年に1度の七夕の日。
毎年、この日が近づくと各所で笹が設けられ、その下に色とりどりの短冊が用意されています。
日本では小さい頃から短冊に願いを書くということが当たり前の風習としてありますが、10代を過ぎる頃にはだんだん短冊への願いも遠ざかってしまいます。
そもそも、短冊に書いた願い事は叶うものなのでしょうか?
七夕の短冊には願いを叶えるための書き方があった
あまり意識したことはないかもしれませんが、七夕の短冊は赤・青・黄・白・紫が使われます。
赤は感謝の思いを表したもの。
両親や先祖への感謝をあらわすという意味が込められています。
赤い短冊に書く願い事に適しているのは「両親が元気で長生きしますように」といったことや、ありがとうの気持ちを込めたものが良いそうです。
青い短冊には人間力や魅力のUPに適しているようで、自分を高めていくような願い事を書くのに向いています。
黄色い短冊には、より良い人間関係を築いていきたいときや、親しい人との仲が続いていくことを願うのにいい色です。
白い短冊は決意表明したいことを書くのに向いているので、「禁煙したい」とか「ダイエットを成功させたい」といった願い事をするのに良い色です。
紫の短冊は学業面に向いているとか。
「志望校に合格したい」とか「成績UP」といったお願い事をする時にはこの色がオススメです。
どの色の短冊で書くにしろ、お願い事を書くときに大切なのは言い切ってしまうこと。
よく見かける「○○になりますように」という書き方ではなく、「○○になる」や「○○する」という決意表明のような書き方のほうが効果が上がるとか。
私も結婚する前の婚活中にこのことを知ってからは「結婚することができました」と決意表明というか、その上をいく事後報告型のかなり前のめりな願い事の書き方をしていましたが、おかげさまで願いを成就させることができました。
全国、いや全世界から願い事が発信される七夕ですから、強固なまでの願いのほうがいいのかなと思って。
どうせ願い事をするなら超本格的な場所で!
そんな風に本気を出して七夕に取り組んでいた私ですが、上には上がいらっしゃいます。
恋愛成就で有名な京都の地主神社では、毎年七夕に「恋愛成就の七夕祭」というのが執り行われます。
「七夕こけし」という織姫と彦星にみたてた一組の紙製のこけしに、自分とお相手の名前を書いて、本田の笹につるして恋の願掛けをするというもです。
お相手がいなくても、理想のタイプを簡単に書くことで「恋愛成就七夕祭」に参加できるとか。
この七夕こけしは郵送で取り寄せることもできるようで。申込み後1週間~10日で送られてきて、必要事項を書き地主神社へ7月7日までに返送するとお祭り当日までに、笹に結び付けてもらうことができ、7日当日の午後2時前に実際に神社でお祓いを受ける方と一緒に祈祷してもらえるそうです。
なお、神社窓口では7月7日当日まで七夕こけしの授与を行ってくれます。
ここまでの本気っぷりは見事です。
毎年きっと沢山のカップルが誕生しているのではないでしょうか。
七夕というのは堂々と願い事をかけられるイベントでもありますから、ハッキリとした願いをお持ちの方には絶好のチャンスとなる日になるでしょうね。
いま片思い中の人も、好きな人がいなくて出会いを求めている人も、今年の七夕には七夕こけしに願いを込めてみるのはいかがでしょうか?