母の日のプレゼントで40代母がとても喜ぶもの

まだ自分が母の娘だったころに母の日のプレゼント選びは、結構悩みの種でした。私の母は、あまり一般的な贈り物を喜んで受け取るタイプではなく、「こんなのがよかった」とか「あんな感じのほうがよかった」と気持ちを踏みにじるタイプの母親だったので、いつしか贈ることをやめてしまいました。

自分が母になって早10年。3番目の子供も4月から1年生になり、我が家の3人が全て小学生になりました。

先日、3人が保育園作った作品の整理をしていたところ、それぞれの子供たちが母の日にちなんで贈ってくれたプレゼントも出て来て、案の定整理の手が止まり懐かしい頃に思いを馳せていたところ、そういえばそろそろ店先に母の日のPOPが並び出す時期であることに気づきました

母の日のプレゼントを40代母が喜ぶのは何だろう?

長女が小学3年生のときに、私と親子ゲンカをして家を飛び出していき、何時間も帰ってこず、戻るまでずっとハラハラしてやっと帰ってきたかと思ったら、一輪のカーネーションを自宅からすごく離れた花屋さんで買ってきてくれていて、「さっきはごめんね。はい、お母さんに」と言って差し出してくれたことがありました。

無事に帰ってきてくれたのが一番の喜びだったし、ハラハラさせておきながらも、母の日にケンカしてしまったことを悔いていた長女の表情も、自宅に戻るまでに少ししおれていた一輪のカーネーションを手渡してくれた時の喜びと安堵感は、今でも鮮明に蘇ってきます。

母親にとって、いつどんな時も子供が元気で笑顔でいてくれるのが最高のプレゼントなので、母の日だからと特別に何かを贈ってくれなくても、十分に幸せなのですが、大切な人に贈り物をあげる楽しみや喜びもあるわけで。そんな気持ちを少し照れくさいながらも堂々とお互いが分け与えあえる日が母の日だなと。

大人になるにつれて「何か高価なものを」とか、「何か特別なものを」などと考えがちですが、世の中(特に日本)のママやお母さんは何かと気疲れしていることが多いので、高価なものや、特別なものよりも喜ばれるのは、

ゆったりと過ごす自分だけの休日

だと思いました。家(特に夫の)ことを考えなくていい1日とか最高です!子供たちが出しっ放し、つかいっぱなしのモノがきちんと元に戻されているとか、休みの日にまとめてやる部屋の掃除とか、朝・昼・晩のいずれかもしくは全部の用意とかしてもらってその間、1日フリータイムをプレゼントしてもらえたら最高に嬉しい!!!!

もしも、毎年の母の日が、こうして過ごせる1日を贈ってもらえると確約されたら、週7日1日24時間勤務で365日休みがない私たちママ業にとっての「完全有給の1日」があるということですから、喜びMAXです。

母の日のプレゼントは「時間」でいいと思う

自由な時間を与えられるのも嬉しいのですが、それだけじゃ物足りないと考えてくれるような優しい子供(や夫)たちであるならば、お母さんのくつろぎのお供は何かを聞き出すのも良いかもしれません。

ゆっくり読書を楽しみたいママならば、スタバやカフェで過ごせるようなにそれらの店のギフトカードとか、映画好きのママならば映画館のシネマカードとか。私のように、スーパー銭湯で1日過ごす至福の喜びを持っていたりする方なら、行きつけのところの回数券とか。

「母の日」だからこそ、母親としての役目をお休みできるような時間は、とても嬉しいプレセントだと思います。自分の日常圏外へ誘い出してあげるのも、素敵なプレゼントではありますが、ワーママが一般的な世の中なので、休める時はしっかりとメイクもせずダラダラとできる空間や時間が欲しいし必要です。

仲良し母娘なら、2人きりでゆっくりできる時間の過ごし方を考えるのも素敵です。

母の日がとっておきの1日になりますように…

そろそろ50代に突入する私は何でもない日常こそが既に特別だと思うようになりました。年齢は50代になったとしても、母親業に就いてからはまだ10年ちょっとの若輩者です。子供はあっという間に大きくなり、見た目だけでなく心や考え方も大人びてきて頼もしさを感じつつも、母親として子供へ十分に接してあげられたのか、良き母親としていられているのか、そんな不安を抱えていたりします。母親としての自覚はあるものの、それが子供や夫にとって相応しいのかどうか正直なところ未だに自信が持てません。

それでも、家族が「母の日」を特別な日として祝ってくれると、とてもありがたく幸せな気持ちでいっぱいになります。この日を迎えられることが、すでに特別なのです。

どうか今年の母の日がとっておきの1日になりますように^^