確定申告を会社員が自分でやる方法
確定申告のシーズンがやってきました。2月中旬から3月中旬までが申告期間だけれど、払いすぎた税金を取り戻すため(=還付)の申告は別にこの期間より前でも出来るので、2月に入った早々の月曜日に申告完了しました。
私は40代でフルタイムのワーママ会社員です。日頃デスクワークなのでパソコン操作に拒否反応は無いけれど、もっぱらコピー取ったり、FAX送信したりパソコンスキルを駆使して何かをする機会はあまりなく。それでもエクセルやワードの基本操作はできるくらいです。
そして自宅に帰ると、3人の子供たちがワラワラとやってきて、「おかぁーさーん、おかあさあああああああああああああああああん」と、まるでザ・ベストテンで黒柳徹子さんをお母さん呼びするマッチこと近藤真彦氏のごとく呼ばれ続けるので時間があるのは、職場にいるときと往復の通勤ぐらいです。なので今年もPCを職場に持ち込み空き時間の合間にコツコツ入力作業を進めておりました。
医療費控除とふるさと納税とその他の寄付金についての申告
そんな、時間も心の余裕もない日常の中ですが、前年度の所得から医療費だったりふるさと納税だったり、控除できるものはとことん控除して少しでも手元に還元したい気持ちで今年も頑張りました!
会社員だと必要書類はそんなに無いけれど、医療費が10万円以上だったり、ふるさと納税の利用自治体が6箇所以上あった場合には、書類をかき集めるところから始まります。
今回、会社員の私が確定申告をするにあたって、やらなきゃいけないことは
○医療費控除の申告
○ふるさと納税の申告
○買取のブランディアから一部指定寄附をしたことの申告
以上の3本です。
確定申告をする時は最小限の手間で済ませたい
私は、毎年6箇所以上のふるさと納税を行うので、ワンストップ納税サービスとやらが使えません。(あれは5箇所以内)ワンストップ納税を選択していたとしても、6箇所以上のふるさと納税利用をしてしまうと、ワンストップ特例が自動的に無効になるから、ふるさと納税利用している人はご注意ください的なネットニュースを読みました。
“そんなん、ふるさと納税する時に必ずサイト内で打診されてるから気付かないハズないじゃん。。。”と、ツッコンでしまったけど事務作業を怠る人って本当に注意書きとか読まないうっかり八兵衛が多いから、そりゃ損しがちな人もいらっしゃるでしょう。
さておき、申告作業は年々簡単になってきたから、入力する前に必要な書類をクリアファイルに集めて置いたらPC前で、入力が早い人なら30分以内で終わるはず。
入力する前に揃えるべき情報は5つ
- 職場からもらった前年度の源泉徴収票
- 医療費領収書(11月以降に家族も自分も病院行ってなければ医療費通知書)
- 寄附の各証明書
- 自分のマイナンバー情報
- 子供たち3人分のマイナンバー情報
医療費通知書は扶養に入れてる子ども達の分も載ってきて分かりやすく個別に記載されているけれど、何せ10月までの診療記録しかないので、毎年インフルエンザシーズンに脅かされる年末がある我が家では、通知書よりも実際の診療領収書を元にしています。あと、夫の分の医療費も一緒に加算するので5人分の診療領収書を手元に集めます。
これ最初にやっとかないと、申告直前に「あ、これ追加で」とか言ってペラっと一枚だけ3000円ぐらいかかってる領収書出されたりして、還付税額1000円くらい変わってくる場合あるし、そうなると印刷した申告書類も全部無駄になるっていう…
ともかく、書面とマイナンバー(個人番号通知カードでも)ないと入力が捗らないので、毎回気をつけているポイントです。探しものに時間奪われる方が、申告間際の焦りに比べたら可愛いもんですわ
国税庁の確定申告作成コーナーを使い倒す!
会計ソフトは職場でも個人的にも日常的には使うことはなく、毎回私は国税庁の確定申告書等作成コーナーからデータを入力する方法をとっています。
去年作成したデータを取ってあれば、「保存データを利用して作成」からやると自分の会社のデータや扶養家族のデータをいちいち再入力しなくて済みます。今年度から初めて確定申告をする人は「作成開始」から入力です。
今年からe-taxで申告しましたが、去年まではPCで申告書を作成して印刷してレタパライトで税務署へ送っていました。スマホでチマチマ入力するよりも、こっちの方が断然楽ちん。パソコンで作った途中までのデータをスマホからe-taxで送信することもできたから、確定申告するのが初めてな人ほど、最初はパソコンで作成した方がいいかも。
このサイトに行くと、医療費集計のためのエクセルをダウンロードできます。確定申告歴の長い私は、自前で作ったエクセルの医療費集計データを使い回してましたが、今年はこちらのサイトからダウンロードしたエクセルデータを使いました。
申告書面の医療費のところで、このデータを反映させられるので本当に楽です。受診した医療機関別での集計だけになると更にラクだけど。それだと家族の中の誰がどの医療機関を受診したのかが分からないってことなので仕方ない。1つの医療機関に何度もかかっていたら、行をわけずにその医療機関のセルへ追加するだけです。
ふるさと納税の6箇所以上あっても手間なしカンタン入力
ふるさと納税の寄附先も1箇所ずつ証明書に書かれた自治体名と住所を入力しなくちゃいけないんだと前回までの申告の際にコツコツ入力していた私…
『○○県△△市 ほか』
と1箇所の自治体の名前と住所だけ書いて、ふるさと納税した寄附金の総額を入力すれば終了でした。(今回、入力した内容を参考までに↓)
中古品買取サイトの収益の一部を寄附した場合
“ブランド売るならブランディア♪”で有名なブランディアで買い取ってもらったものが、十数万円になったので端数の数万円をちょくちょく名前を聞くNPO法人へ寄附しました。そのことをすっかり自分では忘れていたものの、ご丁寧にNPO法人より寄附証明書が送られてきたので、ありがたく活用させていただきました。
全ての寄附金額を終えて反映されると、以下のように表示されました。
NPO法人に寄附したハズなのに『政党等寄附金等~』って表示されてビックリ!政党には一切寄附はしていないのに… 公文書って本当に好きよね「等」って一文字。「等」をつければ全部ひっくるめてしまえるマジック。
提出方法はデータ作成後でも変更できる
全ての入力が済んだら申告書面を印刷して、直接提出か郵送するか。今回、例年同様郵送提出しようと思っていたけれど、昨年から郵便料金のエグい値上げと到着日数がかかるようになったのでデータ作成当初の予定を変更しイータックス申請にしました。
令和7年1月から申告書を提出する際に、受領印(正しくは収受印)が押されないって案内があったので、郵送方法をレタパにしても控えに受領印がされないのは不安ゆえ、イータックス申請に変更しました。
手続方法を変更するのは、すごくカンタンだったけど、そのイータックス申請が本当に。。。。
イータックス申請については改めてお伝えしたいと思います。