年々、夏の訪れが早くなってきている気がしませんか?
私にとってはツライ花粉症のシーズンを終え、やっと心置きなく外出を楽しめるようになったかと思うと、暑さと一緒にジメジメシーズン到来。
カラッと晴れた日でも、なんとなく疲労感がとれず体調がすぐれないと出かける気分になりません。
それでも、子供といると暑い日でもお外遊びは外せないワケで。
夏の暑さにも負けない強靭な体力は一体どうやって身に着ければいいのでしょうか?
夏バテのスタートは梅雨時から始まっている!?
青空が広がる夏の前には必ず梅雨の時期を迎える日本。
梅雨を避けることは出来ないとわかっていつつも、毎日ジメジメ蒸し蒸ししていると気持ちの切り替えも簡単ではありません。
雨が多くなる梅雨の時期は、気圧が低下しやすく低気圧は自律神経に影響を与えると言われています。
気圧の低下にともなう血圧の低下や血管の膨張による頭痛を引き起こす事もあり、身体にダルさを感じて具合が悪くなったり、気分が落ち込んでしまったりすることがあるそうです。
私自身はいままで梅雨の時季にこういった症状が気になったことはありませんでしたが、職場の先輩が毎年梅雨入りすると「低気圧のせいで体調が…」といって病院通いをしていたので、気圧の変化が体に及ぶことがあるのかなという風に思っていました。
こんな症状は梅雨バテかも!?
梅雨の時期は身体がダルくなったり、気分の落ち込みや食欲の低下したりと、梅雨空に似たスッキリしない症状に悩まされている人が多くなりがち。
それらを最近では「梅雨バテ」と呼ぶそうですが、主な原因を具体的に見ていきましょう。
まずは先述したように気圧の変化。
続いて日照時間の低下。
梅雨の時季は雨の日が多くなる事で日照時間が低下し、ビタミンDが体内に作られにくくなり、それによってうつになりやすいと考えられています。
そして梅雨といえば高温多湿。
ジメジメとした気候だと、かいた汗の蒸発がうまくされないため熱や水分が溜まってしまい、むくみを引き起こします。
また悪天候により外出が減り、運動不足気味になるやすい。
雨が降ると外出を控える人が多くなるため、家にこもりがちで運動量が減る事によってストレスが溜まりやすくなってしまいます。
こうした症状を抱えたまま、梅雨明けを迎えて、更に暑さが厳しくなる夏の本番となるのですから、体がますますダメージを受けやすくなってしまうのです。
梅雨バテをやわらげる食事法
運動不足気味になるとは言え、湿度の高い日々や雨の日の外出などは疲れが出やすいものです。
疲れが溜まると疲労物質が身体の中に作られますが、その対策として昔からクエン酸が良いと言われています。
まずは、手軽に用意できるクエン酸が含まれているお酢やレモンを摂取して、疲れを溜めにくい身体づくりを目指しましょう。
おすすめなのはレモン水です。
起床時の水の摂取は自律神経を整えてくれる働きがあるそうなので、寝起きの1杯としておすすめです。
次にレバーや卵・ほうれん草や小松菜・納豆・枝豆など鉄分が含まれているものを摂取する事で、酸素を身体に行き渡らせる効果が期待できます。
大地に雨が降り注ぐように、特に湿度の多いこの時季の私たちの体内にも水は必要です。
成人で1日必要とされる水分量の目安は「体重×50ml」。
計算すると意外と多く感じるかもしれませんが、そのうち食事から取れる水分と、代謝の際に生成される水分量を除けば、1.5Lから2Lぐらいが気をつけて取りたい水分の摂取量となります。
水分の種類も、ジュースやお茶類ではなく、できるだけお水を飲むことで、体に余計な負担をかけることなく必要な水分を体に取り入れられることとされています。
また、暑さをやわらげるために冷たすぎるものを摂りすぎると、今度は腹痛や下痢を引き起こしやすくなってしまうので、冷たすぎる飲み物の飲みすぎには注意しましょう。
体内に溜まった余分な水分や湿気を排出させるためにも、きゅうりやとうもろこし・大豆・ごぼう等の利尿作用がある食べ物を取るのも忘れずに。
梅雨バテだけじゃなく、夏バテにも共通した食事法は、ダメージが酷くなる前に出来るだけ毎日の生活に取り入れたいきたいですね。