載されている振り返りページにしたがって点数をつけていくと言うものです。

人は誰しも3週間継続し続けると、その行為を習慣付けることができます。元に私は、あらゆることに関して三日坊主のプロでしたが、ある時「三日坊主を7回やれば21日になる」という気づきを得てから、実行力が格段にあがり様々なことをその考え方で習慣付けられるようになっていきました。

ただ、何でも「やればすぐに」自分の身になるものでもないし、突然大金が転がり込むこともありません。突然、大金が転がり込んできたら逆に事件に巻き込まれたかもしれないという不安に襲われます。

何の土台もないのに、突然さまざまな変化を安全に迅速に行うミラクルはありません。なので、日々毎日の課題(読む・点数をつける)をやっていても、その課題から日常の中に落とし込めるものを自分なりに探し出して、それこそ身につける必要があります。

私にとって、相続争いに参戦する気は全くなかったのですが、地上最強の商人で提唱されている実践の場として、義実家の相続対策に首を突っ込んでみることにしました。

物語の課題を現実の課題に盛り込んでみようと思ったとき

相続対策としての面談の際に、税理士から資産について大まかに把握できる資料があれば事前に用意してくださいとの要望があったそうで、主人は父親に簡単でいいから資産の一覧を用意しておいて欲しいと電話していました。

義実家では金銭管理の全てを義母がとりまとめています。義父はアパート物件の手直しをする作業系を担当していたので、金銭的なことはまるっきり把握していません。

なので、面談時の際には義母が管理しているものを現物じゃなくていいので、大雑把にでも分かるものを持ってきて欲しいと義父から伝えてもらった時には、義母も快諾していました。何せ、相続対策のためなので義母にとっても優位になるわけですから。

「人生最後の日であると心得て生きよ」と5巻に…

週半ばに税理士との面談を控えていたので、主人は義夫に例の面談の時に、資産の一覧がわかるようなものを必ず忘れないようにと釘を刺す電話をかけたところ、義母が「会ったこともない他人(税理士)に通帳やら何やら見せるなんて絶対イヤだと言っている」と言い出したのです。

気が変わるのは勝手なのですが、義母だけでなく私も主人もわざわざ仕事を調整しています。そもそも、依頼予定の税理士が大変お忙しい方で、相談の予定を入れるにも色々と難しく、双方の都合を合わせた上で決めた日取りだったため、直前になって変更などあり得ないことです。義母以外の関係者全員が混乱しました。

商人の課題の5巻には「今日が人生最後の日であると心得て」というものがあります。年齢に関係なく、突然命のローソクが消えることも現実にはあるわけです。亡くなる日の朝、普通に声をかけ送り出したのに…という悲しい文面を読むことは私が働く小規模な法律事務所であっても度々あります。

この課題に取り組んでいた時は、ニュースで見聞きする事件や仕事で関わる案件が決して他人事ではないのだなと本当に身につまされるような日々を送っていたと思います。

義母は私と会う際に必ず口をついて出てくる言葉がありました。

『お金はいくらあっても死ぬときは持っていけない』

『国に税金で払うくらいなら、子供や孫達にあげたほうがよっぽどいい』

とにかく、この2つを毎回それも滞在時間中何度も言っていました。老後破産のニュースや親の介護を負担する友達が徐々に見え始めて来たこともあり、義実家に財力があって本当によかったとのんきに思っていたぐらいでした。

しかしながら課題に取り組んでいない義母ですが、人生最後の日であると心得ながらも、人生の対策を考えるどころか、逃避しようとするパターンがあるなんて。義実家の出来事ですが、義両親二人で築き上げた財産です。結果的にどうなろうと、嫁の私からしたらどうでも良い話なわけです。

息子である主人は激怒しました。それは、自分に親の財産が渡らなくなるということではなく、両親が所有しているのは戸建て不動産ではなく、アパートの住人およびアパートの管理もあり、義父がいよいよ体調を崩そうものなら、車の免許もなく字も読めない義母は、自分の子供らを頼らざるを得ません。息子である主人にとっては、煩わしいことこの上ない事態が待ち受けるわけです。

この一件から他にも義母の守銭奴的な一面が徐々に見え始めてきました。実の息子である主人が、どうしてあんなにも母親のことを嫌っていったのかが次第に明らかになっていったのです。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証②

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づき、前回から引き続きの検証結果をまとめています。

(前回はコチラ)

地上最強の商人で得られた事…③運気UP

得られたものが3つあり、①行動力②力の抜きどころ③運気UPということでしたが、運気UPの効果の程というのは、何を持ってして運気UPと呼べるのか…

トラブルを抱えていた場合に、その悩みが解決したら運気が良くなったとも思うし、わかりやすく言うと臨時収入があったというような、金運に関することでしょうか。

地上最強の商人を読み始める前の私が抱えていた大きな問題としては、義実家の相続問題がありました。主人と結婚して十数年ですが、嫁である私と義実家との関係は、実の息子である主人よりも上手く行っていました。

私の両親は超高齢で実家へ帰省するにも電車とバスを乗り継いで2時間近くかかります。妊娠・出産そして、乳幼児の子育ての時期は義実家が私の実家と錯覚してしまうほど、頼りにさせて頂いていました。

その間、主人は父親とのコミュニケーションを取るものの、母親とは一切断絶していて、マザコン夫も困るけれど母親を一切寄せ付けないし、無視というか本当にその存在をなき者にしている、シカト体制を組んでいたのです。

母親の方は何としても息子とコミュニケーションを取りたいので、嫁である私や3人の孫たちを通じて一生懸命努力されていましたが…撃沈。

それでも、唯一コミュニケーションを取っていた父親も80代に突入し「オレ、もう長くないから」と自身でキッパリと宣言するようになってからは、主人も息子としての役割を果たす気持ちにシフトし、これまた断絶状態の姉に代わって、相続になる前にきちんと生前整理をする必要があると考えに変化が出て来たのです。

自分自身の変化よりも先に現れた周りの変化

正直、私は日頃から他人様のトラブルに触れているので「人間、生きているうちの負担を10だとしたら、亡くなってからだとその負担は100ぐらいになる」ということをわかっていますから、財産があろうと無かろうと遺言書は誰もが作ったほうがいいと、言ってまわる人間です。

遺言書を自分の意思で書ける内が華だと思います。誰もが出来ることを、出来るうちにやらないのが不思議で仕方ないくらいです。

このことについては、常々義実家でも義両親に伝えていました。というのも、義実家では古いアパートを2棟所有しており、住居近くにある1棟と縁もゆかりもない他県にある1棟で、仕事もしていない老夫婦だからこそ、管理費用も自分たちでなるべく手を施して何とか損失をださないで運用できているという感じのアパート経営でした。

義両親は「不動産はね、大事だよ!絶対に売ってはダメ」と言っていましたし、不動産投資をすることのメリットは重々承知しています。が…

不動産投資よりも株式投資が好きな私からすると、全く興味対象外。嫁と姑の関係はすこぶる良好でしたが、長男に家督を譲るというのが徹底している時代でもないし、義実家(私の実家含めて)が未来永劫語り継がれるべきレベルの家柄でもありません。そんな中で、築40年以上の古いアパートを相続させられるなんて、脅威でしかなく。

それ以前に、そもそも主人が「親父が亡くなったらあの家族とは縁を切る。相続放棄しか考えてない」と繰り返し言っていたので、私も義実家へ子ども達と遊びに行っていた際には「ご子息は相続放棄を考えているようです。私も、それで構いません」と宣言し、義母から「フツーはね、貴女不動産を要らないなんて言ったりしませんよ」と呆れられていました。だって、面倒くさいんだもの…不動産。

そんなやり取りが十何年も続いていましたが一昨年あたりから義父が「やっぱり息子に不動産持分を相続させたい」と強く思うようになってきたようで、父親とだけはコミュニケーションを取っていた主人は、弱々しい発言が目立ってきた父親の気持ちを汲み取ってあげたくなったのでしょう。相続対策のために有能な税理士を探し出し、その税理士と義父と主人でいろいろと話合う機会を持つ予定を決めたのです。

相続は運気UPか、それとも運気ダウンか?

その頃の私は義実家の出来事よりも、いかに地上最強の商人の課題を毎日こなし続けていくかに全集中でしたので、義実家とのやりとりは主人から報告を受けた時にしか耳にすることはなく「不動産はねー、揉めるからちゃんと公正遺言を作っておいたほうがいいよー」と日頃、仕事で垣間見た相続紛争が主人の身に、ひいては我が家に降りかからないようなアドバイスだけサラっと伝えるのに留めていました。

嫁という微妙なポジションは本当にやっかいで、変に口を挟むと「財産狙い!」と誤解されるか、「じゃあ全部責任とってね!」と全フリされるか…とにかく、どちらにせよ面倒くさいことに巻き込まれたくはありませんから、穏便になるべく関わらないで、けれども状況把握はしておくべきことといったスタンスでした。

そんな中、主人が義父と義母と税理士と面談する日には、私にも同席して欲しいと言ってきたのです。面談日は平日の午後1時でした。士業の人間とのやりとりに慣れていないし、義母がいる空間が耐えられないと懇願され、1ヶ月前から言われたこともあり、有休をとって私も同席することにしました。

義両親と仲が良かったので、同席することには異論はなく、むしろ税理士も交えていれば、邪な気持ちを持った嫁でないアピールができるかなと。嫁ぎ先の財産に目がくらむ人も、そりゃいるでしょうが、私はとにかく「自分で大金を稼ぎたい」欲が強いので、他人様の財産を目当てにするという気持ちがまるでないのです。

しかも、不動産とか本当に維持するのが面倒くさいものの代表格。売らなきゃお金になりませんけど、その売るためのやりとりも株式と同じようにはいかないし。不動産物件より、できるなら私は不動産リートの方がいいのですよ。

この時点で運気UPについて語ろうとすると、私の評価では運気は下がり気味だったと言えます。不要なものを押しつけられるかもしれない不安しかありませんでしたから。普段,弁護士と話すことには慣れていても税理士と話す機会は今までになく、しかも自分の実家の財産ではなく婚家の家族同士が知りもしない話をする場に連れ出されるなんて恐怖すら感じました。

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたその後を検証①

昨年7月に取り組んでいた『地上最強の商人』の45週間を無事にやり遂げていましたが、やり遂げた達成感に浸っているうちに検証しそびれていることに気づきました。

(前回はコチラ)

地上最強の商人を45週間やり終えた結果…

得られたものが3つありました。

①行動力

②力の抜きどころ

③運気UP

こじつけの部分があるかもしれませんが、自分で実感したのは上記3つです。9月が私の誕生月ですが、昨年の9月で49歳を迎えました。

アラフォーなんて…と思っていた39歳から一瞬で10年が過ぎ去り、去っていたのは年月だけでなく身体的な若さも去っていったわけです。

気づけばアラフィフ目前!49歳の誕生日を迎える数ヶ月前にこの「地上最強の商人メソッド」をやり遂げていました。

45週間、与えられた課題をコツコツ進めるだけのメソッドです。指示が出されたものは、素直にやり遂げればいいので簡単です。が…途中で挫折したり投げ出したりしてしまうのは、自分で課題をやる習慣化が出来なかった人か、繰り返される単調な課題を楽しめなかった人でしょうか。

単純な課題を45週間も続けた自分は、結果として課題をクリア出来たわけです。課題をクリア出来たことが、そもそも成功体験の一つにはなりました。

地上最強の商人で得られた事…①行動力

地上最強の商人を手に取って始めた動機は、単純に「大金を稼ぐ力を身につけたい」というものでした。ここで注意したいのは“大金が欲しい”でなく、“大金を稼ぐ力”が欲しいという点です。

45週間前には確かに「最後の週を完了した時に、大金が舞い込んできたりして♪」という期待があったのは否めません。そんな淡い期待を持っていないと、何事もスタートできませんから。

第2巻が過ぎ第3巻、第4巻まで進むと、段々飽きてきます。単純な課題をやっているので、慣れてきてしまうのです。夜の音読は子供たちに「お母さん、音読は!」と促されて渋々やっている日もありました。

まるで、それまでに子ども達へ向けて「宿題やったの!?」と言っていた言葉がブーメランで返ってきたみたいでした。

疲れていようが、調子が悪かろうが続けられる単純な課題です。大金を稼ごうとする力は、こんな単純なハズもないと思い「これぐらいのレベルが出来なかったら億とか稼げるわけがない」と。自分を奮い立たせる言葉を色々と考案しました。

何でも無いことに自分なりの意味づけをすること。後に、課題を継続し終えた45週間を振り返ったときに、誰に強要されたわけでも、自分の身に確かな必要性があったわけでもなくやり始めたことを完遂させることを目標にしたのが良かったのでしょうか。

子ども達にもよく言いますが「自分が自分とした約束は守ろうね」と。親が言っていることをやってみせないと。そんなプレッシャーを背負いながら、自分だけの「行動力を出す工夫とアイデア」を考えるクセがつきました。

後回しにしがちだった片付けや、仕事の処理や、人付き合いにも有効だったのは、第1巻の巻物(本の中に出て来ます)を繰り返し読みながら、その時の課題の巻物を読み、取り入れて試してみる。普段の生活の中で出来ることの中で課題を検証したことです。

地上最強の商人で得られた事②力の抜きどころ

フルタイムで働いて、時には残業して、保育園と小学校の保護者との付き合いがあり、義実家や実家に関する問題がある中で、育児と家事を夫と分担しつつ日々を暮らしていますが、完璧にやろうなどと思っていないのに、とにかく多忙すぎて…

求められること(学校や保育園からの要望や家庭内や職場で)の最低限しか出来ていないのに、コレ以上どうやって時間や心のゆとりを持てばいいのか?

毎日、課題をこなすたった15分程の時間を捻出するのに、最初のうちは苦心しました。

取組はじめてから3ヶ月が過ぎたころでしょうか。課題をこなすことが日常のリズムに組み込まれ、時間的なゆとりが出来ていることに気づきました。

勤務時間を短くしたわけでもなく、家政婦さんを雇ったわけでもなく、むしろ頼りにしていた義実家の義両親とギクシャクする騒動が起きたので、いままで義実家頼みだった部分を失い状況としてはあまりいいとは言えませんでした。

その中でも、日々の疲労やPMSでイライラすることは勿論ありましたが、子ども達からも「お母さん、キーキーしなくなった」と言われるようになりました。

課題をこなす中で、部屋の片付けや断捨離をしていたのも相乗効果につながったのかもしれませんが、子供たちや主人が出来ることは、どんどんお任せしていくことが多くなっていったように思いました。

何でもかんでも自分がやった方が早いのですが、早いかもしれないけど、手が空かない。時間が作れない。何より責任感の重さというのを抱えすぎていることに気づいたのです。

毎晩、音読を何ヶ月も家族の前で続けていたのを見てきたからか、家族が応援してくれたのかもしれません。でも、子育てを続け主婦をして社会人として働き、十分いろいろと人のために既に尽くしていることを自分自身が受け入れられたのです。

アレも!コレも!と色んなことを押しつけられているように感じがちなのもありますが、実際のところは自分自身で「アレもコレもやらなきゃ!」と背負い込んでいる部分は本当に大きいし、多かったなと感じました。

Googleの認定資格プログラムを無料で受講してみた

今から数年前でしたがX(旧Twitter)で、ひろゆき氏がつぶやいたツイートを真に受けてGoogleの認定資格プログラムを7ヶ月かけて無料で受講した時のお話しをしたいと思います。

Googleの認定資格プログラムとは?

ことの始まりは、こちらのひろゆき氏のツイート⇓

普通に受ければ約4万円かかる、Googleの認定資格プログラムGoogle Career Certificatesが、先着2万人&新規会員登録者限定で無料受講できるそうです。
履歴書に箔もつくのでスキルアップしたい人は受けるべきかと。。
オンラインですし。』

Googleがオンラインで展開しているGoogle Career Certificates ( グーグル プロフェッショナル認定証 ) とは、実践的な知識と問題解決能力を身につけ、組織における即戦力となる人材を育成することを目的とした、キャリアアップにつながる認定資格プログラムです。経歴や学歴を問わず誰でも受講可能なこともポイントです。

ひろゆき氏も履歴書に箔がつくと言っているし、そもそも普段は受講料が有料なのに(このときは約4万とありましたが…)、先着2万人が新規会員登録した人限定で無料受講できるなら、メリットはあってもデメリットが1つも無いかなと。

ちなみに、私はIT関連の業界でもないし、仕事で使うスキルはワードとエクセルと一太郎で、ワードもエクセルもコピペとか罫線を引くとか、図を挿入するといったような初心者に毛の生えたレベルでしかなく。(こうしてブログで記事をUPしているのが、スキルと言えるのならそれも追加で…)

というほどの技術力。そして「無料受講」に飛びついただけのミーハー根性丸出しで受講しただけです。社会人歴も30年近くになってくると、なんかもうキャリアアップに情熱とか注げない…子供3人育ててるだけで、そんな情熱カラカラに乾いてるし。

とまあ、時間もスキルUPというやる気も無い中で取り組んでみたのです。

Google データアナリティクス プロフェッショナルのコースを受講する

そもそも、ひろゆき氏がツイートした時点で何百万という人が見ているわけですから、先着2万人様という人数であっても、すぐに無料受講枠なんて埋まっちゃうに決まってるし、その枠に引っかかったらラッキーじゃない?というノリでもあったところ、何だか運良く新規会員登録限定というところで当選してしまったのです。

新規会員登録というのはGoogleアカウントのことではなく、日本リスキリングコンソーシアムという岸田政権時代にやたらと耳にしていたリスキリング(学び直し?スキルUP?)を促す組織へのメンバー登録のことでして、そこが時々メンバー数を増やすために、今回のような無料受講枠を設けているようです。

2023年のクリスマスに、Googleから「Congratulations! You have been invited to participate in an online professional development program through Coursera」なるメールが1通届きまして。英文だし年末だし、メールのテンションと私のテンションが全くかみ合ってない状況だったので、1ヶ月ほど放置。年が明けて2024年の1月から受講をスタートしました。

日本リスキリングコンソーシアムのメンバーに登録し、かつ、Coursera(コーセラ)というこれまた海外版日本リスキリングコンソーシアムみたいなものに登録することで、受講が始められる流れとなっていて、受講スタートまでの道のりが私にとってはハードだったことは言うまでもありません。

Google データアナリティクスコースの難易度とは

先程お伝えしたように、私はしがない事務職です。裁判所や役所に提出するコピー作成に自信はありますが、パソコンスキルは初心者に生えていた毛すらもツヤがなくなってきた昨今、老眼も発生し長時間のパソコンは身体的にきついお年頃になっています。

なので、Googleが提供している受講プログラムの中から、なんとなく一番身近に感じたデータアナリティクスのコースを取ることにしました。データアナリティクスって、そもそも聞き慣れないけれど、データというものは日々積み上げられていくものであるし、そのデータはIT社会における現代では膨大にふくれあがっており、データビジネスというものが今後は世界的に盛んになっていく可能性があるようなので、集積したデータに基づいてビジネス上の意思決定につながるよう、データを分析するデータアナリストとしてのお勉強をしておけば、この先のいざという時とか万が一という時に役立ちそうだなと。

修了するまで1から8までのコース(科目)を受講するのですが、各コースには合格基準が設けられていて、コースの中にも週ごとのテストがあり、そちらも合格基準を満たした上でなければ、次のモジュール(課題)に進めないのがハードでした。テストの受講期限があったりするので、計画的に進めないといけないのも想定外。

そもそも、受講する想定が甘かったので、「そんなの聞いてないよ」って言葉しか受講中は出てこなかったですけれど、このようなフワフワした心持ちであった私でも無料の受講期限ギリギリの8ヶ月で無事に全課程を修了することができました。

難易度としては、このスケジュール管理と合格点を満たすことが日々の生活の中で最重要課題になっていましたが、受講内容は初めて見聞きすることがとても新鮮だし、何よりも日本で馴染みのある講義というより海外の大学の講義を受けている留学生気分を満喫できて、とても取り組み甲斐があったと思います。初心者もどきからすれば、1つ1つの用語に四苦八苦する場面もあったり、何せ動画は吹き替えではなく字幕なので、字幕を追っている間に作業場面が終わってしまったり、参照リンク先が英語圏だったので、感覚がつかみづらい場面もありましたが、日本のwebサイトでは見られない新鮮さもあったので、飽きませんでした。

エクセルの裏ワザを知れたし(IT業界の人や若手にしてみたら一般常識かもしれませんが)、仕事上でも日常でも当たり前に溶け込んでいるデータの世界は、とても面白く、データを分析するためにデータを収集して、変換して整理するスキルを学べる機会はそうそうないので、今後の人生に面白みを加えてくれるスキルが身についたように思います。今度、小学校のPTAで会計担当の役員になるので、そのあたりで身につけたこのスキルを活用して行きたいなと。効果のほどは後日ご報告します^^

 

社労士試験の受験資格で必要な実務経験証明書をわかりやすく説明!

いよいよ社労士試験の申込受付が開始されました。ここまで既に勉強されてきた方も、今から本気で頑張ろうと気合いを入れる方も申込しなければ始まりません。

社労士試験は受験資格があり、行政書士のように誰でも受験できるということではありません。私の最終学歴は高卒でしたので、本来であれば受験資格が無かったのですが、職業がパラリーガルなので受験資格一覧で言うところの「弁護士若しくは弁護士法人の業務の補助の事務に従事した期間が3年以上になる者」に該当したので、実務経験証明書を提出し、受験申込を済ませました。

ここでは、この実務経験証明書について触れてみたいと思います。

実務経験証明書には何を書いたらいいのか?

社労士試験のオフィシャルサイトには記入例が載っています。
社会保険に関係する業務についているかが、記載事項にはありました。

弁護士事務所の補助業務の中で、民間企業の総務的なお仕事に携わっている方であれば下記のような項目を記入できるかと思います。

・健康保険、厚生年金保険、雇用保険の被保険者資格取得届・喪失届の作成

・健康保険、厚生年金保険の被保険者報酬月額算定基礎届・月額変更届の作成

・労働保険の概算/確定保険料の申告・納付に関する事務

・賃金台帳の調整

・労働者名簿の作成

その他にも実際に携わっている労働関係や社会保険関係の業務を記載します。

これらの業務は社内的なことで携わっているだけであれば、

「これらの手続は事務所内部の職員に関するもの」という記載があった方がいいようです。

社労士事務所に就業されている場合は、社外(もしくは所外)で携わっている方もいると思うので、実務としてどのくらい携わっているかわかりやすい書き方がいいと思います。

法律事務所なのでもちろん社会保険関係以外のことの方がメインですが、
私の場合、社会保険関係以外のことは記入しませんでした。

 

実務経験証明書を作成した後で必ず利用した方がいいサービス

実務経験証明書を作成したら、必ず利用した方がいいことがあります。
社労士試験のオフィシャルサイトにも記載されていますが、

「受験資格・免除資格の事前確認」

社労士試験の申込をする前に、事前に記載内容を確認していただけます。
しかも、このサービスは無料です。

ただし、FAXを利用することになりますのでFAXの通信費は事前確認をされる方のご負担になります。

(最新の情報はオフィシャルサイトで必ずご確認しましょう)

このサービスを利用することで、

・記載内容について誤りがないかどうか

・付記する必要がある事項がないかどうか

・試験センター側からの不明点を指摘してもらえる

というメリットがありました。

私の場合は、先述した「これらの手続は事務所内部の職員に関するもの」という一文を付記するようご指摘いただきました。

業務の中に給与計算や勤怠管理をなされる方もいるかと思います。
これが実務経験として記載できるかどうかを聞くのもいいかと思います。
電話がかかってきた際には、良い機会なので色々と試験に関することを質問してみてもいいかもしれません。

この時に私が質問したのは「特別の措置」についてでした。
妊婦だった場合には、どのような措置がとられるのか聞いてみたところ、特別な措置が必要な方同士で相部屋になるが、一般の方々とは別室をご用意いただけるとのことでした。(試験会場にもよるとのこと)

特別の措置を必要とする際には、申込時に母子手帳の写し(手帳発行日が記載されているページ)が必要とのことでした。(妊婦になってる可能性もあったので。。。)

回答は平日の午前9時30分~12時と午後1時~5時30分の間に電話で行われます。いつかかってくるかドキドキしますが、申込後に受験資格要件等で不受理という最悪のパターンが起こるよりは、電話を待つほうがよっぽどいいと思います。

連絡先は携帯番号にしました。オフィシャルの電話番号を携帯に登録しておいたほうが安心ですね。

 

実務経験証明書の事前確認を受ける際の注意点

FAX(もしくは郵送)で事前確認を受けることになりますが、送付状はオフィシャルサイトにあるものを使う必要があるのでご注意ください。

送付状には同意事項が記載されています。自作の送付状ではなく、かならずオフィシャルサイトの送付状を使いましょう。

できるだけ不安や心配を取り去って、本番に向けて集中できる環境を整えるのは本当にオススメです。受付が開始されたばかりの今の段階で、申込前の方はご検討してみてはいかがでしょうか^^

三日坊主のプロが実践する地上最強の商人への道のり

2023年9月4日から始めた『地上最強の商人プロジェクト』は順調に続いており、今週無事に第10週目までを終えられそうです。

今回は開始から現在までの道のりについて綴ってみたいと思います。

続きを読む 三日坊主のプロが実践する地上最強の商人への道のり

地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたらどうなるかを検証!

「2023年は占い的に言うと独立開業に向いてる年」と占い師に言われたのは数年前。その2023年も残すところ2ヶ月を切ってしまいました。

どんな事業が自分に向いてるのか?何ができるのか?

日々、子供3人と昨年結婚10周年を迎えるも未だベールに包まれている夫の思考回路に振り回されて、落ち着いて自分の将来について考えるヒマもなく。。。

一般的には50代は子育てもひと段落して自分を振り返るお年頃なのに、私と言ったら自分も中途半端なのに子育ても中途半端で全てが宙ぶらりん。

お金も大事だけど、時間の方がもっともっと大事。

わかっているけど…

どうにもならない自分に悶々としていた10周年の結婚記念と同時に最愛の父も亡くした2022年、一冊の本を読みました。

無能唱元氏の『得する人』という本です。

続きを読む 地上最強の商人(オグマンディーノ著)をやってみたらどうなるかを検証!

フルタイムワーママが難関資格にチャレンジした結果(2)

懲りもせず3回も受験した社労士試験について備忘録を兼ねて綴っています。働きながら子育てしながら加齢と闘いながらも合格されたワーママの方々には尊敬と敬意の思いでいっぱいです。本当に素晴らしい!社労士としてご活躍が期待されるだけでなく、この難関試験を苛酷な環境下で乗り越えた才能と根性が、この国を動かすほどの逸材だと思えてなりません。

さて、前回の続きとなりますが、令和2年・令和3年・令和4年と3回の社労士試験を受験に向き合ってきた自分の振り返りを進めていきたいと思います。

 

ワーママが独学を選んだ時の勉強方法と身につけたスキルとは?

資格試験には通学するのが一番の近道です。しかも受験するのは難易度の高い社労士試験です。20代の独身であっても合格が難しい資格試験と言われているのに、既婚・子ども3人(いずれも幼児)・フルタイム正社員という状況下で通学など出来る訳がない。金銭的な都合よりも時間的な都合も大きかったし、そもそも通学となると新しい環境に立ち向かうことになるなんて…

めんどくさい(キッパリ)

育児にはまだまだ母親が表立って関わらなくてはならない場面が多数あります。子どもが3人いると、それぞれのクラスごとの保護者や先生との関わりがあったり、職場では仕事関係の関わりも。HSP気質な面がある私としては、通学で新たに人間関係が構築されるのが、勉強よりしんどいなって。ならばweb講義という通信学習も考えましたが、そもそも講義を見るまとまった時間(動画を見る・DVDを観賞するなど)がありません。その原因としては、自宅内に勉強できる部屋および居場所がない。スマホ眺めているだけで邪魔される。深夜は疲労困憊で起きていられず、早朝は私より早く家を出る夫の支度時間とかぶるため午前3時ぐらいに起きないと時間の確保ができない。

私と同じ状況かどうか不明ですが、世のワーママたちは基本的に時間に追われています。通学を選ぶよりも、独学で進められる方が多いのではないでしょうか?ワーママだから必ず独学でということではありませんが、合格していない私が言うのもなんですけれど、資格試験にチャレンジしてみて身につけたことは「時間の断捨離」です。資格試験に向けての勉強時間の確保をするために「時間がない!何もできない!」と言っていたのは戯れ言だったことが判明。

じつは、10年以上前も社労士試験を受験したことがあって、その当時は独身で一人暮らしをしており、仕事にも慣れた頃だったのでユーキャンの通信講座で頑張っていたのですが、いままで通信教育できちんと課題を提出できた試しがなく、今度こそは課題を提出するぞ!!と合格への情熱ではなく課題提出へ燃えていたため、全課題提出は達成できたのですが、それで燃え尽きたという過去がありました。あんなに自由時間で溢れていたのに、課題提出というのが本当に大変だったという苦い経験から、参考書と過去問をみっちりやるというスタイルが一番いまの状況に良いと思い、TACのみんながほしかったシリーズテキストと同じくTACの過去問10年分(全4冊)を買い求め、それらを高速回転する学習方法にしました。結果としては、量・時間ともに適量でした。その分量であれば、3回目の試験で合格できたハズなのに愚かな私は自分の首をしめるようなことをしてしまったのです。

 

歴代試験結果をご覧いただきます!

社労士試験は選択式と択一式からなる試験です。試験は1日がかりで毎年8月の暑い夏の日に実施されます。午前中に80分間(1時間20分)の選択式試験が行われ、お昼休憩(正味50分ほど)を挟んで午後は210分間(3時間半)の択一式試験が行われます。普段、デスクワークですが1日中こんなに緊張しながら座っていることなんてありません。試験受け続ける体力だけでなく、本番当日を迎え受け終わるまでの体調管理が試験よりも難しいかもしれません。

○選択式8科目…各科目5問ずつ出題で合計40問の内、全科目3点以上かつ25~28点以上(救済措置が取られて3点未満が許される科目がある場合もありますが稀です)

      ⑴労基法・安衛法 ⑵労災 ⑶雇用 ⑷労働一般 ⑸社保一般 ⑹健保 ⑺厚年 ⑻国年   合計

令和2年     2点    3点  5点   0点     4点   0点  4点  0点   18点 

令和3年     3点    5点  4点   0点     3点   4点  2点  2点   23点 

令和4年     3点    3点  3点   4点     4点   4点  5点  2点   28点  

 

○択一式7科目…各科目10問ずつ出題で合計70問の内、全科目4点以上かつ44~46点以上(こちらにも救済措置があります)

      ⑴労基法・安衛法 ⑵労災・徴収 ⑶雇用・徴収 ⑷労働一般・社保一般 ⑸健保 ⑹厚年 ⑺国年   合計

令和2年     2点      2点    2点      5点       1点  3点  4点   19点   

令和3年     6点      5点    3点      4点       5点  5点  5点   33点

令和4年     2点      5点    5点      6点       5点  6点  4点   33点 

 

ちなみに令和4年度の正確な合格点の発表が厚労省より出されていましたが、それによると選択式は各科目3点以上かつ27点以上で択一式は各科目4点以上かつ44点以上。さらにこの年は救済がありませんでした。受験者数40,633人中、合格者数2,134人だそうですから、合格率は5.3%だったようです。

あれだけ頑張ったのに前年とかわらない合計点。。。選択式も国保の出題されて迷ってはいけないところでミスって3点未満。トータルの合計点が合格点を上回っていても、各科目の基準点が1科目でも割れていれば不合格となるのが、この試験の恐ろしいところです。不得意な科目である健保に直前期で時間をかけすぎて前半の労基・安衛法とか意味分からない得点をたたき出していましたし。。。なんかもう肩を落とすってこうゆうポーズかっていうくらい、帰路でへたりこんでいた私が思い出されます。

 

それでも、SNSなどで通学しながら受験された方の結果発表をチェックしていたら、私よりも低い人がいたりしたので、自分のやり方が必ずしも間違っていなかったのかなと。そういった淡い思いが拭えずにいるため、再チャレンジを諦めきれないのがこの試験の怖いところでもあります。令和4年はコロナが猛威を振るい、保育園や小学校が休園・休校になり自宅保育が何度も続き思うように勉強できなかったことや、2月に実父を亡くし心理的なダメージから回復されていない部分があり、本調子ではない中でもやりきった部分があったので、かなり燃え尽きた感がありました。

 

独学で気をつけたい3つのこと

独学で一番困るといえば分からない箇所についてどう対処していけばいいのかということではないでしょうか。通学や通信学習をしていないため、自分のつまづきは自分で解消するしかありません。これは社労士試験だけではなく学校の定期テストにしても、ほかの資格試験にしても同じことだと思います。分からないことを分類することが既に身についていればまだしも、勉強することが久しぶりであれば、とにかく何もかもが『わからない』だらけです。

  • 馴染みのない言葉や知識としての理解力が足らないから分からないのか
  • 理解できるようになったけど問題の解き方のコツが分からないのか
  • 自分が何が「どのように」分かってないのかが分からないのか

などなど…

いまはネットで簡単に検索が出来ます。でも、「どのような言葉で自分が納得できる解が導けるのか」ということがそもそも分からないと、ただのネットサーフィンで貴重な時間が奪われます。そうなると、今度は手持ちのテキストよりも簡単な言葉で書かれている(と見える)新しいテキストや攻略本に手を出すことになりますが、これがいわゆる今回の私の大失敗でした。

コツコツと勉強リズムが整ってくると、当然マンネリが訪れます。短期決戦ではなく長期戦でしかチャレンジ出来ない身ですから、だらける時期が必ずあります。日頃の疲れや体調不良だけじゃなく、家族の体調不良も自分ごととして降りかかってきます。私が受験勉強に励みだした頃と同時期に全世界を巻き込んだ新型コロナが到来しました。ただでさえ体調不良は一大事なのに、その上だれも予想が出来ない事態が世界中で巻き起こったのです。マンネリどころか、一寸先は闇すぎて、手足が出せない生活が始まりました。勉強の不安と生活の不安と、いままでに経験したことのない不安に飲み込まれ、気分転換を図らないとメンタルが崩壊しそうな中での勉強。遅々として飲み込めない試験問題への壁が一層高く感じられた私は、分かりやすさを求めて次から次に新しいテキストや攻略本を買い漁りました。

結果として、膨大な知識のスクラップが増え、理解どころか記憶も定着しないまま2回目の試験本番を迎え撃沈したのです。

社労士試験は出題範囲が広いだけでなく、つぎはぎだらけの制度改正が毎年のように行われます。年金問題や少子高齢化・人口減少などなど、世間が注目する事柄がひしめいているため、ヤマかけすることもできません。勉強に関する知識だけじゃなく、出題傾向についても、ただ過去問をやり遂げればいいのとは訳が違いました。そのことに気づいたのも後になってから。まさに「独学あるある」のオンパレードです。色んなところから情報を集めようと、有名講師のツイッターや厚労省のメルマガなど、利用できるもの全てに手を出したのも仇となりました。

また、試験本番後にやってしまったものとして、合格の手応えがないと新しい勉強方法を取り入れる必要があると判断し、いままでやってきたこととは全く別の方法を取り入れようとします。私が取り入れたのは京大式カードやカラーペンを駆使したメモリーツリーや大量に付箋をはって視覚に訴える方法etc…

新しいことは新鮮で気分転換にもなります。けれども、慣れるためにも時間が必要とされ、手っ取り早く済ませようと思ったハズが、結局いま何がしたかったのか分からなくなったり、その勉強法に違和感を覚えたり。いまどきの勉強法だと手書きだけではなく、アプリもあります。webでおすすめになっていたアプリも手をつけましたが、使い方をマスターするだけでストレスになり、結局無駄骨に。デジタルネイティブ世代では無いし、その世代であっても志望校に合格するタイプの若者達はメリハリをつけた使い方を徹底しているとか。学習アプリを起動したはずが、結果的にはネットサーフィンに時間をついやし、購入していたKindleのマンガ本を熟読という横道に逸れまくりというザンネンなことに。

  1. テキストは基礎的な初めの1つに絞る
  2. 最初に買った問題集の正答および解説が出来るまで他に手をださない
  3. 試験本番と同じ筆記用具と1種類の付箋が一番の勉強スタイル

どんなに歳をとっていたとしても、シンプルなものほど記憶に残りやすいし覚えやすい。色んな色やノート類(パソコンのメモアプリ含む)を駆使できるようになったとしても、合格点に及ぶにはしつこいほどの繰り返し以外ないということを約3年という時間をかけて立証した次第です。

 

次回、この試験にチャレンジするのは来年以降になると思いますが、その際は余計なことはせず、不便で何もない時代の人でも受かることが出来るようなシンプルな方法だけでチャレンジしようと思っています。

 

フルタイムワーママが難関資格にチャレンジした結果(1)

7歳・5歳・3歳の子どもたちを共働きで世話しつつ、通勤時間90分で9時半から17時半までのフルタイムワーママが合格率1ケタの難関資格に約3年(2019年11月~2022年8月まで2年9ヶ月)かけて独学でチャレンジし続けた結果は不合格でした。

いやー、疲れました。本当に。あそこまでガッツリ勉強したのは人生初です。

今回はチャレンジしつづけた3年間を振り返ってみたいと思います。

社労士試験に受かるために何時間勉強すれば合格できるか

社労士試験に合格するには平均700時間以上必要であるということでした。ただでさえ自分の時間なんて無に等しい子育て期間なのに700時間?え??7時間でもキツイのに。そもそも朝までがっつり7時間も睡眠時間とれたことない環境で、どうやって700時間も捻出できるのだろうか?

始める前からスタート切れないって。。。

それなのに、チャレンジしようとしてることが無謀すぎて。。。

初回の年は1年目といっても2019年11月からスタートし2020年8月の試験を受けたので1年もなかったですが、300時間程は捻出して勉強時間にあてました。と言ってもその300時間は「勉強」と言えないレベルでした。1回目の受験は勉強するための時間的節約と癖付けのために終わった気がします。2年目になると、300時間はこうすれば作れるということが分かったので、試験が終わったばかりの2020年9月から翌年の本番まで1年がかりで勉強計画を立てました。最終的に3回の受験を終えて勉強した総トータル時間は1558時間です。このことからすると700時間以上かければ合格できるという「時間だけ」にこだわった勉強では合格できなかったという検証ができました。700時間以内で合格される方も数多くいらっしゃったでしょうし、700時間ぐらいで合格された方もいるでしょう。ただ、普通に考えれば無謀なんだとすぐ判断できてチャレンジするのも無駄なぐらいだって分からない時点で「不合格」な私なんだと思います。

が・・・

これだけ世の中が何でも簡単に出来たりするようになってくると、脳内が浮つくというか?それだけではなく、40代半ばを過ぎ社会人経験もだいぶ重ねてきた自分への妙な自信があふれ出たというか?赤ちゃんだった3人の子ども達が、寝んねしているだけだったのに、離乳食から固形物を食べられるようになったり、ハイハイから捕まり立ちして歩けるようになったり・・・なんかエコー画像でソラ豆みたいな形でしかたなかった存在がこんなにも多くを身につけ結果を出している姿を日々見せつけられると

”つかれた。1度でいいから朝まで起こされずに寝てみたい。”

などとばかり言っているのが情けなくなってきて。親になったのに、こんなヘボい背中を見せてたらダメ!私だって出来るんだ!!ということを証明したくなったのです。

勉強時間を捻出するために、主に子どもから離れていられる時間を総ざらいしました。まずは平日の行き帰りの通勤時間内と昼休み。そして仕事中ではあったものの、人事と総務と経理を担っているので業務の合間にちょこちょこと。土日祝日は平日よりハードなので、末っ子のお昼寝タイムか深夜もしくは早朝に。それらを合算すると週あたり15時間ぐらいは確保できることが判明。その時間を下回らないように勉強管理アプリ「Studyplus」をダウンロードして同じ資格取得に励む方々と相互フォローさせて頂きながら、勉強時間をキープするようにクセをつけましたが、正直なところ時間数で合格できるかどうかの目標を持つのはオススメしません。

まず勉強を始めたばかりの頃に過去問を1年分解いてみて、勉強期間が90日を過ぎたあたりで再度同じ過去問を解いてみた時の手応えから、勉強の進め方についてのPDCA【Plan(計画)→Do(実行)→Check(評価)→Action(改善)】を何度も修正したほうが、勉強時間に固執して貴重な時間を失うよりも、よっぽど実りある結果が出せます。2時間といっても、ワーママが2時間をまとめて取ることがそもそも努力のいることです。時間を捻出するだけ、すでに試行錯誤しているわけですから、やっと勉強時間を確保したとしても疲れが出て集中できないこともしばしば。

朝の通勤時間は、保育園に子ども達を送り届けた後の疲労感でいっぱいですし、帰宅時の通勤時間は日中の業務からくる疲れと家で待ち受ける家事&育児に余力を割かなくてはならないため、これまた集中力が続きません。“時間”という量ではなく”質”で理解を深めていく工夫をしたほうが非常に効率的です。スマホアプリで勉強時間を共有するStudyPlusというアプリを使って、同じ資格試験を目指す方々と相互フォローさせて頂いていましたが、「1週間でこんなに沢山勉強時間を割いている人がいるのか」という羨望と嫉妬で、最終的に時間ばかり気を取られてしまったのは2回目の受験後の反省でした。3回目の受験後は「あんなに時間を割いたのに合格点が取れないなんて」と試験会場を去るときに本気で泣きました。

試験日まであと120日を切りました

いままでは苦手教科の中の更に苦手項目を重点的に学習してきましたが、先に進めば進むほど過去の学習内容が薄れていき、イタチごっこのようで脳内がゴチャゴチャになるばかりです。

5月に入り範囲科目をまんべんなく学習するよう、1時間で2時間分の勉強に匹敵する組合せというものを取り入れることにしてみました。

が…

2日目にして早くも意識が朦朧というか、知識が朦朧としてきました。

社会保険制度と労働法規に3年以上翻弄されている現実がほとほとイヤになってきて、ストライクゾーンならぬ「ストライキゾーン」に突入した模様です。毎年、白書対策が始まるこの時期が憂鬱に感じるのは何故なのか?

すでに、試験日まであと120を切り、論点についての知識を身につけるリミットを6月末としたら、もう2ヶ月切ったにもかかわらず、過去問解くたびに「こんなに分からないこと(忘れていること)だらけで、本当に合格できるのか??」しか脳内をよぎりません。

今日の学習予定は

横断:保険者と強制被保険者
労契法・徴収法・労災と健保の共通事項として休業給付・傷病年金・傷病手当

GWの隙間出勤日なので自宅にいる時よりも学習が捗るはずなのに、なんだか脳が全く機能せず。テキストに論点を書き写してても、手応えが全くありません。こうなると、何も楽しくなく。。。勉強している時間として記録していいのか。。。学習時間計測アプリのStudyプラスでは、皆さんGWのお休み期間中も休まず長時間勉強されている。。。長時間勉強すれば合格する試験ではないと言われていますが、ここまで勉強にかけられる時間もないし、成果も見えないし、体力気力が空っぽに近いとなると、本当にやる気がそがれます。

何か一つでも「あ、わかった!」と巡りあえれば、少しは変わるのでしょうか。

かいつまんでしか勉強できなかったとなると、何度過去問を解いても理解するまでに至らず。。。

あぁ、何かポジティブになれる魔法でも使えればいいのに。

そんなこんなで、今日も悲しいくらい覚えが悪いアラフィフ受験生なのでした。