続・マネーリテラシーをかじった妻のイデコ(iDeCo)運用状況

イデコ(iDeCo)に関してはサッパリだった無頓着な私は、ひょんなことから職場の先輩がイデコを始めていた事を知り、2022年からイデコ(iDeCo)で資産運用を始めました。

私は2019年に社労士試験の勉強をリスタートしたことをきっかけに、社内の人事総務的な業務の意味合いがようやく理解できつつあるという、テキトー気質の会社員でした。ゆえに、マネーリテラシーを身につけろと言われても何をどうすれば身についたことになるのかもよくわかっておらず…

イデコ(iDeCo)って簡単にいったら財形のこと?

投資をしているとは言っても、先述した程度のマネーリテラシーなので、イデコ(iDeCo)とやらが、どこまで有益な制度なのか、サッパリわかりませんでした。

それでも、自分とほぼ給料が変わらない同僚の住民税が数万レベルで安いことを知ると、イデコ(iDeCo)についてリサーチする必要があります。「あの人だけズルくない?」という心理が働いて面倒だと思っていたマネーリテラシーを身につけるための情報収集ですらも、前のめり気味になるのです。

そして、自分なりに調べた結果、イデコ(iDeCo)とは以前からある財形のようなもののようだと。財形と違うのは、翌年支払うことになる住民税が減額できるし、確定申告したときも、控除額が大きくなるので所得税分の戻り(還付)額が増えるという。税金対策になるものだと。

自分で運用管理をすることで、財形よりも効率的というか効果的に資金を増やしていけるというもの。貯金が好きな人にとっては財形慣れしていると、財形の方が楽ちんだと思うのでしょうがそれでも、イデコを利用することでお金を大きく増やせる可能性が広がるということですかね。まだゴチャゴチャしてる…

財形をやっても住民税や所得税がお得に節税できたりしない。積み立てた財形貯蓄につく利子分が非課税になる。

イデコだったら、住民税や所得税が節税になるし、運用益分も非課税になる。

というところでしょうか。

イデコ(iDeCo)のメリットは、こんなところに影響する

住民税って、子供が保育園に通っていたりすると、その保育料にかかわってきたりするので、ワーママにとっては結構あなどれない税金なのですよね。住民税額数千円の違いが、保育料のランクの境目にかかるだけで月々の保育料に結構大きな差がつくので。

その他には退職金がない職場だったりすると、退職時にまとまったお金を受け取る機会が自分で作らない限りはありませんよね。お金のことを色々考えるのって面倒くさいと言いつつも、お金が無いと結局はお金のことを色々考えてしまうものですから、最初に決める、「運用対象」と管理運営機関になる「銀行」を決めて、無理の無い範囲の月(の拠出金)額を決めたら、もう定年までほったらかしできるのがいいですね。

貯金を貯める普遍の極意は「先取り」ですから。自分が銀行口座から引き出すよりも早く、イデコ分の月額(掛金)が引き落とされているなら、どうしたって貯まりますからね。しかも、節税しながらとか有能すぎる。。。

イデコ(iDeCo)のデメリットは、ズバリ!!!!

イデコのデメリットはズバリ、「途中解約(原則)不可」・「途中引き出し不可」が大きなところでしょうか。定年後の資産形成のための制度なんだから、現役途中は引き出す必要ないでしょ?ってことで、運用を途中でやめたりすることは基本的には出来ないとか。

原則ってだけで、もちろん例外はあるのですが、一筋縄では行かないレベルの面倒くささです。それだけ圧強めに貯蓄を応援してくれるということですが、子育て中の現役世代であろうとなかろうと、急な入り用ってあるじゃないですか。

そうなると、イデコでせっかく運用していても、資金不足でどっか別のところから借入したり、手軽にキャッシングとかしちゃったりしたら、イデコで資産形成している意味なくなっちゃいますからね。それならば、ニーサ(NISA)やってた方がよっぽどいいでしょう。イデコ(iDeCo)とニーサ(NISA)の違いは、また別の機会にでも。。。

マネーリテラシーをかじった妻のイデコ(iDeCo)運用状況は

初年度にあたる2022年の拠出金は、年度途中から始めたため23万円スタートで、翌年2023年からは会社員の個人拠出額MAXの27万6千円です。2025年の現在で拠出金の累計額が78万2千円となっている中、資産残高として表示された額は、850,407円でした。プラス68,407円で損益率8.7%でした。

「損益」と表示されると損しているのか得しているのかよく分からない気分に読み取る私ですけれど、マイナスがついてないので、資産が8.7%増えているようです。

とはいえ、運用商品が将来受け取る時点で、増えるか減るかは「時の運」ですから、引き出せないのをいいことにほったらかしにしているだけじゃなく、せっせと時の運を身につけるべく、日頃の心がけは大切にしたいものです。

マネーリテラシーをかじった妻がイデコ(iDeCo)を始めたワケ

ずっと個別株ばかりやっていて、イデコに関してはサッパリだった無頓着な私は2022年から夫の提案もあり、イデコで資産運用を始めました。

給料から毎月天引きされている4つの社会保険料

私は会社勤めのフルタイムワーママです。毎月の給料から社会保険料として①雇用保険と②厚生年金と③健康保険に④介護保険が引き落とされています。(40歳を超えると健康保険に介護保険分が上乗せされてサラっと徴収されます。)

社会人になったばかりの頃は、厚生年金と健保(健康保険)の違いすらよくわかっていませんでした。社会保険?社会保障?ナニソレよくわかんないという感じです。

イデコ(iDeCo)を始める前は、この4つの社会保険料(厚生年金と健康保険)だけを払っていました。

イデコ(iDeCo)って簡単にいうと何?

年金は国から強制加入させられているものですが、イデコ(iDeCo)は強制ではありません。そもそもイデコ(iDeCo)というのは、昔むかし日本経済が元気だった頃にあった厚生年金基金が「厚生年金に掛け金を上乗せして運用してあげるから。将来年金受け取るときには、基本的な年金額より多くなるよ~」とデカいこと言っていたにもかかわらず、長引く不況が原因で運用していくのが難しくなっちゃって、次々と基金の解散がおこり、基金が運用してきたけれど「もう無理だから自分たちであとはよろしくやってよ」と半強制的に持ち戻しされた制度です。

※細かいところは違うかもしれないけど、私はこのような理解でいます

私が社会人になりたての頃(1998年)に働いていた会社では、厚生年金の上乗せ部分と称する厚生年金基金への掛け金が給料から引き落とされていましたが、10年以上前に基金解散のご案内が来ていました。

厚生年金だけでやっていくなら、それはそれでいいけど、イデコ(iDeCo)制度を使って自分で年金の上乗せ部分をやるなら、掛け金は全部所得控除してあげるし、運用益が出たら利益部分に税金はかけないであげるから~!がんばれ~!でも、基本的にはコレ年金もらう時のためのものだから、積み上げた掛け金とかを途中解約はさせられないから最低でも10年はこのお金引出できないけど、ゴメンねー。

みたいな?

ただでさえ、社会保険料として給料から引き落とされるのが、給料総支給額の3割ですし、その上でiDeCo始めちゃうとさらに手取りが少なくなるわけです。

手取りが少なくなる=月々つかえる額がさらに減る

となると、若いうちは総支給額そのものが少ない時期だし、子育て期間はそもそも出費がかさむ時期なので、こちらとしても手取りが少なくなるのはチョット…

しかも、急な入り用があっても引出し出来ないのなら、やる意味があんまりなくない?
と思われても仕方のない制度がこのイデコ(iDeCo)です。

なので、私もずっとイデコ(iDeCo)に手をつけていませんでした。

イデコ(iDeCo)のメリットは、こんなところにあったの!

私がイデコ(iDeCo)を始めたきっかけは、職場の先輩がこっそり始めていたのを知ったからです。イデコ(iDeCo)の手続きって職場が絡んでくるのですが、私が育休に入る前にはこの制度を職場で導入してなかったのが、先輩に給与関係を引き継いで育休に入っている間に、彼女だけがこの制度をスタートさせていたのです。

普通ね、普通は職場に新制度を導入するなら全体に通知しませんかね?しかも、事務員は私と先輩の2人だけなのに…

育休から復帰して、給与関係の業務を再度担当することになったら、給与額がそんなに大差ないハズの先輩と、住民税の徴収額が全然違っていたのです。金額にしたら数万です。私たちはそれぞれ東京23区ではないものの住んでるエリアは首都圏なので、以前では住民税の額に大差はありませんでした。

本人に確認するのもためらわれていたところ、イデコ(iDeCo)の管理運営機関より事業所への確認書面が届いたため、差額の原因がイデコ(iDeCo)だということが判明したのです。