うちの学校のPTA会計期間は4月1日から翌年3月31日ということが昨年のPTA総会資料にあったPTA会則に記載があって判明しました。セルコ(私)は、web配信された総会資料をわざわざ印刷して読み込んでいる物好きな人種ですが、一般的にはどうなのでしょうね?PTA活動に情熱を注ぐ人たちを除くと、会則をじっくり読み込むために印刷する人って…いる??
PTA役員になった理由は…
私がPTA役員になった理由は、いくつかあって
①3人の子供が全て小学校に入学したから
②ポイント制なのにずっとゼロポイントきめこんできたから
③仲良しママと一緒にやれるチャンスだったから
④学校のことをもっと知りたいと思っていたから
PTAのポイント制について賛否両論ありつつも、すぐに撤廃される気配もなさそうだし、いつまでもシラを切り通すこともストレスですし。面倒なことを、いかにポジティブにアクションするかということを念頭においた結果、タイミング的に今年がピッタリだったという理由です。
『やらなくてはならないことなら、楽しくやりたかろう ホトトギス』
というモットーです。今年の1月に開催された「PTA役員候補者説明会」的なものに参加したときに、図工室の4人掛けテーブルで一緒になった3人のうち1人は長男の組のママ友ちゃんで、残る2人は在校生のママさんであるとともに、うちの長男と同じタイミングで下のお子さん達が入学してくるということだったので、将来の同じ学年ママさんだったので、良い雰囲気の中で説明会のお話しを聞いていたわけです。
私たちが共通していたのは①新入生のママ②PTAのこと何も知らん③保育園・幼稚園での役員経験はあるけど面倒くさいこと嫌いということでした。
PTA役員は情熱を持って、PTA会員のために働くべき?
PTA役員になる人は子供の未来を考える情熱的な人か、やりたくないけど順番が回ってきたり、クジで当たったり、指名されて断れなかった等々「しぶしぶやるハメ」系の人というイメージでした。実際、自分がPTAのしかも役員をやることになるなど、去年の今頃は思ってもいなかったし。1年前の今頃は、Googleデータアナリティクス講習の課題をこなすのと、息子や我が家にとって最後の保育園生活を送る思い出深い日々だったのと、義父が急逝して相続問題の渦中にいたので、全く念頭にありませんでした。
ポイント制のPTAですが、各学年のクラス数も4クラスあり、1クラスに30人前後の児童がいるので「このままノーポイントで逃げ切れるのでは???」と、思っていたくらいですから。
実際、役員として始動しだした今でも、気持ちの上では「できるだけサボりたい!手を抜きたい!何なら仕事と家庭と育児の合間の休憩場所にしたい!」という情熱しか沸いてきません。ただでさえ、仕事と家庭の板挟みになっているワーママが、何を思ってPTA活動に時間を割くのか…
その時間があるなら、自分の“プライベートな時間に”費やしたい気持ちでいっぱいです。そのように無理矢理、時間を生み出した先に家事が進められるわけでもなく、家族の時間が増えるわけでもなく「はじめまして、こんにちは。どちらさまでしたっけ?」というレベルの相手と組織運営をしていかなきゃいけないことが、今日までの怨念やPTA怖い話につながっているのでしょうが。
月1の運営会議に「うちのPTAは子連れOK」とうたえば気軽でしょ♪と思っている点も、私としては「そういうことじゃなくてね…」とツッコみたくなっています。
私の中の正義感が「文句があるなら義務をはたしてから!」と言っていて、PTA活動に取り組んだこともないのに、あーしろこーしろって言うのは違くて、文句言うつもりもないけど、子育て中は何かとイライラ(特にメインで子育てしている親は)しがちだから、日常のささやかな幸せを感じるためにも、せっかく思いやりから生まれたPTA活動なのだから、参加するなら有意義な時間にしたいよね!と。
そんな、ゆるりとした心持ちで、役員に名乗りをあげた人もここにいます。
PTA役員になるなら、目指すべきゴールとは?
せっかく話題性のある組織に属すのですから、何か手応えを感じたいし、任期2年をやり終えたときの達成感を得るためには、どう捉えたらいいかなと思いながら、仕事の合間にPTAについての関連記事を読みふけっている今日この頃です。
そんな中で、とある記事が目に付きました。
『MBAよりPTA!本物の仕事力を鍛えるのにPTA活動が適している理由』
2014年頃の記事ですが、ビジネススクールを経営されている方がPTA会長にお就きになられた時のことが書かれています。MBAとは経営学の専門的な知識やスキルを習得したことを証す学位でMaster of Business Administrationの略です。アメリカのプロバスケットリーグはNBAです。似てますが頭脳か運動センスか大きく違います。
PTA活動とビジネススキルがどう関わっているのかということについてのお話しが書かれていました。MBA資格を持ってる方達が机上で議論しているよりも、PTAや地域活動をやったほうがよっぽどビジネススキルが高まると。
PTAって保護者である母親や父親、地域の方々や先生たちの集まりで、そんな「人種のるつぼ」を相手に、あれこれ議論して話を前に進めていかなきゃいけないから、まずコミュニケーションスキルが格段にあがると。消費の中心は主婦やシニアの方たちだから、その人たちが何を求めていて購入するに至るプロセスを理解するにはPTA活動は非常に有効だと言っていました。企業はサービスを提供して、そして収益を得ているのですから、押しつけるようなことをすれば客は買おうと思わないし、客の要求や欲求つまりニーズやウォンツを見つけられなければ商売にならないわけで。
確かに、PTA活動は子供と保護者、先生や地域の方々が何を必要としているかを把握しなければ、組織としての役目が果たせない部分はあると思います。
記事には色々なことに触れていましたが印象的だったのは「PTAは目指すことを、はっきりさせる必要がある」ということでした。企業そして子育てにしろ、身近なところでいえば貯金や投資といったことにしろ、目指す方向性がハッキリしていなければすぐに頓挫してしまったり、疲労感が蓄積したりしますよね。
今月から就いたばかりの新人役員としては「できることから、できる範囲で、分担して…子供たちの成長を見守っていく活動です」と言われても、具体的なto doをまず教えていただかないと、できるのかできないかの判断ができませんということなのですけどね。
私の個人的な目指す方向性としてはPTA活動をやった先に自分にとってプラスのスキルや経験が身につくことがいいなと思っています。
先程の記事にもあったようにビジネススキルが高められたりということも魅力的です。デスクワークで同僚や決まった客先としかやりとりがないと、営業力みたいなものはいつまでたっても身につきませんが、波乱の世の中において営業力の土台になるコミュニケーションスキルというのは、必須のスキルだと思います。
私自身コミュニケーションスキルに困ることはそんなにありませんが、苦手な人をつくらないようにする方法は欲しいです。そして、現在会計担当として就任したわけですが、まだ実際に何も活動してませんが、マネーリテラシーは相当身につくと思っています。
なので、「PTA役員やったらこんなメリットがあるよ」という時には、マネーリテラシースキルが爆上がりするよ!!と言いたいかもしれません。
というわけで、私がコッソリと目指すべきゴールは
「PTA役員やったらマネーリテラシースキルが爆上がりするよ!!」
ということにしたいと思います。
マネーリテラシースキルとは何かというのは、次回に触れさせていただきます。