妊娠中は食べ物から薬からいろいろと制約があります。
つらいツワリの時期が過ぎたと思って食欲も復活しはじめた頃、今度はお通じの悩みが勃発したりしませんか?
妊娠初期から後期まで安全な便秘対策はある?
妊娠初期は不安定な時期なので、体力よりも精神的に不安になったり心配になったり。
安定期に入るまでずっとソワソワしますよね。
気持ちだけでなく、ツワリも始まり体調も良好じゃないことが多いです。
私は、一人目の時も二人目の時も吐きづわりが酷く、食べたいのに食べたくないといった症状が安定期まで続いていました。
今度の3人目でも、やはりツワリはありましたが、今度は食べづわり。
何か口にしていないと気持ちが悪くなってしまい、4ヶ月で体重が7キロ増えてしまいました。
妊娠初期はこうしたトラブルが続いて、普段はお通じのトラブルがなくても便秘気味に。
トイレでいきむことは、普通であれば何でもないことなのに妊娠中となると、いきむことすら心配になります。
あまりにも酷い便秘になりそうな時は、病院で妊婦でも服用できるマグミットというお薬を処方してもらっていました。
いきむぐらいなら薬のチカラで問題解決をしてしまいたい。
でも、いくら産科のお医者さんに処方されているとはいえ、やっぱり薬の服用は避けたいものです。
となると、1番は食事の見直しが副作用もなく安全な方法と言えるでしょう。
無理なく簡単に効果が出るものとは?
一般的に便秘改善で必要な食材といえば、食物繊維が豊富なものですが、妊娠中はあまり取り過ぎない方がいい食材もあります。
たとえば、海草はカロリーも低く食物繊維が豊富ですが、手軽に食べられるひじきは以前イギリスの食品規格庁の検査データで、ヒ素が検出されたと発表されました。
この件に関して厚生労働省の発表では、多量に食べなければ大丈夫ということで、体重50kgの人なら1日当たり4.7g以上を連続して食べなければ、WHO(世界保健機関)が規定する15μg/kg体重/週(体重50kgでは1日当たり107μg)を超えることはないとしています。
多量に食べなければ大丈夫と言われても、多量がどの程度がいちいち計量してまでひじきを食べるのも何だかなと思ったものです。
妊娠中は自分ひとりの体ではないだけに、わずかな危険性も極力避けたいわけで。
また、海藻類にはヨウ素が含まれるものが多くあります。
ヨウ素を大量に摂取しすぎると、まだ内蔵機能の未熟な赤ちゃんにヨウ素が蓄積され甲状腺機能低下症を引き起こしてしまう可能性があるのです。
甲状腺機能低下症というのは、生まれつき甲状腺ホルモンの分泌に異常がある疾患です。
甲状腺ホルモンは、赤ちゃんの脳や骨の発達にかかわるとされている重要なホルモンの一種で、成長には欠かせないホルモンです。
こうしたケースは、新生児のうち3000人〜5000人に1人の割合で発生するといわれていますが、早期発見ができた場合にはホルモン分泌の異常を正すことが可能なため心配はないようですが、発見が遅れると知的障害や発育に遅れが出る危険性があるとされているので、注意しなくてはいけません。
本当にごくごく稀なことだと思いますが、何にせよ赤ちゃんにもしものことがあったらと思うと、避けられることは出来るだけ取り除きたいものですよね。
残るはキノコやゴボウやコンニャクといったものが食物繊維が豊富とされるものですが、これらをずっと食べ続けるのも飽きてしまいます。
実際、私はこうした食材をせっせと口にするようにしていましたが、食べ続けたわりにすぐに効果が出たわけでなかったので、途中で挫折してしまいました。
そのほか、妊娠前は水を多めに飲むとお通じが解消していたので飲むようにしていましたが、今度はむくみが出てしまい。
八方塞がり状態になっていました。
そんな矢先、実はとんでもなく身近なものが便秘をスムーズに解消してくれたのです。