子宮腺筋症でミレーナを使ったらすこぶる快適になったお話

10代からひどい生理痛に悩まされ、20代後半で卵巣嚢腫の治療で腹腔鏡手術を行うも、その後も痛みがひどすぎて2度救急搬送された私が、ミレーナを装着したことで劇的に痛みが緩和されたお話をしたいと思います。

子宮腺筋症の痛みレベルは後陣痛を超えていました

生理痛は妊娠や出産で楽になるという話を耳にすることがあり、実際に長年婦人科でお世話になっている主治医の先生にも妊娠中は生理が止まるので、子宮内膜の状態が一時的によくなるというような話も出たので、妊娠と出産を3回行う予定の私の子宮内環境は、相当改善されるであろうと期待したのは束の間で、一人目の妊娠と出産を終えて、二人目が出来るまでの間におとずれた生理痛は、あいかわらず酷いものでした。

出産直後は子宮が収縮する力が働き「後陣痛」というものがおこります。これがまた、痛くて痛くてたまらない。しかも、出産回数が増えるごとに痛みが増していくのが、知られざる後陣痛のヤバさなのですが、この点について育児書にはあまり深く書かれておらず、「き、聞いてないわよーーーーー」と絶叫したのも懐かしい思い出でございます。

そんな後陣痛の痛さよりも、ずっとずっと普段の生理痛の方が痛かったわけで。出産をされた方であれば、その痛みは想像出来るかと思いますが、痛すぎてトイレで気絶して夫に救急車を呼ばれるということもありました。(しかも唇を切って7針縫う事態に)

子宮腺筋症は子宮の内側じゃなくて、子宮の筋膜内に出来るので患部を取り除こうとなると、子宮を全摘するしかないとのことでしたから、あと2度の妊娠出産を望んでいた私にとっては全摘という選択肢はなく、この子宮腺筋症の治療というのは出産が全て終わってから考えることになっていました。3人目を産んだあとの後陣痛にいたっては、子宮腺筋症による生理痛の痛みと同レベルでしたが、退院する日まで痛すぎて寝られず看護師さんも驚いており、「毎月このレベルの痛み来てたんですか?相当ですね…」と言葉を失っていました。

ちなみに出産した病院は大学病院だったため、看護師さんも相当数の患者さんをみてきたと思われますが、過去に類を見ないレベルの痛々しさだったとか。

子宮腺筋症の治療にはミレーナしか残されていませんでした

3人目を出産して5ヶ月目にミレーナを挿入しました。3人目は母乳よりミルクを好んだので、あっけなく卒乳し生理が来ました。2才差育児の最中に生理痛で寝込むわけにもいかず、ロキソニンで痛みを緩和させながら主治医と相談して、育休中にミレーナを挿入することにしました。

4人目を望むことは年齢的にも子宮の状態としても難しかったので、子宮全摘の方向性もありましたが、それはそれで1週間以上の入院が必要となり、夫以外頼る身内もなく、家には4歳と2歳と0歳がいる都合上、ミレーナ以外の選択肢はありませんでした。

ミレーナの挿入は婦人科の処置台で済んでしまう簡易的な処置のため、婦人科検診感覚で受診して完了でした。

子宮腺筋症で苦しんだ痛みが消えた日

ミレーナ挿入後の詳細な状況はまた別の機会に触れますが、あれだけ痛みに苦しんだ日々は消え、現在は痛みが出てもカロナールをその時に服用すれば、事足りるレベルにまで痛みから解放されました。「何だったんだあの日々は…」です。

こうして日常生活にも支障なく、何より毎月の痛みが劇的に弱くなっていったミレーナという治療は、まだまだ一般的ではないのでしょうか?私の周りでは、あまりミレーナという単語に馴染みがないようです。まぁ、年齢的に同年代は更年期まっさかりなので、いまさらミレーナを挿入してまで生理痛に苦しむ人も少ないのか、そもそも周囲の友人たちには私のような重い生理痛に悩まされる人がいないのか。。。

毎月毎月、生理痛に苦しんできたので、ミレーナを知らずに来た独身時代が不幸でなりませんでした。その当時は、いまほどミレーナが浸透していなかったということもありますが。ミレーナを取り入れた人の感想が、あまりにも少なかったので、私の個人的な感想が誰かのお役に立てれば思い今回とりあげてみました。

馴染みのないものは不安だったり、信じられなかったりするものですから、なかなか取り入れる決断は簡単じゃありません。けれど、痛いのだけは本当にしんどいと思うので、ミレーナという治療法はもっともっと大きく取り上げられれば良いのになと思います。