投資に回す余裕資金とは?

先日、久しぶりにあった友達と子育て談義しつつ近況報告をしつつ、食事なんて二の次でずーっと歓談しまくりだった際に、ふと投資の話が出ました。

投資をやってみたいけど、そもそも貯金すら出来ないのに余裕資金なんて目処が立たない。余裕資金がある人って別次元にいるんでしょ?みたいな話になったのです。

「いやいや、目の前にいますがな」と。

投資に回す余裕資金とは?

二番目の子供を産んだ時に同じ病院で、病室が近くて彼女の方から声をかけてくれたのが仲良くなったキッカケだったので、投資セミナーとかそうした類の場所での出会いでもなく、その友達とは普通の母親同士としてお付き合いが始まったので、お金の話を赤裸々にするという機会も特になく。

それぞれの子供たちも全員小学生になり、彼女も週4日勤務のパートタイムで仕事を持つようになったので、話題は自然に家計やら教育費の話になりました。

彼女の中では投資に興味があるけれど、投資に回す余裕資金というのがそもそも何を言うのかよく分からないとのこと。

「投資に回すのは余裕資金で」とよく言われているから、読んで字のごとく余ってたり、金銭的な余裕から出るお金の事と思ってしまうけれど、私の中では「無くなってしまっても耐えられるお金のこと」と彼女に伝えました。

例えば、私が人にお金を貸すということは、ほぼあり得ないのですが「お金を貸すくらいならあげる気持ちで渡しましょう」ってな教えがありますでしょう?

“人に貸すくらないならくれておしまいなさいよ”という気前の良い台詞ですが、そういう場合に相手が求める金額は無理だけど、カンパしてあげられるというような額でしょうか?いや、それだと千円単位とかになるから少ないか。。。

借金で首が回らなくなってる友達や身内がいたとして、その人に渡せる金額というほうがイメージしやすいですね。一般的には、何回かに分けたとしても5万から10万円ぐらいでしょうか。自前で用意するなら、このぐらいの金額のことを指すんだと私は解釈しています。

他には節約して頑張って頑張って貯めたお金があったとして、例えば100万円の貯金を目指してて100万円に到達して、更に10万円まで貯まって110万円の貯金になったら、その10万円のことを指します。

実際、私はそこからスタートしましたから。

もっと分かりやすい余裕資金は、相続したお金です。親子関係だけじゃなく相続って意外とあずかり知らぬところから引き継いだりするんです。例えば、登記変更していない代々受け継がれてきた土地を相続人が売りたくなったとしても、相続権を持った子子孫孫がワラワラいて、偶然にも自分がその中の1人だったりするなんてことは、結構頻繁にあります。

頻繁にあるというのは1人の当事者に対して何度もということじゃなくて、色んな人の身に1度は降りかかる可能性としてです。数十万くらいなら普通ではないでしょうか。

そうしたお金が舞い込んでくると、簡単に「贅沢しちゃおう♪」って気分になりがちですが、それこそが余裕資金と呼ぶものなので、私だったら全額を投資に回すということにします。要するに臨時収入の部分です。余裕資金という言葉より、臨時収入の方が身近かもしれませんね。

臨時で入ってきたぐらいなので、突発的とか予想外だったりするお金です。本来だったら手にする予定じゃなかったお金。それこそが余裕資金となります。

臨時収入であれば宝くじよりも入ってくる可能性が高い

臨時収入って案外あるもので、会社の業績が良かったりすると特別ボーナスが出たりしたこともあったし、ご主人や奥さまが浮気をしてしまったとして、その際の慰謝料を得た場合とか?離婚はしないけれど、二度とやらない口約束の確約を含めた慰謝料を貰ったとしたら、それこそ投資に使って増えたお金で豪遊したいですよね。

宝くじを買って「当たりますように~」と大当たりを願うよりも、可能性としては臨時収入の方が割と入手する機会に恵まれやすいかと。

余裕資金は大金じゃなくていいのです。大金のほうが、より投資力がUPしますが、それは既に投資のご経験がある方の場合であって、NISA口座すらまだ作れていない初心者さんのうちは、少額で投資を始めた方が絶対に安心です。

投資でビギナーズラックを引き当てると、その後が続かなくなりますから、臨時収入は投資に回す余裕資金のことと心得て、コツコツ余裕資金貯金を証券口座で始めましょう。

「証券口座へ入金する」というアクションが投資への下準備になりますし、NISAを始めるにしても証券口座を作らなければ取引きが出来ませんから。。。

「自分には今まで一度も臨時収入なんて無かった!!!!!」と思うアナタは、もしかしたらあったことにすら気づかないで使っちゃったのかもしれませんし、元手のかからない開運アクションというのは沢山ありますから、そうしたことをコツコツやり続けながら機会を楽しみに待つのもいいかもしれません。

ここまで紹介したようなお金が無いうちは、投資に回すお金は余裕資金ではなく、無理め資金に該当するので、「投資で増やそう!」「投資で儲けよう!」という誇大広告やSNS上のナゾ投資家にそそのかされるだけですので投資に関しては手を出さないようにしていた方が良いと思います。

余裕資金を活用した6月の配当金は…

そんなアドバイスを友達にしてみましたが、余裕資金があったとしても初めて取り組む時は何かと煩わしさがあったりするので、証券口座を開設するまでが1つのハードルだったりするもんです。

ただ、続々と6月の配当金が入り始め、余裕資金を活用した上での今回の配当金は特定口座とNISA口座を併せて総額で64万円でした。

「配当金から税金が引かれないとこんなに手元に残るの…?」とNISAで運用することのメリットを実感した今回の配当金受取り。「税引き」という金額に目が慣れてしまうのもマネーリテラシーを低くしていることかもしれない。税金を払うことは仕方がないと思う部分を持ちつつも、徴収された税金の使い手のマネーリテラシーが為ってないのはいかがなものでしょうね。

法律を決める、罰を下す権限や力を持った人たちこそ、今一度マネーリテラシーを学び直して欲しいと切に願う今日この頃です。

「億劫だなぁ」という思いを抱えているだけで、もしかしたら私以上の配当金を得ていたかもしれないので、ご主人の浮気未遂に悶々としていた友達にもボーナス月なのだから、サクッと慰謝料もらって投資のための余裕資金にしちゃえばいいのにと余計なアドバイスをさせて頂きました。

 

数字に弱いアラフィフ主婦が買ってよかった優待銘柄

5年以上持ち続けている優待銘柄は?

2つの証券会社を使って株式投資をしています。SBI証券口座は夫から口出しされるので、あまり気に掛けていませんが5社の銘柄を保有しており、独身時代から運用している三菱UFJモルガンスタンレー証券口座にも5社の銘柄を持っています。合わせて10社の銘柄ですが、そのうち5年以上持ち続けているのが下記の銘柄です。

①MIXI【2121】②くら寿司【2695】③オリエンタルランド【4661】④東急【9005】

誰もがご存知の一部上場企業ばかりです。いまは一部上場ではなく、プライム市場?企業?と言うのでしたっけ??

優待銘柄の持ってて良かった理由とは?

先日、ディズニーランドへ家族5人で行った記事を書きましたが、ずばり1泊2日でかかった費用の総額は124,639円でした。近郊に1泊旅行へ出かけてもサラッと10万が飛ぶのが本当にキツイ。このくらいの金額出せば1人で海外行けちゃうと下唇をかみしめておりますが、お金があっても時間がない働くお母さんには「海外旅行一人旅」など夢のまた夢でございます。

チケット代は大人9400円x2人と子供5600円x3人で35,600円かかりましたが、この時のチケットはオリエンタルランド株の長期ホルダーとしての優待と通年優待で出たチケットを活用したので実際の支払はありませんでした。

オリエンタルランドは配当額が極めて少なく、年間配当利回りは0.5%を切っています。(2025年5月現在)ですので、配当金シーズンに突入したとしても「銀行金利よりは、まだマシか…」という心持ちで長年使わずに、いつか家族でディズニーへ行く機会が来るまでの「旅行用貯金」みたいな扱いでいたところ、今回ディズニーへ行く時には積み上げた配当金が31,935円ほどに!!

なので、5名分のチケット代と諸々の出費分をこちらの配当金で補った結果、家族5人で行ったディズニー旅行が実際のところ57,104円で済んでしまいました。

一人あたり11,420円でディズニーランドを満喫してきたわけです。

パーク内で使ったスプラッシュマウンテンのDPA代とか、食事代やお土産代なんかを合わせてかかった費用は32,840円だったので、先程の配当金分を差し引くと自腹を切った金額は905円。なんと千円以下でした。

ディズニーランドから帰ってくる時の交通費は東急の株主優待で発行された乗車券を使ったため、千円ちょっとの交通費も浮きました。

回転寿司チェーンの「くら寿司」は、長期で持ち続けていますが途中で売ったり買ったりをしたことがあります。1度売ったものを買い直すことをした企業は私の10年超の投資歴で、くら寿司と今は1株も持っていない三菱ケミカルだけだと思います。

毎月外食するわけじゃないのですが、家族の誕生日や進級したり入学したりというようなイベントの際は、お寿司を食べに行きたいというので、近所にくら寿司があり続ける限り、そして優待が続けられる限り持っていたい。

あとは東急ですが、東急路線沿線に住んでいるので東急の株主優待を受ける機会が多いため、必然的に持っている面があります。もともとは映画好きな私が109シネマズで映画鑑賞しまくりたいという夢のために買った東急レクリエーション株が上場廃止となり、それを受け継いだ形で東急の株に変換されただけですが、映画鑑賞時に無料ということじゃなく1000円で鑑賞するということに改悪となりましたが、地味に家族で出かける時の乗車回数券にメリットがあり、保持し続けています。

(MIXIは配当金のみなので優待は無い為に割愛)

優待銘柄だからと言っても、使いづらいものは普通に買わないでしょうが、配当金の旨みがなくとも、長い目でみると投資額と同額を定期預金に預け入れていただけじゃ得られない恩恵を沢山受けられたので、優待を維持しつづけられる企業努力には感謝の気持ちで一杯です。

投資に尻込みしてしまうくらいなら、身近な優待銘柄を買うだけでもいいと思う

個別株の投資歴が10年超になりましたが、投資をやる上で誰もが読んでいると言われている有名な本『ウォール街のランダムウォーカー』を先日ブックオフで発見し、手に取りましたが最初の数頁で眼精疲労のために、そっと書棚に戻した私です。文字が小さすぎて挿絵がなさすぎて、10年経っても一度も読んだことがありません。

投資を戦略的に運用していく方々には必読なのでしょうが、いくら戦略的に捉えていても投資の先読みや運用収益は、本を読むだけで与えられるものだけでなく、むしろ痛い失敗をしないためには、超基本的なこと①余裕資金で行う②投機的な投資(FX・先物)はしない③金融機関の人が言うオススメに乗せられない!に気をつけて自分自身にとっての身近な優待銘柄を選ぶだけで良いのではないかと思うのです。

10年前と世界情勢も日本経済もずいぶん変化していますが、その軸の部分を貫いているだけの私でも一時的なマイナスがあったとして(そういうのも含めて運用ですけど)、デメリットなくやって来られているので。

子供へのマネーリテラシー向上を学ばせるのによかった

私たちが小学生の頃と違って、いまは学校や地域のイベントでもお金の使い方を子供のうちから学ぶ機会が沢山あります。(使わせる機会も沢山ありますが…)その中で、子供に株主として優待を受けているということを実感させられる銘柄でもあると思います。投資力は生きていく上で基礎学力と同じくらい身につけていって欲しいので、できるだけリアル体験をさせてあげられる場に一役買えている銘柄は、まだまだ沢山あると思いますが、何せじっくりそれらをリサーチする時間もないので、今回は現時点でも持ち続けている優待銘柄について触れてみました。