PTAの役員をやることになりました。その⑤

我が家は3人姉弟の構成で小5姉・小3姉・小1弟という3人が今年度から小学校へ通っています。上2人の時は学校で使うモノの管理だとか用意だとか、私から口を挟むことはほとんど無く、娘の方から「これ使うから用意して」とオーダーがあったり、学校のプリントを見せてもらったりしていました。母である私のキャパは毎日オーバーしていたので、彼女たちなりに気遣ってフォローしてくれていたことに今更気づくのですが、新入生の息子といったら…

入学2週目にして学校から支給された、連絡ノートと音読用の教科書を無くすし、プリントを出せと言っても謎の反論からのガチ切れとかで、相当面倒くさい存在になってきてビックリです。

私がPTAになった(ならざるを得なかった)のは、小学生を持つ母として5年も経っているのに、学校のことや小学生の扱い(特に男児)がサッパリ分からなかったからでもあります。

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フルタイムワーママがPTA役員をやれるのか?

新年度が始まり、PTA役員としての本格稼働がスタートしましたが、先輩役員さん達がLINE上で様々な予定について報告しあっている日々の中、自分が何をすれば良いのかわからず、同じく新米役員のママと「いろんなところで、いろんなことが起こってて、私は正直話についていけてないけど大丈夫かな???」と不安を吐露しあったりしています。

LINEでしか状況がわかりませんが、きっと先輩方の胸中も「大丈夫、2年目の役員も、ほぼよくわからないまま状況に身を委ねているから」ということかなと。

役員活動では4月・5月の稼働が年間予定の中で1番多忙を極めるということを、昔役員をやっていたママから聞いていたのを思い出しました。うちの学校は5月に運動会があるので。子供たちだって入学や進級して早々に運動会でのダンスや競技の練習が続くのだから、学校全体が忙しい時期が6月上旬まで続くのかなと。

結局、「4月、5月は何だか忙しそう」ということは分かったものの、やっぱり役員の活動についてはわからず…。特にお金の管理担当として会計の任についたにもかかわらず、先輩役員さんが取り仕切ってくださっているので、待機が続いています。

この状態がずっと続くのなら「ワーママだってPTA役員やれるわ~」という気分になりました。

PTA役員やってみたらマネーリテラシー爆上がりしちゃう?

私は普段、法律事務所の事務員として働いていますが、日々大人の抱える深刻なトラブルを弁護士と一緒に解決するお手伝いをさせていただいています。主に資料作成という名のコピー取りや、裁判所や自治体そして相手方の代理人など多方面の方々とやりとりする機会があります。大人の抱える深刻なトラブルには金銭的なことがつきものです。裁判を起こすきっかけだって金銭的なことがほとんどなのが一般的なイメージではないでしょうか?

そうした大人の抱える深刻なトラブルを20年近く間近でみたときに、近年こぞって推し進められている「マネーリテラシー」というものが、貯金とか投資などのありきたりなお金に関する知識うんぬんではなくて、「人との付き合い方、自分の感情をコントロールする」ことにあると思ったのです。

お金を増やすも減らすも「なぜ使うのか?」「どう使うのか?」というのが基本です。そして、お金を使う機会を与えられるのは「人」が絡む時がものすごく多いのではないでしょうか。お金を増やす、貯めるためにはその使い方に気を付けなければいけません。たくさんお金を稼げば絶対に貧乏暮らしにはならないと思い込みがちですが、自己破産の申し立てをされる方々は無職ではありませんし、むしろ経営者だったり正社員である方がほとんどです。

例えば、ロマンス詐欺でも相手のことをよく知らないけれど、何度もネットでやりとりしているうちに真剣になってしまい、相手を助けてあげたいがためにお金で何とかなるならばと、援助をしたつもりが…とか

子どものために良い環境で育ててあげたい。そのためには、自分の頃は習わせてもらえなかった習い事や、腕の良い先生がいる教室へ通わせてあげたい。我が子がその気ではないけれど…とか

教育費は歯止めが利かなくなる費目ナンバー1だと思うし、独身であっても自己投資という名で使い始めたら中々途中でやめづらいです。日ごろの自分への頑張ったご褒美なども「それで何度目?今月のねぎらいするの」みたいなことも多々あります。このように自分以外の誰かに対する思いを形にしたいときや、自分を励ましたりする時にお金が動きませんか?

PTAという他人とは100%言い切れないコミュニティに所属することで、人との関わりがあり、その中で自分の感情が揺さぶられる場面がたくさん出てきます。任期を終えるころまでに楽しい思い出としてしめくくれるのか、ウンザリする思い出になるのかは分かりませんが、仲の良し悪しに関係なく形成されているPTAという組織内でマネーリテラシーの向上を目指すには最高のシチュエーションではないでしょうか。

PTAの役員をやることになりました。その④

うちの学校のPTA会計期間は4月1日から翌年3月31日ということが昨年のPTA総会資料にあったPTA会則に記載があって判明しました。セルコ(私)は、web配信された総会資料をわざわざ印刷して読み込んでいる物好きな人種ですが、一般的にはどうなのでしょうね?PTA活動に情熱を注ぐ人たちを除くと、会則をじっくり読み込むために印刷する人って…いる??

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PTA役員になった理由は…

私がPTA役員になった理由は、いくつかあって

①3人の子供が全て小学校に入学したから

②ポイント制なのにずっとゼロポイントきめこんできたから

③仲良しママと一緒にやれるチャンスだったから

④学校のことをもっと知りたいと思っていたから

PTAのポイント制について賛否両論ありつつも、すぐに撤廃される気配もなさそうだし、いつまでもシラを切り通すこともストレスですし。面倒なことを、いかにポジティブにアクションするかということを念頭においた結果、タイミング的に今年がピッタリだったという理由です。

『やらなくてはならないことなら、楽しくやりたかろう ホトトギス』

というモットーです。今年の1月に開催された「PTA役員候補者説明会」的なものに参加したときに、図工室の4人掛けテーブルで一緒になった3人のうち1人は長男の組のママ友ちゃんで、残る2人は在校生のママさんであるとともに、うちの長男と同じタイミングで下のお子さん達が入学してくるということだったので、将来の同じ学年ママさんだったので、良い雰囲気の中で説明会のお話しを聞いていたわけです。

私たちが共通していたのは①新入生のママ②PTAのこと何も知らん③保育園・幼稚園での役員経験はあるけど面倒くさいこと嫌いということでした。

PTA役員は情熱を持って、PTA会員のために働くべき?

PTA役員になる人は子供の未来を考える情熱的な人か、やりたくないけど順番が回ってきたり、クジで当たったり、指名されて断れなかった等々「しぶしぶやるハメ」系の人というイメージでした。実際、自分がPTAのしかも役員をやることになるなど、去年の今頃は思ってもいなかったし。1年前の今頃は、Googleデータアナリティクス講習の課題をこなすのと、息子や我が家にとって最後の保育園生活を送る思い出深い日々だったのと、義父が急逝して相続問題の渦中にいたので、全く念頭にありませんでした。

ポイント制のPTAですが、各学年のクラス数も4クラスあり、1クラスに30人前後の児童がいるので「このままノーポイントで逃げ切れるのでは???」と、思っていたくらいですから。

実際、役員として始動しだした今でも、気持ちの上では「できるだけサボりたい!手を抜きたい!何なら仕事と家庭と育児の合間の休憩場所にしたい!」という情熱しか沸いてきません。ただでさえ、仕事と家庭の板挟みになっているワーママが、何を思ってPTA活動に時間を割くのか…

その時間があるなら、自分の“プライベートな時間に”費やしたい気持ちでいっぱいです。そのように無理矢理、時間を生み出した先に家事が進められるわけでもなく、家族の時間が増えるわけでもなく「はじめまして、こんにちは。どちらさまでしたっけ?」というレベルの相手と組織運営をしていかなきゃいけないことが、今日までの怨念やPTA怖い話につながっているのでしょうが。

月1の運営会議に「うちのPTAは子連れOK」とうたえば気軽でしょ♪と思っている点も、私としては「そういうことじゃなくてね…」とツッコみたくなっています。

私の中の正義感が「文句があるなら義務をはたしてから!」と言っていて、PTA活動に取り組んだこともないのに、あーしろこーしろって言うのは違くて、文句言うつもりもないけど、子育て中は何かとイライラ(特にメインで子育てしている親は)しがちだから、日常のささやかな幸せを感じるためにも、せっかく思いやりから生まれたPTA活動なのだから、参加するなら有意義な時間にしたいよね!と。

そんな、ゆるりとした心持ちで、役員に名乗りをあげた人もここにいます。

PTA役員になるなら、目指すべきゴールとは?

せっかく話題性のある組織に属すのですから、何か手応えを感じたいし、任期2年をやり終えたときの達成感を得るためには、どう捉えたらいいかなと思いながら、仕事の合間にPTAについての関連記事を読みふけっている今日この頃です。

そんな中で、とある記事が目に付きました。

『MBAよりPTA!本物の仕事力を鍛えるのにPTA活動が適している理由』

2014年頃の記事ですが、ビジネススクールを経営されている方がPTA会長にお就きになられた時のことが書かれています。MBAとは経営学の専門的な知識やスキルを習得したことを証す学位でMaster of Business Administrationの略です。アメリカのプロバスケットリーグはNBAです。似てますが頭脳か運動センスか大きく違います。

PTA活動とビジネススキルがどう関わっているのかということについてのお話しが書かれていました。MBA資格を持ってる方達が机上で議論しているよりも、PTAや地域活動をやったほうがよっぽどビジネススキルが高まると。

PTAって保護者である母親や父親、地域の方々や先生たちの集まりで、そんな「人種のるつぼ」を相手に、あれこれ議論して話を前に進めていかなきゃいけないから、まずコミュニケーションスキルが格段にあがると。消費の中心は主婦やシニアの方たちだから、その人たちが何を求めていて購入するに至るプロセスを理解するにはPTA活動は非常に有効だと言っていました。企業はサービスを提供して、そして収益を得ているのですから、押しつけるようなことをすれば客は買おうと思わないし、客の要求や欲求つまりニーズやウォンツを見つけられなければ商売にならないわけで。

確かに、PTA活動は子供と保護者、先生や地域の方々が何を必要としているかを把握しなければ、組織としての役目が果たせない部分はあると思います。

記事には色々なことに触れていましたが印象的だったのは「PTAは目指すことを、はっきりさせる必要がある」ということでした。企業そして子育てにしろ、身近なところでいえば貯金や投資といったことにしろ、目指す方向性がハッキリしていなければすぐに頓挫してしまったり、疲労感が蓄積したりしますよね。

今月から就いたばかりの新人役員としては「できることから、できる範囲で、分担して…子供たちの成長を見守っていく活動です」と言われても、具体的なto doをまず教えていただかないと、できるのかできないかの判断ができませんということなのですけどね。

私の個人的な目指す方向性としてはPTA活動をやった先に自分にとってプラスのスキルや経験が身につくことがいいなと思っています。

先程の記事にもあったようにビジネススキルが高められたりということも魅力的です。デスクワークで同僚や決まった客先としかやりとりがないと、営業力みたいなものはいつまでたっても身につきませんが、波乱の世の中において営業力の土台になるコミュニケーションスキルというのは、必須のスキルだと思います。

私自身コミュニケーションスキルに困ることはそんなにありませんが、苦手な人をつくらないようにする方法は欲しいです。そして、現在会計担当として就任したわけですが、まだ実際に何も活動してませんが、マネーリテラシーは相当身につくと思っています。

なので、「PTA役員やったらこんなメリットがあるよ」という時には、マネーリテラシースキルが爆上がりするよ!!と言いたいかもしれません。

というわけで、私がコッソリと目指すべきゴールは

「PTA役員やったらマネーリテラシースキルが爆上がりするよ!!」

ということにしたいと思います。

マネーリテラシースキルとは何かというのは、次回に触れさせていただきます。

PTAの役員をやることになりました。その③

4月に入り人生初の「第1回目PTA会議」に出席しましたが、その後もサッパリPTAについてのルールとか進行や目的が不明なまま、5月に執り行われる運動会に向けて、日々PTA関連のグループLINEでは頻繁にメッセージが飛び交っておりますが、何を読んでも既読スルーをしているセルコ(私)です。

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PTA役員になってみたけど、役割分担の意味がサッパリでした

PTAと名の付くものには「役員」と「実行委員会」とがあり、役員は新役員と2年目役員で合計25名、実行委員会は合計で90名以上?いるようでした。月イチで実施されるPTA会議に出席するのは役員25名と各実行委員会の委員長&副委員長と学校側のようです。だから1つの教室が一杯になるかならないかぐらいの人数であるところ、「できることから」がスローガンなので全員が絶対に出席というわけでもありませんでした。

学校によっては、きっと何を差し置いても「強制参加!」みたいなところもあるのでしょうね。うちの学校のPTAも、たった数年前はそんな雰囲気を漂わせていたらしいです。ネットでPTAがらみの検索をすると「集まること」も強制的な団体も多いのでしょうか。うんざりしているご様子が描かれたブログをよく見ます。

昨年の11月ぐらいに新年度に向けたPTA役員の募集が始まり、その時に当時役員をしていたママ友さんから声をかけられ、説明会があるから覗いてみてと言われたので行ってみたのが、そもそもの発端でした。

説明会では役員の仕事は「月に1回の役員会に出席し、運動会等の学校行事のお手伝い、近隣の学校や地域の方々との交流があり、かけがえのない貴重な経験を積むことができます」とのお話しがありました。

自分の地元でもなく結婚を機に転居してきたエリアなので、地域への愛着も強い方ではなく、フルタイム勤務だから実行委員会のように平日の昼とか夜に集うのは難しいし、ポイント制を導入しているPTAなので、卒業するまでに児童1人に対して2ポイント(最低でも1ポイント)取得する必要があるため、面倒くさいけど末っ子が入学するタイミングで任期2年の役員になれば、在校中の我が子3人分におのおの2ポイントが与えられるということで、引き受ける心づもりをしていたわけです。

だから「役員はやるけれど、できるだけ稼働時間が少なめな担当がいい!」と思って、会計を選んだのですが、会計業務以外にも学校行事のお手伝いもやるのです?という展開でして…

いやー、想定外でした。長女がコロナ禍で入学したので、イベントもそんなになかったし、子ども達の情操教育的なイベントとか、広報的な担当はそれぞれ実行委員が活躍されるだけなのかと思ってたし、役員の中でも実行委員のサポート的な役割分担決めがあったから、会計なんて本当に金銭出納と管理だけだと思っていたのに、子供たちのための校外イベントとか校内イベントとか、バンバンお声がかかるのです。

PTA役員の中でも会計は数字に強い人じゃないとダメなの?

会計業務が出来る人は数字に強くないとダメなのかなって思うじゃないですか。実のところ、私は数字にあまり強くありません。投資をやっていたり、仕事で経理業務も兼任しているし、何十年も前に日商簿記3級を取得するというところまではやりましたが、暗算とか割合なんかの%計算は本当に苦手です。計算機とエクセルで何とかなるじゃんと逃げるタイプです。「この割合がどうやって影響するか」みたいな難しい分析もできないし、そういった文章を読むのも苦手です。

けれど、出て行くお金と入ってくるお金の記録とか、元々あったお金が最終的にどうやって増えたか(減ったか)ぐらいはできます。でも、家計簿は続かないからつけてないし、お金の使い方もザックリです。「マイナスにならなければいい」という思考の持ち主です。それでも、役員で会計のお仕事を担当したいなと思ったのは、前年度のPTA決算書面で繰越金の額があまりにも大きすぎて、「こんなに多くて大丈夫!?」と心配になったことがキッカケです。

PTA役員になる前から思っていた疑問点

PTA関連でニュースになりやすいのが巨額の繰越金を横領した事案です。PTA関連に限らず、労働組合やマンション管理組合などの非営利組織では、ちょくちょく経理担当者による横領事件が起きたりします。ずさんな管理が原因とも言えるし、担当者のモラル低下が原因に繋がっていると思いますが、子供の学校のPTAにおける繰越金がここ数年、何百万も繰り越され続けていることを疑問に思っており、コロナ禍で予算消化できず会費徴収を続けた結果なのかと思っていましたが、決算書面もデータ配信だったためコロナ禍前のデータが残っておらずフツーの会員でしかない私には繰越金の流れが、さっぱりつかめないのがモヤモヤしていました。

PTA上部団体の日Pとか市Pのガイドラインを検索してみたところ、許容される繰越金のレベルは数十万だとか。出来る限り、その年度内で徴収した会費で運営し、繰越金を出さないようにするのが良いとされているようでした。

子供が保育園に通っていた時の保護者会での話になりますが、繰越金をゼロにするのも中々大変な作業でしたので、組織が解散にならない限りはゼロを目指すのではなく、なるべく少額の範囲に抑えるべきだと思います。多額の繰越金が無ければ横領されるような懸念もありません。

また、役員経験のある保護者さんたち数名から「会議費といいながら、役員の集まりの飲食代に使われている」というような話も聞きました。このご時世にPTA会費を飲食に使っているだなんて耳を疑いました。

確かに役員募集の際の説明会でもペットボトルのお茶を紙コップに注いで配布されましたし、現役員さんたちにとってそのあたりが、なぁなぁなのかなと。

自分が会計担当になってみたら、その辺の懸念事項に触れることも出来るし、役割と問題解決の一挙両得が出来そうだと思い始めたのです。

PTAの役員をやることになりました。その②

4月の第3土曜日の午前9時から、学校にて第1回目のPTA会議が行われました。学校の門の名前すらうる覚えだったので、校舎に入るところから苦戦する始末。現在、新校舎建て替え工事中だということもあり、旧校舎と新校舎の配置状況からつまづくありさま。おかげで、会議開始時刻から5分の遅刻でした。

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PTA役員になってみたけど、やっぱり何するか掴めない…

既に新旧の役員さんたちが着席されており、学校側PTAとして教頭先生と教務主任の先生が出席されています。学校側の役職だってそもそも分かっていない私ですが、教務主任さんは会社でいうところの専務みたいなポジションでしょうか?

校長先生は別件対応のため欠席で、保護者代表のPTA会長も外せない用事とかで欠席でした。前日のLINEでは「明日、第1回目なのにごめんなさい~」というフワフワっとしたメッセージが届いていました。本当に「できることから」が色濃く出てるなって思いました。

昭和女子な私からすると「初回なのに、会長も校長も不在って何??」でしたが。いまは令和だし風の時代だし、このくらいで行くのが普通なのでしょう。

着席された皆さんは、胸元に名前を自分で書いたシールを貼っていました。開会の挨拶があり、今日の各事項の担当確認があったあと、会長挨拶とか校長挨拶とか議事次第に記載されていましたが、議事次第も前日グループLINEで共有されていたPDFを参照するということで、スマホ操作しつつ話を聞きつつという感じで、ぜんぜん集中できなかったです。

そもそも、PTAのグループLINEが役員会・運営委員会・会計…といくつも立ち上がり、何度グループに招待されて自己紹介したことか。そして、役員会とか運営委員会の流れという動きですら把握できてないのに、当然のように会話が進められていくのです。あっちこっちで。それだけ盛んなやり取りがあっても、初参加者にしたらザワつくだけで、何も印象に残らず。結局、PTA役員になってみたけど、担当の仕事って何なのかよくわからないまま会議は進んで行きました。

PTAの会議って何時間かかるの?

午前9時から始まって、一時間後には各実行委員会の委員長らからの報告とご挨拶が終わりました。今日は会計監査が実施される予定になっていたので、PTA副会長と学校側代表の挨拶も終わり各実行委員からの報告も済んだので、いよいよ自分が担当することになった会計引継ぎ時間かなと思いきや?各実行委員会の委員長さんらが退室された後、今度はわたしたち役員だけの役員会が始まるとかで…

「さっぱりわからない」

と、私の中の福山雅治演じるガリレオの湯川教授がつぶやきましたよ。

仕事でもプライベートでも数々の会議に参加してきましたが、こんなに初参加の人を置き去りにするケースは初めてでした。共働き世帯がほとんどだというのに、この進行は無いだろうと、上唇ぐらいまで出かかりました。

事前に議事次第をこれまたグループLINEにて共有しているとかで、ここでもスマホ片手に会議です。ペーパレスで良いのですが、資料が紙で必要なケースなんじゃないかなと。予算案とか決算資料と、役員の役割分担決めに関しては資料を紙で用意してくれてましたが。

当該年度の予算案、新役員・2年目役員での役割分担、近々行われる運動会のボランティア関連についてなどが議題にあがってました。来年、自分たちが2年目に突入したときは、前年度の振り返りを伝えることと、今年度のおおまかに立てられた計画について説明することは大切だという、この所感を忘れないでおこうと思います。

午前10時から始まった役員会は30分程で終了しましたが、その後会計担当および会計サポート担当と現会計担当が残り、ざっと業務内容の説明を受けました。現会計担当はお一人で全てを管理してきた前年でしたが、新年度からは会計担当のほかに会計サポート担当を複数名置くことになり、新体制が始まるため、1人でやっていたことを、どうやって分散させるかという話がフワフワっと持ち上がって、とりあえず前年決算が終わるまでは、現会計担当の一人体制をキープするということで、6月ぐらいまでは特にやることが無さそうです。

午前11時過ぎには、会計監査チームの監査も終わり新役員・2年目役員全員で校舎内の一角でPTA広報用の集合写真を撮って解散となりました。諸々終えて帰宅したのは正午前です。

PTA役員になって現時点までで、わかったこと

役員になることが確定したのが、今年の1月下旬でした。在校生がいる保護者だからなのか、翌2月には役員グループLINEへの招待がありました。そして、そのグループLINE上で、現役員(2年目になる方々)と新役員の自己紹介コメントを書き込みました。この時点で、窓口になっていた役員さんとしか面識がない中で、自己紹介スタートです。何日かかけてそれぞれの自己紹介が済むや否や、「今後予定しているミーティングはコチラ」なるご案内分が箇条書きに発表されました。

3/○ 学校校内イベントボランティア

3/○ 運営委員会、新旧役員会

3/○ 委員長決め

などなど。え??新役員の仕事始まりって4月じゃないの??という疑問を浮かべている間もなく、それぞれの日程が近づいてくると、出欠確認のスケジュールアンケートが流れてきて、そして当日を迎え、また日程がくると出欠確認→当日。。。

ナニコレ?

「参加できる時だけで大丈夫ですから~」と言われたものの、新旧役員会とか顔合わせやら引継ぎやらがあって、結構大事だと思うけど。その日は息子の卒園式になっていたため欠席するしかなく。同じく卒園児ママだったママ友も、このたび一緒に役員をやることになったから、二人で「不参加でいいのかな???」と首をかしげてしまいました。仕方ないけれど…

その時の委員会・役員会の「運営委員会だより」なるものが後日、全会員宛に配信され、役員として確定している私たちにとって別途その日の会議内容が載った議事録も追ってグループLINE上で掲載されていましたが、データにしろ紙にしろ興味や関心がないと全然目にとまらないし、記憶に残らないですよね。

会議の議題は分かったけれど、結局知る必要がある部分に関しては何も知ることができず日々が過ぎて行きました。現役員さんからしてみたら、自分たちが抱える問題や、すべきことが最優先事項だと思うので、新役員が持つ認識の度合いがいかほどか?ということはあまり、重要視されないのでしょう。

結構大事だと思うのですけれどね、新入社員のスキルを把握しておくとか、知識のすりあわせをするとか、会社だとフツーのことだけどPTAは色んな方々の集まりだから、自分が普通だと思っていることを当然としては、いけないのだということだけ把握しました。

PTAの役員をやることになりました。その①

今年の4月から3人姉弟の末っ子も晴れて小学生になり、我が家は3人の小学生をかかえることになりましたが、実はまだPTA会員として1ポイントもついておらず、コレ以上逃れることも出来ず、このたびPTA役員をお引き受けさせていただくことになりました。(自分から)

PTAって何の略?ってところから始まります

長女が5年生になるまで、PTA活動には一切携わってこなかったので、PTAという組織については、本当に基本的なところから無知でした。ネットで「PTAとは」と検索したくらいです。

子供の小学校ではPTA会費は学校の教材費と一緒に銀行引き落としで徴収されます。小学校入学して間もない頃に開催される学年懇談会資料の中にしっかりと記載がありました。(が、引き落としになっているだけに気にもせず)学校の教材費とPTA会費を合わせて年に3回引き落としがかかっていたようです。

一世帯につき300円/月というのがPTA会費だったそうで、3人子供が児童として入学しても300円/月というのは変更されないということも、この度初めて知ったくらい、PTAに無関心でした。

Parent(ペアレント=保護者)

Teacher(ティーチャー=先生)

Association(アソシエーション=団体とか協会とか)

保護者と先生による集まりっていうのは薄々わかっていましたが、保護者会との明確な違いとかがよくわからず。PTAだよりみたいなチラシを子供が持ち帰ってきたり、PTAから一斉配信メールで総会資料とかが配信されても、いまいち活動内容がよくわからなくて…

入学式や卒業式にご挨拶するPTA会長というポジションは自分が小学生の頃から親しんできた役名なので、来賓扱いの偉い人って子供ながらに思っていましたが、自分が大人になった時に、どのように関わるのかというのはベルマーク集めたり?登校時の旗振りをする役目の人というイメージしかありませんでした。

PTAの役員って何するの?そもそもどんな組織?

長女が小学校に通うようになってから5年目を迎えるにもかかわらず、PTAという組織は一体何の活動をしていて、どういった組織作りをしているのかということも、分かっていませんでした。PTAの役員や委員(その違いもよくわかっていなかった)になる人は、子供が大好きでPTA活動にかける時間がある人なのかなと。

そのどちらでもない自分にとっては全く興味が持てず、活動報告やイベントについてPTAから配信や告知されたのも、ほぼ既読スルーという感じにしていたので。

私が把握していたPTA活動といえば、

・定番のベルマーク収集

・毎週火曜日の段ボールと古着回収

・こども110番(専用マークが学校周辺にあり、子供がトラブルにあった時にかけこめる店舗とか民家がある)

・近所で開催される地元の夏祭りでのパトロール

・運動会での誘導係

・情操教育イベントの開催(芸人さんを学校呼んで児童たちに見せる)

・役員決めと会費の管理

そんなところでしょうか。これらを仕事や家事育児の合間に参加することへの意義や反感のほうが、PTAの認知度が高い気がしていました。なので、今回役員をお引き受けする時は、事前に役員経験者のママ友や保護者さんに直接話を聞いて、どんな仕事内容なのか?ハードさは?人間関係のアレコレは?ということの情報収集をしました。

PTAには組織を運営している役員会と、上記であげたような活動を行う実行委員会があり、会費を払っているだけの人も会員として所属している巨大な生徒会みたいなイメージに到達しました。違うのかもしれないけど、私にはとりあえず一番しっくりきました。その大人の生徒会みたいなところで、どんな役目を果たすかということですかね。コミュニケーション力は高い方ですが、人と関わるのが好きではない私としては経理職も経験したことがあるので、やるとしたら会計がいいのかなと。

ただ、会計担当になる条件は「平日、学校や指定の金融機関(信金)に行ける人」という事だったので、平日は遠く離れたエリアに通勤している身としては、この係になるのは難しいなと諦めたりもしました。

組織運営に携わる役員は会長・副会長・会計のほかに書記という役割があり、委員会の委員となると、学年委員・成人委員・広報委員を大抵のPTAでは設けているようです。それぞれの委員会の呼び名が違うから、色んな委員があるように見えます。

会費を徴収して運営しているので、予算案を考えたり会計監査を実施して決算をおこなったり、総会で議決したりと生徒会よりは少し企業に近いのでしょうか。

何にせよ、PTA活動で時間を取られるなら、副業する時間にあてたいわ!というのが本音でもあります。(そういう人の方が多いのじゃないかと思っている)

PTA役員になってみたけど、やっぱり何するか掴めない…

うちの学校のスローガンは『できることからやろう!みんなで子供たちの未来をつくろう!』ということらしく、無理して会議に出る必要もないし、家の都合や体調が悪かったら、その時に出来る人がやるからOKみたいな雰囲気になってきたとか。それは、昨年度ぐらいに長く会長を務めていた方がお辞めになり、新しい会長が就任したからのようです。PTA情報をリサーチしていた時に、旧役員だったママ友が「前は酷かったんだけど、新しい会長さんになったらかなりやりやすくなると思うよ」と言ってくれたのが、重い腰をあげる1つでもありました。

うちの学校はポイント制を導入しているため、児童が卒業するまでに必ずや最低でも1ポイントを取らなければならず、同じ保育園から入学したママ友たちは大体1~2ポイントを既に取っていたようで、私がゼロポイントだと言った時には相当驚かれました。だって、本当にやりたくないのだもの。

やるなら末っ子が入学したタイミングで任期2年のしばりがあるけれど、在校している自分の子すべて同時に2ポイントがつく役員をやろうとの心づもりはありました。でも、PTA組織についてよくよく調べるほど、任意だっていうことと、ポイント制度は好ましくないってことが、上部団体にあたる市P(市PTA連絡協議会)のガイドラインにも記載されております。また、任意加入であることは入学時説明会でも当時のPTA役員さんから話がありましたが、退会についてや非加入についての説明は、3人のいずれの子供の時もなく、自分でPTA活動についてネット検索するまで、知りませんでした。これって適正化レベル(A:正しい~D:最悪)の中でCレベルでした。